クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー262】《教え子M》  

【ある日のコーチング・カレンダー262】《教え子M》 

教え子がチームを連れてくる。

教え子。                                     

 ある時、転勤して間もないころ、前任校バスケットボール部、最後の部員7人の一人である”M”が教員として、7人の部員を引き連れて、私のチームのコートに現れた。本年度より公立高校の数学教師として教鞭をとっている。
 コートに現れるなり、開口一番「自分には7人というのが付きまとうんですかね」であった。彼にとっては、高校3年間の最後があまりにも強烈な出来事だったのだろう。クラッチも”M先生”と思いは同じである。引き裂かれた別れであったので、その時のことは忘れられない。7人とは前任校に置き残してきた7人の部員のことである。44名近くの部員が一夜にして4人になり、部存続すらままならぬ日々をすごし、「もうバスケなんかしたくない」と言い出したキャプテンをくどき、”M”が必死で集めた7人でクラッチと共に戦った日々を、彼の出現で強烈に思い出す。

 時が過ぎ、その”M”が先生となり、指導者クラッチの前に現れた。

 クラッチと同じように、毎朝、5時に自宅を出て、朝練習を付き合っているという。基本のとなる考え方も同じで、自主練習であると聞かされた。”フジモ”率いる7人のチームにとって、この一日は、長い長い一日であったようである。朝9時から夕方4時まで、頑張っても、頑張っても勝てなくて、どうすることも出来ないスパーリングが続く。逃げ出したかったに違いない一日であったようである。3時30分ごろ、これがラストと聞かされたときに安堵の気持ちが支配していたようである。

 けど、1Q5~6点程度しかとれずに、悪戦苦闘する選手に懇切丁寧に指導する”M”先生に食いついて行く目が輝いてる。時にはフロントコートにも入れることができず、シュートすることも出来ない5分以上の時間を強いられたことも多々あった。でも、どんな大差になっても、”M”先生は諦めずに、丁寧に指導する姿勢をくずさなっかた。

 試合と試合の間に教育論や指導方法など教え子との話に花が咲いた。クラッチがこの学校に赴任してきた当時と同じような環境の学校でバスケットボール部がなければ、教員を辞めたくなると聞かされた。
 「なぁ”M”よ。そこで逃げ出したらあかんで、そういう環境こそ頑張りがいがあるんやで。俺と同じような環境で教師生活が始まるのも何かの縁やで」
 「そうですよね。あの時と同じの7人でのスタートですし」
 するとこの日兵庫から遠征にこられていたK高校の先生が「先生(クラッチ)が最後の日(3月31日)、最後の試合が私のチーム(K高校)とでしたよ。」
 「えっ!そうでしたか?」
 「M高校の片隅で辛い別れをされていましたよね」
 「凄い奇遇ですよね」
新しく教員生活をスタートさせた”M”先生にはこの日の出会いが9年前にタイムスリップできることになり、自分のバスケットボールの頑張りの原点を考えるきっかけになったようである。
 「あの時、必死に部員をかき集めたことが、今の自分があると思っています。あの時、諦めずに頑張れば、何とかなることを経験できたことが、これからのチームつくりや教師生活に非常に役立つと思っています」
 この”M”先生の言葉には重みがある。クラッチには、教員生活の歴史の中で頑張りの原点でもある。それと同じように教え子”フジモ”が教員としての原点としてくれていることに熱いものを強く感じる。きっと強いチームを創ることが予感される。
 またしてもライバル登場である。クラッチも頑張らなくちゃと強く、強く思ったM先生再会であった。

信じるか否かは、あなた次第である。
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