クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー296】《感動のお裾分けから》  

【ある日のコーチング・カレンダー296】《感動のお裾分け》 

感動のお裾分け。                         

 ある有名なサッカー選手の話。
今回のNは違った。「Nがね。これまではサブの選手たちが冷たいタオルとか手渡してくれた。今度はそれを“ボクがやる番です”と言ったというんだ。感動したね。涙が出そうになった。これがチームだよ」と、チーム関係者はそう話しながら、またしんみりである。
後半途中からNがピッチに入り、明らかにチームのリズムが変わった。チャンスは格段に増えた。その延長上にチームの勝利へのゴールもあった。
 N本人はいつも通り、「結果的には仕事をしたかなって感じ。貢献したいという気持ちだけでやっていたから」と小さな声で語った。先発を外れ、一段と存在感を認識させた試合でもあった。―というスポーツ記事より―

「実るほど頭(こうべ)たれたる稲穂かな」という句を良く耳にします。成功者や人の上に立つ者ほど謙虚でいなければいけない教えを説いた句です。
成長して一流になればなるほど、心がけないといけないことである。俗に言う「偉そうにしている」という言葉でのパッシングが始まるのである。全てにペコペコする必要は何処にもない。でも、一流、有名人となれば人目に付く。人目を気にせざるを得ない環境に追いやられるのである。これは有名税でもある。一流名人ほど何か違うものを醸し出しているなかで謙虚な振る舞いは共感を呼ぶ。それも自然体で行動されては、参ったせざるをえない。

この選の行動に感動した。

 勤務していた体育準備室のスリッパ。いつもきっちりと揃えられている。いつから始まったのか。亡くなられた故Y先生は、来校される度に準備室のスリッパを揃えて向きを変えられていた。脚下照光の教え「極楽とは目指す処にはない、各人の足元にある。日々大切に生きないさい。」、自分の足下をきちんとしなさいと故Y先生に無言で教えられたものである。
 その後も準備室は四六時中、スリッパが揃えられていたのである。若き教員M先生が赴任と同時にずっと続けられていることである。それを気づき、体育科準備室のみんなで習慣づけて実施されるように心がけるようになった。一度やり出すと癖になる。揃えないと気が済まなくなるのである。これを教訓にして、「やり続ける大切さ」と「他人の為に嫌みなくする」事の大事さを毎日実践するきっかけが出来た。嫌がらず、他人の為にしよう。そして、見返りを求めない。この記事を読み感動した日もM先生は嫌みなしにスリッパを揃えておられた。この先生に教えられている生徒は幸せである。そして、若さがある。負けておれない。良いことは続けよう。

 そのチームが求めているもの、チーム貢献である。
連日、新チームに色々なアドバイスを頂いている。
「どうしたチームの皆・・・。」
「一体感が・・・。」

しっくりこなければ、このチームらしさは失われる。
白々しい絆なんていらない。いちいち言葉で確かめなければならないようでは、本当の絆なんて有り得ない。
練習中に怠慢プレイを平気でする。それを指摘しても、空返事の「ハイ」が虚しい。
「試合で成功すれば、いいじゃない」と思う心に落とし穴がある。
それを負けても気づかない馬鹿が居る。自分が中心選手でチームの大黒柱にならなくてはいけないのに、その自覚がない。
せっかくの素晴らしい才能がこのままでは開花しない。
そのことを気づかせるのが指導者の仕事である。
指導者の必死の叫びが届かないのである。届ける悪戦苦闘する日々である。

そういえば大学時代を思い出す。
凄き技術の高い選手がいた。でも、協力者が出てこないのである。行動が自分勝手である。
みんなとはしっくりこないが凄い選手である。だから、周囲が何とかしようとするがなじめないのである。
1軍選手であるが、とうとう真の意味で一流選手にはなれなかった。もったいない。
それをわき出見ていたクラッチは羨ましかったし、悔しかった。それほどの技術を持ちながら、素直じゃない心の持ち主に腹立たしかった。「お前、何のためにバスケやってんだよ。お前一人の自己満足のためにチームはあるじゃないんだよ」といつも思っていた。
この人がチーム貢献や絆を考える選手なら、きっとこの人は超一流になれたし、チームはまとまっただろう。

「一軍の俺が何ぜ水くみをやらんといけない」
その通りである、そりゃあんたは一軍選手、私ら下級生が下働きはさせてもらいます。
でも、「有り難う」の一言や何かの心使いがあれば、もっと美味しい心のこもった水は提供できたと思う。
でも、そんなあなたへも心から下働きをしていた者を知っているから、我慢できたんだよ。
だから、卒業後、大学の一軍選手でなくとも、心の指導と技術で一流選手は育てることは出来るんだよ。
でも、そのことを自慢しても始まらない。育った教え子が活躍してくれれば、俺たち指導者は我慢できる。
大学時代の下働き経験が、指導理念の原型はこの時に出来ていたんだろうなとつくづく思う。
時代が変われども、チーム創り成功の根底に流れるものは不変である。
時代の流れに中にマッチした方法論を提供できる指導者でありたい。

ほんのささやかな技術を支える何かは存在する。
そのことが理解できたなら、そう簡単にチームは負けない。

信じるか否かは、あなた次第である。


          

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