クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー288】《メール「北の大地より」その1》 

【ある日のコーチング・カレンダー288】《メール「北の大地より」その1》
  
改造大計画プロジェクトを共に考える。
ある時、北の大地(北海道)からの教育・部活などの相談を受けて

チームに提案してきたプロジェクトを考察してみた。

メールをいいただいた方の”北の大地に根付くプロジェクト計画”という響きに感動する。
指導者クラッチが目指す、小さな町に根付く勇気に共感する響きである。
”学校に誇れるものがない”現状に進学してくる多くの生徒たち。
自信がないのに若者のエネルギーだけが存在する。
15年間培われた自信のなさのはけ口を外に出す者、内に秘める者が同居する学校、それがチームの現実であった。
この学校で「全国を目指そうよ!」「頑張れるものを創造しようと」訴えても、馬の耳に念仏である。我関知せずで聴く耳を持とうともしない。その現実を突きつけられたときに教師として失望した。悲しかった。空しかった。
20数年教師生活で培って来たことが崩壊した瞬間であった。

辛く重い心を背負っていた駅からの商店街の道は辛く長いものであった。
涙したこともある。
理解されない訴えは空しかった。バスケットボールの指導を辞めたくなった。
葛藤「理解してもらおうと思う心を捨てろよ」
「何故、スポーツする心が理解できないんだ」
「理解されないのなら、辞めちゃえばいいじゃない」
揺れ動く心と葛藤する日が何日も続いた。

そんな時に”頸椎ねんざ”の大怪我、そして、左足小指の骨折である。
踏んだり蹴ったりである。
頸椎ねんざは跳び箱での示範(見本を見せる)での失敗である。
示範して失敗して立てなくなりかけている教師の異常がわからない生徒たち。
失望した。
でも、学校を休もうとしなかった。意地だけで通勤する。
悪いことは続くものである。頸椎ねんざで動きが鈍っている身体にふりかかった不幸。
はずれるはずのない体育館の扉がはずれて、左足小指を直撃。
病院に運ばる。

心底辞めたくなった。

そんな時に一人の生徒が
「こんなになっても頑張ってくれて有り難う」
と授業の終わりに言ってくれた。
救われた。
「休まなくって良かった」と心から思った。
もう一度、体育教師として、バスケットボールの指導者として頑張ろうと勇気が沸いてきた。この一言が今のクラッチを創った。この子の一言である。

この感情を具体化する必要があった。
この学校分析である。

北の大地に赴任する先生から届いた書き込みにこの学校の教師&指導者クラッチを振り返った。
自分の部屋から、こんな文章が出てきた。(「4年間の足跡」より)

”人が見向きもしないチームに「楽しさ」と「夢」を持たし続けて、頑張れば勝てるということを現実のものに出来たこと。”
創設当時の男子バスケットボール部
部員数:20人程度存在していた。ほとんどが幽霊部員であった。
実質たった一人。
意  識:最悪で何から指導して良いのかとまどい。涙した日があった。

男子バスケットボール部の現状。
①時間が守れない
②平気で練習をさぼる
③部員の多くが茶髪・ピアスであった。
④日常の練習をさぼるくせに練習試合や公式戦には出てくる。
⑤真面目に取り組むものを優先すると「さぼって、自分は上手いと思っているもの」がふてくさる。
⑥強いチームには全然駄目で逃げる。
⑦「自分たちのチームは弱いからやっていてもおもしろくない」と平気で言い、頑張って強くなろうなんて意識はみじんもない。学校全体がそのような雰囲気で真面目に頑張ることが馬鹿げていると思っている傾向が非常に強った。いわゆる三流意識が根付いた、どうにも成らないバスケットボール部と学校であった。
⑧部費を滞納するものが大半であった。そんなもの(部費)払えるかという意識が支配していた。
⑨意識が低い割には、自分が傷つけられるのを非常にいやがる。注意を受けるとふてる傾向が非常に強い。
⑩一生懸命に指導されることに慣れていないので必死に説明しても小馬鹿にして笑っている奴ばかりであった。直ぐに「俺は中学校の時レギュラーで上手かった」と主張する。訳も分からない指導者が来てコーチしても、好き勝手やることで俺たちは楽しんでいるから黙ってろという態度をとる。この連中を無視し続けると辞めるとも言わずに練習に来なくなる。しかし、本人はバスケット部だと思っている。たちが悪い。影で真面目にやっている部員を馬鹿にする傾向が強い。事実、陰口をたたく者たちよりも真面目に練習する連中の方が非常に能力は低かった。授業中の体育能力の高い生徒の方が上手であった。たぶん試合をすれば、授業選抜の生徒が勝ったかも知れないレベルの部であった。
⑪練習よりアルバイト優先の意識。
⑫先生の説明を寝ころんで聞くなんてことは日常茶飯事であった。
⑬しんどい練習が出来ない。個人練習が練習ぐらいにしか思っていなかった。いくら「楽しさ」「夢」を訴えても聞く耳なし。30分程度の練習でダウンする。
⑭3年生(M島)が一人で本当に能力の高い連中は部の意識の低さに辞めたらしい。このM島が良い子ではあったが学校のクラスでは相手にされていないレベルの子であった。しかし、この松島に将来救われる結果となる。
⑮ユニホームが何処にあるかもわからなくて、最初の公式戦には揃わないままで出場した。試合当日に全員揃わない。100点ゲームであった。次の日に出直してやろうとの呼びかけに7人程度コートに現れただけであった。

《メール「北の大地より」その2》に続く


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