クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー239】《チーム内スタンダードの構築》  

【ある日のコーチング・カレンダー239】《チーム内スタンダードの構築》 

公式戦前の一週間

 ある年のインターハイ予選の抽選以来、「普通(スタンダード)にすれば、必ずできる」をテーマに普通の基準創造で悪戦苦闘の日々を過ごした。指導者との戦いに部員たちはチャレンジして来た。バスケが嫌いになる領域まで切磋琢磨し合った。
 全ての行動、プレイを全否定する過酷なものであった。
 その真意は?
 『最悪の条件で最高の出来の相手に勝つ』(チーム内スタンダード)
 抽選会でライバル校と同じブロックが決定して以来の全ての日々に指導者としての妥協はなかった。
 選手のノートにはその”辛さ”と”葛藤”する心が綴られていた。
 コーチはヘッドコーチクラッチには黙っていた。
 一次予選が終わり、2次予選に入る前のミーティングで『最悪の条件で最高の出来の相手に勝つ』の真意を伝えた。「そんなんじゃダメ」と全否定も辞さない発言の日々の真意を伝えた。
 2つのマイナス要因を突きつけられて、どちらを選択してもマイナスである。
 その中からプラス転嫁する心の強さを突きつけた。
 ”鬼”の心で部員と接した指導者。
 監督と選手の間に立ち、「やれば出来る!」と励まし続けたコーチ、OBたち。
 部員が更衣室で悔しくて椅子を蹴飛ばす音もたびたびであった。
 辛い日々であったろう。バスケを辞めたくなった事もあったろう。
 でも、前向きな心にさせたのは、コーチ、OBたちの言葉であった。
 「指導者クラッチを信じろ!」であった。
 その時に、コーチに突きつけられたノートの内容である。
 『監督を全国に連れて行く!』であった。
 鬼の目に涙があった。

 それが二次予選に入る前日であった。
 そして、部員に長々と語った。
 「いつものみんな(部員)は相手に勝ちたい、負けたくない事ばかり考えている。だから、不安な日々を過ごし、寝られない夜も過ごさなければならなくなる。指導者クラッチが辛くあたったのは、それを忘れさせる為である。」
 どんなに調子に良いときでも、「それがどうしたん?当たり前やろ」と言い放した。
 ここで出来たチーム共通理解の言葉「普通にやれば、必ず出来る」である。
 最悪の出来でも、最高に転嫁する。そして、普通の出来であることを自覚させる。
 その為に全否定し続けたことを語った。
 
 ミーティング最後に
「良く耐えてくれた。有り難う。俺はチームをライバル校に勝たせる」
「試合の勝ち負けを監督に預けろ。みんなは自分たちのプレイを普通に出来ることだけを考えて行動しろ。勝敗の責任は俺がとる。」
 この時に「ライバル校との試合に負ければ、俺は監督を辞める」言葉には出さなかったが心に誓っていた。それは部員たちのライバル校戦に賭ける凄まじい気持ちを指導者クラッチは知っていたからである。その事だけが頭を支配していた部員たちのトラウマ(新人戦敗退)である。

 そこから這い上がってきた部員たち。この子達を勝たせなくって監督なんて偉そうなことは言えない。
 第2次予選の初戦には「この試合に勝てなかったら、監督を辞める」を心に会場に向かった。コーチにも言わなかった思いである。試合終了後に伝えた。コーチは絶句した。「何か違う」は感じていたようですが。自分の生き方を美化する気持ちは一切ない。でも覚悟としての男の生き方を胸に抱きました。だから、次の試合も勝ちたかった。部員たちを陽のあたる場所(全国)につれて行きたかった。指導者として、全てをかけて実現したかった。

ライバル校に勝利してひと山越えたものの、決勝リーグにて3位で一歩届かず。

 バスケの神さんは、微笑んだり、微笑まなかったりであった。
 現実を受け入れなくてはならない。
 ”全国の道は閉ざされた”事実を受け入れなくはならない。

 「今は何もしたくない」と語ったキャプテン。
校内で見かかる肩は落ちている。
部員の視線が暗い。
 
 そんな中、同窓会案内の封筒入れ(約1万通)を部員全員で実施した。3年生の指導のもと、楽しく明るく1時間30分を過ごした。部員に混じり作業する先生クラッチを気遣う部員たち。極力明るく振舞っているようにクラッチの眼には映った。
 部員ノートに「監督を全国に連れて行く」を書いてくれた部員たち。日ごろ「自分のために頑張りなさい」を言い続ける言葉に反してこんなことを書く部員たち。この子らをさしおいて「引退を考えた」自分を愚かしく見えた。すまない気持ちで一杯である。
同窓会の作業終了後、「今はバスケなんて」と言っていたキャプテンがシューティングを始めた。部員たちが次々に始めた。輝いていた。「この子らとまたバスケをしなくてはバスケの神さんにしかられる」と思った。

 多くの方に支えられてチームはある。小さな市の、普通の公立高校の、名もないバスケットボール部の活動に対して、多くの方々から応援いただいていることに感謝するしかない。部員たちは幸せ者です。応援していただける人の愛を感じられる様に指導しております。今回の大会が終わったわけではありません。残された近畿大会へのチャンスを活かせる”心”を復活させます。

 部員の朝錬に勇気つけられます。「来るな!」といっても6時30分には体育館にシュートする音が響きます。チームに根づきだした頑張れば、結果が伴い自信になる。このことを覚えたことは大きい。学校の中に頑張れるものが評価させる雰囲気が芽生えております。頑張る子たちが評価される学校に変身しつつあります。だからこそバスケットボールの頑張りが目標にしてほしいのである。これは決して思い上がりな考え方ではなく、学校全体の意識の変革につながると考えています。
色々な方々に支えられてチームは成長してきた。まだまだ成長する可能性のあるバスケットボール部です。今後もよろしくお願いします。

ある時の取り組み。
信じるか否かは、あなた次第である。
この時以来、チームは大きく成長した。

           

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