クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー277】《徹底する力》 

【ある日のコーチング・カレンダー277】《徹底する力》

やれば出来る達成感を共有させたい。
徹底させる。
6月のインターハイ予選順位戦を前にチームに課題を与えた。

『走る』という技術を部員一人一人が自覚して、
精神的にくたばらない強い『心』を持って、
具体的に目に見える『結果』を求めて、
チームメイトを信頼して『協力』の精神で、
目標を『達成』するまでやる。
出来ないときには、出来るまで待つ『忍耐力』で2日間を過ごした。

チームが最も得意とする『走る』バスケットボール。
チームが求める『走る』とは単に走り続けることを意味しない。
『走る』=『連続性を意味する』
何故走るのか?
それには意味がある。
簡単で確率の高いシュートを求めて、ゴール近くまで『走る』。
そして、ノーマークの可能性を探し出す。其処に『連続性』が必要になる。
二日間、アウトナンバーされたノーマーカーを探すための考え方を徹底させた。
100%に近い確率で打てるシューターを探す為の練習に終始した。

上手くいかないと感情をあらわにする部員に仲間意識を徹底させた。
自分が上手くいかないのは仲間が悪いとまで思う感情にまで追い込んだ。
失敗は他人のせいではないことを教え込むために色々な方法と手段を使った。
一つの練習を終えるまでに4時間30分近くの時間が必要であった。

ボールを持つ練習までに3時間、ボールを使って4時間30分の時間を有した。
3人一組でボールを持たずに、且つ飽きさせずに3時間を楽しく、厳しく、成果の出る持たせるメニューを考えた。
横で指導されていたバレー部の先生が練習を止めてじっと見ておられた。
「すごい練習ですね」と言われた。
午後のバレーボール部のコートでアレンジされた練習が始まった。
真似である。楽しいそうである。これが練習のみそである。ボールを使わずにバレーボールをやっている。
不思議な光景である。

3人一組で仲間つくりをした。
はみ出る者がでた。
叱られた。
54名で18組できる。
「割り切れる人数なのに、はみ出る子が居るなんておかしいやろ」「気の合う者だけの仲良さんグループでしかバスケットをやっているかだよ。」と叱られた。
「あいつが嫌いだとか、ええとか言っている間は本物のチームワークなんて、嘘っぱちだよ」と何度も叱られた。
一回のプレイごとに3人一組の相手を変化させた。
そして、必ず結果が出るまでやらせた。
すると相手は誰でも良いことが理解出来だした。
要するにお互いに『協力』する気持ちが有るか否かである。

『協力』の為の意志の伝達を練習した。
モーションオフェンスのサインの話をした。
無言でのプレイに合わせについて話した。
3年生は直ぐに理解できた。下級生はあわせのプレイがいとも簡単に出来ることに目を丸くした。

自分の意志を伝えるには3つの方法をチームは用意している。
①声(コール)②目(アイコンタクト)③サイン(ボディアクション)
この3点を3人一組でボールを使わずに練習した。
単調な練習なのに楽しめた。そして、誰もが出来た。
『達成感』が出来た。協力は誰でも出来る技術であることを学んだ。

3人一組の輪を54名全員に求めた。
ある県の強豪校の話をした。
学生帽にジャージで革靴を履いて、2列縦隊で東京の街を集団で行動していた話をした。
そのまま真似しろと言ったのではない。
『心』を一つにする手段として、チームのあり方の例としてとして話した。
そのことを理解させて、その場足踏みで全員の足音が一つになることを要求した。
意志の伝達に4つ目を加えた。
『気』を加えた。『心を一つ』するには気が必要である話をした。
54名全員の足音が一つになった。
拍手が起きた。

午後からの練習のグルーピングは13人一組である。
メンバーの好き嫌いは言えない。
そして、練習が始まった。
テーマは『協力』である。
協力することと自分の力を信じることが要求される練習をした。
たかだか3分間で70本のシュートを決める練習である。
ボールは5つ。3メン速攻とミドルシュートを組み合わせた練習方法である。
バスケットボールが少し出来る子なら馬鹿にしそうな練習方法である。
ところが出来ない。3分間で70本シュートを決めることが出来ない
リピートが命じられる。出来るまでグループの交代はない。
この日最大50分連続でこの練習をしていたグループがいた。
どのグループも一回では終わらない。何度もやり直していた。
時間が経過するとシュートミスする子に非難が集中し始めた。
監督に叱られた。
「ノーミスの者、手を挙げろ」
「100%成功していないのに他人を避難するな」と酷く叱られた。

そこでメンバーを組み替えた。
やはり出来ない。

また、メンバーを組み替えた。
また出来ない。

相談させた。
第1グループ=シュートの成功率の高い者だけ。
第2グループ=よく失敗する者だけ。
第3、4=普通に出来るものだけ。
やはり監督の要求する事が出来ない。
メンバーじゃないことを思い知る。
『協力』 とは仲間を信じる心であることを監督から言われる。
各グループで目標本数を自発的に設定させた。
自己責任のもとに監督に申し出た本数にチャレンジした。
各グループ共通の認識で練習が再開された。
倒れそうな子も出てきた。監督はコーチにその子をコートの外に出すように命じた。
でも、その子は止めなかった。
するとその直後、目標が達成された。
13名でなく、54名が一つになって喜び合った。
隣のコートのバレー部がうらやましいそうに見ていた。
人に見せるためでない。自分たちの成就感のために出来上がった歓喜である。

信じるか否かは、あなた次第である。   

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