クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー258】《器(うつわ)》 

【ある日のコーチング・カレンダー258】《器(うつわ)》

《器》
 ある時代の新人戦大阪府ベスト4で得たこと。

器の大きさ。

 新人戦中央大会3回戦前日、この高校のOBでアシスタントコーチでもあるMコーチがミーティングで「このチームは、新人戦ではいつもベスト8~16程度だった。そこで初めてもっと出来たはずと感じる。今回、その壁を破るチャンスがめぐって来た。OB全て経験したことのないことである。チームの新しい歴史のために頑張ってほしい。それだけのことはやってきた。」と告げた。
器002

 非常に重い言葉であった。

 人にはそれぞれ持つ度量と言うものがある。
 その人の持つ器の大小の中に無理やり詰め込んでは身動きの取れない状況になる。畷北を指導するときにこのことが尤も注意してきたことである。過度の期待、水準以上の負荷を与える。もし、それを要求していたなら、部員たちは押しつぶさせてしまっていただろう。

 部員に対する要求水準は、常に眼の前のこと。
 過大なる要求をすることを極力避けてきた。
 それは何故、各自が自分の器の中で受け止めることができない領域であるからである。
 彼らの水準に応じた指導域を実践して、一歩一歩頂点を目指しているチームである。
 このチームに赴任して8年目、眼の前のことを一つ一つ自分たちのものにしてきた。
 未知なる領域へのチャレンジャーとして。

 短い年月であるがこのチームにはチームなりの伝統、想いがある。
 指導者が部員に語らなくとも、OBが代弁してくれる。
 身近な人たちの言葉には、現役にとって凄く重いものになる。
 コーチMが語ったことを受けて、来年度からのコーチYが大学で得た豊富な経験から具体的な要求水準を伝授してくれている。指導者クラッチには出来ない厳しいプレイ上の要求である。現役たちの眼が変わった。日々の練習が変わった。

 大会終了、大阪府ベスト4。
 新人戦近畿大会初出場(この時点でこのチーム通算4回目)を得た。

器001


 練習を再開した2月10日。
 コーチY「ここまで(大阪ベスト4)は当たり前やろ、何故、優勝できなかったか?を考えろ。相手の能力が自分たちを上回って、自分たちの能力が無かったから負けたんやったら、このチームのバスケットは終わりやで。あれが精一杯やったらおかしいで。毎日練習しているお前らの能力を出し切った試合やったんか。」と厳しくも納得いく重い言葉であった。

 Yコーチの指摘と指導者クラッチの見解は一致している。
 練習内容のグレードは当然上がった。
 コートには凄い緊張感と充実したものが漂った。
 これに押しつぶされそうな部員もいる。当然である。
 けど、チームの器を大きくするためのものである。

 レギュラーだって甘えておれない。
 この日の練習で怠慢プレイが起きた。もう使ってもらえない。
 そのうかつなプレイが致命傷であったことが体験上生かせていないのである。
 そのレギュラーを脅かす存在が現れない限り、反省できないようである。
 今年は申年、「反省なら猿でもできる」この言葉がやけに重い。
 でもこの日、頑張るやつが現れた。飛躍の材料である。

信じるか否かは、あなた次第である。

                   
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