クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー248】《やる気度》 

【ある日のコーチング・カレンダー248】《やる気度》
ある高校バスケ部のマネージャーの悩みから。

【原文のまま】
私は女子高のバスケ部でマネージャーをしています。体調面や、メンタル面で色々なことをすべての学年の子から悩みや相談を受けます。どれもほとんど、練習が厳しくて自分の体が付いていけてなかったり、先生に怒られてしょげている時のグチなどです。今クラブないの雰囲気があまりよくありません。練習にテンションの高さというか、バスケがやりたい!という気迫がないんです。マネージャーの私だけ(もしくは3年生だけ)が次の総体に向けて張り切ってる感じです。どうすれば、この前の4・5・6日の試合にあがってきたようなチームのようにモチベーションを上げられるのでしょうか?うちのチームは特に控えの子の意識がとても薄く、練習でも「私は手を抜いても大丈夫」とおもっている子が多いんです。わたしは、控えの子に自分の天井を作ってほしくないんです。スタートの子を抜けるくらいまだまだ成長できるはずなのに、本人達がそういう意識で練習できていないんです。自分の可能性を自分で潰している気がするんです。次の総体で私は引退です。。次の試合、皆に勝たせてあげたい!し、私も勝ちたいんです!どうにかそれまでに、チームとしてまとまりたいと思っています。
チーム全員で5分でシュートが何本入るか、毎日記録を伸ばしたり、3メンで30本何分以内に入れられるかとか、みんなで記録の達成を喜び合えるようなメニューは提案したのですが・・・。これで上手くいくのかどうか。。。

という某高校のマネージャーからの嘆きが届いた。
かなり意識の高い高校生で相談を受けながら、羨ましいさも感じるしだいである。
そこで指導者クラッチなりのモチベーション考察をしてみた。

「モチベーション」とは…。
スポーツの社会や企業人の中で”やる気”という意味で多く使われている。だから、日本語に訳さずとも「モチベーション」だけで十分に通用する言葉である。
「モチベーション」はやる気度を測る単位をも感じさせる響きがあるが、クラッチは本来の意味である”動機付け”という意味合いを強く感じて使用している。
「お前のモチベーションは低すぎる。だから…。」という言葉よりも、
「こうすれば、頑張り度が高くなるんじゃないかな」という後押しの動機付け的な言葉で”やる気”を引き出すように心がけている。
最初から”やる気度”の高い部員に別段とやかく言う必要もないし、返ってマイナスの要因にもなりかねない。
だから、やる気のある者に対して、更なるやる気を引き出す”工夫と目標の設定”こそが指導者の努めであると心がけている。

やる気のある者には「モチベーション」の低い者には伝わらないもどかしさがある。
身近に目標をもてない連中が足を引っ張るのは世の常である。でも、多くの高校生の部活動においては、そのような部員も含めて組織ですので抱えていかねばならない現実がある。レギュラーだけで勝って、組織を運営しているのではない。多くの場合は、そのクラブの最もモチベーションの低い層をいかにコントロールできるかがチームスポーツの課題である。
このマナージャーの悩みは高いレベルを要求するチームには当然起きてくることである。

どうすれば、モチベーションの高いチームを育てる事が出来るのか。

ある年の決勝・順位リーグ戦には、かなり早い時間に中央体育館に入った。すると役員の先生方のチームが練習試合をなさっていました。頑張るチームというより、指導者が選手に頑張りさせたいチームという印象を強く受け観客席から眺めていました。
指導者の意志を選手が受け止めていない印象を強く感じた。
それはクラッチだけでなく、チームの部員たちもそのように受け止めていた。
「なんか楽しそうじゃない」って感想をクラブノートに書いてあった。
「せっかく使う大きな立派な体育館なのに面白そうじゃない。もったいない」と書いていた部員もいた。
さらに「同じチームなのに僕らはあのフロアーでできない悲しさがある。」とまで書いていた部員がいた。
「僕らはあのフロアーでプレイしたい夢はあるがチームのためなら仕方のないことである。僕らにはチームでやることがあるし、自分たちのチームが誇りである」と書いた部員もいた。

楽しそうじゃない。これがこの相談のマナージャーの抱える悩みの原点である。
楽しむためにチーム内に自分の居場所を探す行動を自分の意志で探し出させていることである。
他人に与えられたものじゃ面白くない。でも自分勝手な楽しみ方ではチームは強くならない。チーム方針の中で自分探しをする雰囲気をかもし出すことが必要でしょう。自分探しに成功できたら、次に評価することが必要です。人間評価されたら、よくも悪くもアクションを起こすものです。できれば誉めるという評価を常に準備できているチームは右上がりに向上することが予測される。でも、誉めるばかりでもだめである。
誉める、注意、誉めるこのバージョンで活性化を図る必要がある。
具体的に何をすべきかをほのめかす事が大切である。
そして、自分意志で実現可能なことに動き出させることが高いモチベーションの維持につながると考えている。
何をしてもマイナスの評価じゃ落ち込みます。プラスの評価を探すように心がけている
自分が実行して、出来る可能性を見つけ出す事が大切である。
立派な目標でも実現不可能な領域を要求ではモチベーションは下がる。

モチベーションの高いマネージャーとして、日ごろだめな子であっても指導者に「先生、A子さんこの頃、こんなことで頑張っています」などを進言して行くことである。その後の判断は指導者がすることである。部外者がとやかく言うことは出来ない。
でも、モチベーションの高い部員が出す危険信号のサインを見落とす様では、指導者として、上を目指せないだろう。
人を育てる事の大変さは自覚できている。
現代の若者は…と言う前に。
現代の若者に出来うる事を引き出し、成長させていくことが指導者の使命である。
部員たちの心を動かせる指導者の一言を日々の中で言えるように心がけたい。それがモチベーション(やる気)の継続につながる。

このマナージャーの相談で得たこと。
「はい!」の返事と”マネージャー(君)の笑顔”はチームの宝物である。
恐ろしい監督の顔と君の笑顔のミスマッチが強いチームへの道しるべである。
どのレベル子でも、そのチーム内に居場所さえ見つけられれば、モチベーションは低くならない。
居場所とは自分がチームに出来る貢献度を意味する。それがチームのために水くみであっても、同級生のためのボール拾いであっても、チームのみんなに認知されることである。その行為に心から「有り難う!」と言える組織こそ勝てるチームに変身できる材料である。そのささやかな行為を見逃さずに評価することこそ指導者の役割である。

信じるか否かは、あなた次第である。

              

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