クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー233】《ある若者の生き方》 

【ある日のコーチング・カレンダー233】《ある若者の生き方》

生き甲斐、働き甲斐の裏側に。

ある若者の生き様。                           
  
指導者として、良く使う言葉「試練とは、克服出来る人のみに与えらるものである」。
誰だって、嫌なことを受け入れて生きることは辛いことである。
時には辛くって嫌なことでも受け入れて暮らしていかなければならない時がある。
でも、辛いものは辛いよね。逃げ出したくなるのは普通の感情である。

ある時、こんな若者と交流していた。
親の借金、まして親自身の借金ではなく、保証人になって出来た借金を必死で返済している、そんな若者と付き合っている。
月々必死に働いた稼いだお金の4分の3、いや5分の4をその返済に充てている。「俺は何のために働いているのだろう。自分は何のために生きているのだろう」と悩み苦しみ自殺まで考えたという。22歳そこそこで、借金地獄で苦しみあげき、生きる喜びを失いかけた若者と今、付き合っている。
深夜まで働き、食べるものも切りつめ、遊びたいことも我慢して、ひたすら日々である。彼の立場になれば、誰だって投げ出したくなる人生である。彼を支えているのはただ一点であるという。それは女手一つで自分を巣立ててくれた母親がいるからだという。自分を一所懸命育ててくれた母親を見捨てるわけにはいかないという。
彼はこの謝金地獄の中でも、実に明るい。そして、前向きである。

そして、いつも彼が私にいうことは「早く、おかん(母親)を楽にさせたい」である。つい最近、一つの借金が返済できて、少し楽になり、先が少し見えてきたという。死のうと思ったことを踏みとどまったことも笑って言えるようになったという。

この話を知人に話したところ、「~をあげます」と彼を哀れみ、物を与えようとする人が出てきた。これには「そうじゃないんだよ」と私は怒った。彼はそんなことを望んでいない。他人が思う以上に強いやつである。貧しくたって心の余裕にあるやつである。自分の生きていくことぐらい自分できるやつである。

この若者に必要なのは、生き甲斐、働き甲斐である。この若者が自殺を思いとどまったのは、母から受けた愛である。「おかんを捨てる訳にはいかんでしょう。おかん一人でこの俺を育ててくれたんやから」と屈託のない笑顔がまぶしい。

少し余裕が出てきた最近、彼は老人介護の仕事に就くためにヘルパーの資格を苦しい中で捻出した費用で取りに通っている。あと、一つの実習で資格は取れる。そして、デイサービスの施設で働くことが決まっている。今までの収入は落ちるものの働き甲斐、生き甲斐を感じてのトラバーユである。元々福祉関係の専門学校に通い始めていた頃に彼の人生のアクシデントが発生して、退学し、朝・昼・晩と働きづめの生活を余儀なくされた。だから、老人介護への道は自分の夢でもある。その夢の一部が実現したのである。借金返済のために人生ではないスタートに拍手を送りたい。
更に凄まじい人生を過ごしても笑って過ごせる彼の生き様に拍手と協力を惜しまない。
 
 このような子とある時期、ひたすらバスケのボールを追いかけていたことを誇りに思う。
 信じるか否かは、あなた次第である。


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