クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー280】《燃え尽きる》  

【ある日のコーチング・カレンダー280】《燃え尽きる》 

若者を考える。
若者の燃え尽き症候群。                           

若者の”燃え尽き症候群”には、幾度も出会った。本人も苦しいけれども、周囲も大変である。スポーツ愛好者の中にも、”燃え症候”に陥る若者はけっこう居る。早い時期に競技スポーツと出会い、良き指導者に導かれ、順風で、ミニ、中学までは結構、やる気で来る。ところが高校で時間が止まったように、前に進めない子は存在する。時には中学校で燃え尽きてしまう子も結構いる。

年齢別により高いレベルに導くほど、日本のスポーツ界は、運営、組織など出来上がってはいない。現状では、高校教育の一環として、部活は自主運営という事で生徒自身の自主が重んじられる。そこに落とし穴がある。世の中が高校の部活に期待するほど、その年齢に応じたスポーツ指導者は多く存在しない。自主活動の領域なのである。

で も、高校生が自分で方向性を見つけられるほど大人への成長はしていない。自主性が成立するのは、一部の高校であるとの認識を持つべきである。ほとんどの高校生は”何をどうしたら良いのか”が理解できないまま、右往左往するだけなのである。右往左往するならましで、適度に汗を流して終わりの日々を過ごしている程度が高校のスポーツ界の現実である。
そして、低年齢から競技スポーツにであった子が、高校時代に、それを上回る指導者との出会いは多く期待できないのが現実である。高校生のエネルギーを満たせるほど整備されたスポーツ環境はない。高校の教師が手を抜いていることを意味するのもではない。教育界の部活への考え方が違うことが多いのである。教育の一環として、部活動を残していくならば、制度改革は必要である。単に社会体育にしてしまえとの整備では前には進まないだろう。

大人へ成長する過程で部活で強烈な指導力で”若者”を導いていくには、生徒自身にも、指導者にも、学校組織にも、家族にも、それなりの覚悟が必要と思われる。その全ての覚悟が1つになるなんて事はかなりの低い確率である。
一個人が一度かみ合わなくなった歯車をまわすのは至難の業である。元に戻すには時間がかかるし、本人が打ち込めるものと認識するものを見つけるまで待つしかないのが現状である。

少し古い言葉で、死語に成りつつあるといわれる”反抗期”。今の若者は反抗期なき世代と呼ばれている。最近の新聞紙上に発表されたアンケートに親子関係は”おおむね良好”と発表された。でも、子が親に対する妙な事件が多発している矛盾をどう説明するのか。ぶつかる関係を避ける親が、大人が「よし、よし」と子供の住みやすい居場所を提供して、精神的な成長を遂げない子供を育てている。

何かにぶつかりたいエネルギーが若さ、そのエネルギーのはけ口を大人は嫌いぶつかろうとしない。若者はぶつかってくれない大人に愛想を尽かして、何もしなくなる。何もしなくなることに大人は益々若者側に立とうする。親も子供も良い子ぶることが発端で”燃え尽きて”しまう。

部活だけでなく、人間関係なんてものは元々上手く行かないものの発想があれば、上手く行くためにどうすれば良いのかを学ばせる事からスタートすればいいのに、全て仲良くいくんだということを当たり前のように言うことが不自然と理解している。コミュニケーション不足を世の中に問うまえに、家庭での死語”反抗期”を見直す必要が迫られているのではないかと理解している。そのぶつかり合いこそが”心”の成長を生むのではないだろうか。

荒れることを推奨しているのではない。子供から大人に脱皮する過程を大人が拒否してどうなる。
この問題は、学校が抱える問題でもある。何が正しいかは、クラッチにも正解はない。でも、一所懸命に向き合う姿勢を持ち続けることは、おぼろげながら理解しているつもりである。

どのあたりの年齢にエネルギーを発散させるピークをもってくるか。生涯を通じて、燃える事のできるエネルギーを持続させるためにも、各年代、各スポーツ組織で熟考と整備が必要な時である。若者が若者らしく燃えるものを探せる環境を中学や高校の組織に根付かせたいものである。中体連や高体連など世界に誇れる組織を持ちながら機能しない、させない所に問題有りである。温故知新である。昔イズムの復活を現代風にアレンジして、若者を育てる層の親や大人に提言したい。
『反抗期を受け止めて、ぶつかりあえる事の大切さを』。
           
信じるか否かは、あなた次第である。 

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