クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー271】《食事》 

【ある日のコーチング・カレンダー271】《食事》

五輪に学ぶアスリートの食事。
アスリートの食事。

過去の読売新聞記事より
メダルプロジェクト (2)食事管理 強制はダメ(2004.7.16)より

重要さ自ら意識 肉体さらに改善
選手にとって、食べることも大切な練習の一つ。末続(ミズノ)にも、食事に気を配ってくれる人がいる。栄養アドバイザーの石川三知だ。
短距離の女子選手の食事メニューの相談を受けていた石川。その女子選手が2001年から高野進の指導を受けたことから、スプリンターサポートプロジェクトに誘われた。
石川の役割は、選手1人ひとりに合った食事のメニューを作ること。ただし、決まった食事を無理に選手にとらせれば、それはストレスを生む。だから、強制はしなかった。
食事を管理されること自体、末続は乗り気ではなかった。シドニー五輪の時は、ファストフード店でチキンナゲットなどを食べていた。「あれがダメ、これがダメと、制限されるのは嫌い」。食べたくないものは、口にしなかった。
末続の回復力を高めるため、石川は練習直後の軽食に重点を置いた。2002年の冬、「とりあえず信じなくてもいいから、やってみよう」と声をかけた。最初は、走り終えた末続にバナナやサプリメントなどを渡した。
練習直後の軽い食事を続けた結果、数週間後には「(きつい練習をしても)体力が持ちそうな気がしてきた」。末続の意識が変わる。食事に気を使い始めた。石川との出会いから、末続は肉や魚、野菜をバランス良くとるように心がけた。
その変化は、半年後の測定で、数字として表れた。1年前に比べて、体重は1・4キロ増えたが、脂肪は400グラム減少。末続の肉体は、さらに引き締まった。

この記事を読んで、大学生の頃を思い出した。
東京ユニバシヤードの学生補助役員をしていた。自分が属していた大学からも数名参加していたし、役員証である程度、会場の出入りが許されていたので休憩時間に競技を観る事が出来た。その時にドイツの学生と友達になり、おぼつかない会話で話した。内容はお互いに体育専攻の学生であることで大いに盛り上がった。その学生は大会に競技者として参加していた。その人の競技は忘れたが、大会参加者と言うことで通訳が帯同してくれていた。日本の体育専攻の学生に興味を持ち、通訳を通じて色々な質問をしてきた。
その一つ、食事について質問をされたことを鮮明に覚えている。

自分が住んでいる学生寮の食事を紹介した。
朝:麦飯ご飯・みそ汁・たくわん2切れ
昼:麦飯ご飯・ほんの少しの揚げ物(よく出た竹輪の天ぷら)・みそ汁
夜:麦飯ご飯・鯖の煮付け・豚汁・たくわん2切れ
程度の食事で毎日過ごしている。お腹がすいて倒れそうな日々であると説明した。
信じられないという驚きで「もっと話を聞かせろ」と益々興味を持ったドイツの学生選手のことを思い出す。

更に「君の大学(日体大)は、どのぐらいの学生数か」の質問に
「一学年に1000名以上いる」と答えると黙り込んでしまった。
「そんな環境でスポーツや勉強できるわけないだろう」と同情された。
「バスケットボール部は200名を遙かに超える部員が居る」と付け加えると信じられない表情で更に黙り込んでしまった。
こちらの方から「ならば、君の学ぶ環境は…?」と質問すると
「自分たちのゼミは10名を超えることなく、一つのテーマで何人もの教授が携わってくれる」と説明してくれた。
その環境こそ信じられないと言葉を返した。
この時思った。せめて、夕食に白飯・ラーメン・餃子が腹一杯食べられれば、俺たちはもっともっと動くことが出来るし、外国勢と対等以上に闘えるのにと思った。

時代は変わり、寮や合宿所の食生活は当然変わっている。
だから、トップアスリートたちの体力や体格などは、比較させるレベルじゃないほど、向上している。
また、学びの環境は数段良くなっている。
そのことを知った上で語らせていただいている。

あれから、45年。
日常に高校アスリートの現実は余り変化ないような気がする。
よく食べるけど栄養にバランスや食べ方のなど指導しても聞くわけはない。
好きな物を好きな様に空腹だけを満たすだけの食生活が日常的である。
時には朝飯抜きなんてことも日常茶飯的である。

私の指導していたチームは冬春の遠征、夏の合宿でたくましくなる。
それは安定した食生活が約束されるからである。
日頃の食生活の偏りや不規則さがなくなり、栄養バランスがとれた3食安定した食生活が保証されるからである。合同合宿で他のチームのモチベーションが下がっていく中で、右上がりに頑張り度が増すのは食生活が大いに関わっていると理解している。
贅沢な食生活を要求しようとは思わない。
せめて、3食きちんと食べてくれれば、競技力を支える力をつくる事は出来る。
幸いかない、ほんの少し聞き耳を持ち、指導されることへの信頼関係から食生活などのことを聞き入れて実行している部員が多く現れたので今年の猛暑も”なんのその”で終えることが出来そうである。
信じるか否かは、あなた次第である。
            
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