クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー316】《与える》 

【ある日のコーチング・カレンダー316】《与える》

ある方のメールに学ぶ。

与える。                         

オフィスKIURACH《愚痴る前に》を読み、辻ドクターの講演会の話を思い出しました。辻さんはチームワークを保つことについて、下のことをおっしゃっていました。
「チームワークのため」といって自分を犠牲にする人がよくいる。しかしこのことは本当にチームのためになっているのだろうか?チームワークに徹するということは、自分を犠牲にしてチームに貢献するという意識を想像させる。すなわちこれは自己犠牲を払ってでも、チームの勝利のためには「耐え」なければならないという考え方だ。
一方、最高のチームワークには「耐える」ことよりも「与える」という試行で構成されるという考え方もある。すなわち、与えれば必ず自分に返ってくるという哲学の元に生まれたチームワーク論だ。全員が自己犠牲の精神でなく自分のもてるものを「与える」思考に徹することができれば、最高のチームワークができることだろう。しかし、「与える」という精神を徹底することは、「耐える」精神を徹底することよりも更に難しいことである。
「耐えながら」の精神で行動するか、「与える」精神でいるかは、個人の判断であって、どちらでもよい。ただ、コーチを含め全員でチームにおける法則をしっかり徹底することが大事なのだ。
今度、クラッチ監督が読んだ『弱さを強さに変えるセルフコーチング』も読んでみようと思います。ただ自分の頭の中で消化できていても実行することはなかなか難しいです。心の選択肢を増やすという意味でこれからも様々な本を読んでいきたいです。長い書き込みすみませんでした。

という凄い書き込みがありました。この人はよく鋭い意見を届けてくれます。今回の書き込みで心が動きましたので少しチームということを考えてみました。チームの成立する条件に良く使われる「チームは一人の為に、一人はチームの為に」という言葉が直ぐに頭に浮かんでくる。この言葉を 畷北のチームや体育型の授業「スポーツ教養学」で年に一度は提案し、考えさせる材料に必ず使います。ほとんどの部員や生徒の心に残る言葉として、後々に浮上してきます。
それが「勝ち負けに一喜一憂する心。心と言う文字にすがる気持ちが汗となる。本当の心を育てる 畷北でありたい」とか、
「チーム貢献としての自分の居場所探しをしよう!」とか、
「自分のできることを一所懸命やれ!」とか、
「愚痴る前にできることがあるはず」などを言い続けている。
それが最近では「他人のあら捜しや他人のことを言う前に、自分はどうなんだ」という言葉に集約されている。
監督やコーチは選手を本番(試合)で成功させるために、色々な方法で手段を伝えようとする。それが時には強く、時には優しく、時には冷たくと表現が変わる。でも、一人の選手、チーム全体の選手の能力を機能させるためにやることである。指導者は単なる技術の伝道者ではない、生身の人間が行動する心の指導に繋がる訳である。いくら素晴らしい技術論を持っていても、それを動かす人間の心が伴っていなかれば、決して成功しない。

最も困る選手、高い技術を持っていながら前向きじゃない選手。
次に困るのは、努力せずして僻みっぽい選手。
次に困るのは、「どうせ俺なんか」とチームに属しているだけで前向きじゃない選手。
次に困るのは、ほんの少し努力しただけで、”やったふり”をして満足している選手。
次に困るのは、自分の技術を客観的に見られずに、常にできる側に居ようとする選手。
次に困るのは、中心選手なのに中心でプレイしようとしない選手。
次に困るのは、嫌なことがあれば、必ず逃げ出す選手。

この逆で
技術的に低いレベルであるが前向きに取り組む選手。
凄い努力家であるがなかなか結果を出せない選手。
ひがまず、ねたまず、チームの下働きを進んでする選手。
かなりの努力家であるが決して自慢にしない選手。
もっとできる選手なのに謙虚な選手。

など色々な選手のタイプがチームに存在する。一見欠点であるような部分をチーム貢献という観点から割り切って利用していけば、チームは前向きになる。彼女のメールで伝えてくれている『最高のチームワークには「耐える」ことよりも「与える」という試行で構成されるという考え方』が自分としては理解できる。耐え忍ぶという考え方は日本社会では受け入れやすい感情である。その考え方も理解した上で、思うことはチーム貢献である。そして、「楽しく自分のできることをチームに出して機能させる」ことを目標にしてきた。そして、評価する。この評価とは粗捜しでないではない。自分ができることをチームに提供する精神のことである。

だから、一人の3年生からスタートして、現在50名以上の部員を毎年維持できているのは、「チーム貢献の精神」、チーム内での自分探しを実施して、このチームで自分ができることを主張させることから始める畷北であることを誇りに思っている。
何故一体感ができるのか、また求めるか。
それは「チームは一人の為に、一人はチームの為に」の精神であり、気持ちよく畷北というチームでバスケを楽しむためでもある。でも、キャーキャー、ワイワイ、ガヤガヤという若者ののりではない。トーナメント(大会)で勝利者になるための最大の努力をして準備することを目的にする。当然、しんどい場面は想像できる。その時にこそ、しんどさとお友達になろうである。それが畷北のコンセプトである「楽しく、しんどいことをやろう」につながるのである。
「楽しく、しんどいことをやろう」の味がわかるまでには、当然少しの時間がかかる。この味がわかれば、自分のちから、自分たちの力を発揮することができる。敵は相手チームではなく、自分、自分たちのなかに潜んでいると理解している。

今回凄い話題を提供してくれた彼女に感謝します。チームを振り返る時間の大切さを痛感しております

信じるか否かは、あなた次第です。        
  
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