クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー311】《帰化》 

【ある日のコーチング・カレンダー311】《帰化》

オリエンタルパターン、日本式、渡来するスポーツを日本の風土に帰化させる。
帰化したスポーツ。
 
 スポーツは文化である。明治維新後、文明開化の足音と共に西洋文化であるニュースポーツが伝来した。文武両道の精神はあったものの、現在、使われる文(学問)武(スポーツ)とはほど遠いものであっただろうと予測される。少しオーバーな表現かもしれないが「袴姿にバスケットボールって想像できますか」と言われても、「出来ません」と多くの人は答えるだろう。明治時代にタイムスリップすれば、文明開化の音がする頃には、袴姿の男女が桜咲く校庭で籠球なる新しい体操を興じていたのかもしれない。なんて長閑かななる光景である。あれから100年、輸入されたスポーツが日本中を駆けめぐり、多くのスポーツが定着し、発展してきた。中には世界レベル、また、国技ではないかと思えるスポーツも出現してきた。野球はその良い例である。
 
 あれから、100年。
 アメリカのメジャースポーツ”ベースボール”野球は日本の独自の文化的スポーツとして日本人の心に定着し、愛好されてきた。三振、併殺、盗塁、野手、投手、捕手などなど、上げればきりのないスポーツ用語文化が野球には定着している。帰化したのである。野球を競技者としてやったことない人まで知る言葉として使われている。難しい言葉なんか必要じゃなくて、理解しやすい言葉として訳されて、定着するまでに至った関係者の勝利である。
 サッカーがプロ化された。凄い速度で人気スポーツとしてこの10年発展した。野球に追いつけ、追い越せの勢いである。でも、蹴球(サッカー日本語)で発展するだろうか。やはり成りたいスポーツ選手、第1位は野球がダントツである。

 クラッチは何を言いたいのか。
 進学した部員が「コーチが難しい横文字(英語)で説明するのです。全然ぴんとこないまま、プレイに参加するのですが、やり出すとそうなんかと思うんです。最初戸惑います。他の人もそんな言葉もしらんのかと言う顔するのですよ。馬鹿にしていた人が、プレイするとトンチンカンで、そりゃ違うでと説明してやるんですよ。そんな奴が大半なのですよ。なんか変ですよね。言葉を知っている事がバスケを理解していると思いこんでいるんですよ。」
 毎年、送り出した教え子が訴える内容である。横文字が飛び交っても、それが理解されているとは限らない。プレイの本質をしっかり指導されているか問題である。クラッチは、ニュー用語で説明されると指導者として勉強する。しかし、言語のまま、伝えて、伝わる玉(部員)じゃない。それよりも部員の感性に訴えるチームで通用するチーム弁でおおいに格好である。野球に例えれば、セットアッパーが中継ぎ投手でいいじゃない。クローザーが抑え投手でいいじゃない。

 バスケットでトレーラーが4人目の繋ぎで充分だろう。アーリーが「展開させろ」で充分だろうよ。正しくプレイされれば良いことである。バスケットコートで辞書に英語教室を開いているのじゃないのだから、プレイの質や徹底度を教えるべきである。知ったかぶりをして、競技力向上につながらない用語は必要じゃない。
 用語を勉強することは否定しているのではない。それは指導者として必要な姿勢である。クラッチの本棚には何十冊というバスケ関係の指導書は並べてある。当然、全て読まれた本である。それを自慢するのでなく、学ぶ姿勢である。伝来スポーツであるバスケットをより知ろうとする姿勢である。それをそのまま伝えて、聞ける、学べは困難なことであるレベルは存在するし、例えば、バスケのTV放映で解説者が専門用語のオンパレードで専門用語を理解している者ばかりが視聴しているのじゃないのだから、そんなことで一般のスポーツファンの心をつかめるだろうか。

 指導者は和製英語でも、私製語でもかまわない。正しいプレイとして指導すべきことである。選手が競技力向上に繋がればいいことである。ようはやる気や興味を引き出せるバスケットボール(スポーツ)を発展させたいのである。横文字文化を帰化させる努力こそがバスケ発展の大切なことではないだろうか。

言葉を知ることを無視している訳じゃない。
その技術の言葉を知っていても、機能させなければ、絵に描いた餅状態を危惧する。
成長し、その用語がこのことかと知っても決して遅くはない。
そのチームの統一用語として、活用されているのならば、それでよし。
他のチームで「○○という英語で呼ばれているが、このチームでは日本語で訳して、皆が理解して使っている」それでいいと理解している。
決して、グローバル化に異を唱えている訳ではない。

信じるか否かは、あなた次第である。

   
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