クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

最新トラックバック

【ある日のコーチング・カレンダー229】《啐啄之時》 

【ある日のコーチング・カレンダー229】《啐啄之時》
卒琢同期001

啐啄同機 マニュアルのない練習の取り組み。
” 啐啄同機(そったくのとき)”とも” 啐啄同機”の用ともいわれ、碧巌録を出典とした禅語で、鶏卵が孵化しようとする時に雛が殻の内から啼いてつつくのを” ”、母鶏がそれに応じて殻をつつくのが”啄”で、両者が一致した時、雛が誕生することをいい、学ぶ者の意欲に教える者がすばやく応じること、あるいは逸してはならない好機、またとない機会や時のことをいうとのことである。
JOHNS( 東京医学社 出版) 第16巻 第11号 (2000年11月)に掲載された文章です。

以前、このHPで紹介させて頂いた言葉である。再登場である。
何故、改めて紹介することになったのか。
ある年の11月に入ってチームの練習は精神的にハードになってきている。監督が提案する練習内容を自分たちで分析して取り組まなければならない事を突きつけられている。最近のクラッチが提案する練習メニューにマニュアルはない。
部員たちは「わからない。どうしよう」で凍り付いている。
「答えは自分たちで探せ」しか言わないクラッチである。

 そんな日が続く中、暗いムードが漂っているチームのコートに天井から鳩の卵殻が落ちてきた。中身のない殻であった。どうも雛が生まれた様である。部員たちの誕生日の歌の大合唱である。幼いというか、純粋というか微笑ましい光景が訪れた。

 話がここで終われば、ここに取り上げる気持ちは全然なかった。明くる日の1年生の個人ノートに、この殻が落ちてきたことから、自分たちは今までのチームの殻を打ち破って、新しいチームを創らなくてはという類の事が書かれてあった。自分が伸び悩んでいるのは、自分が勝手に作った壁があるからだと書いてある。これにはびっくりした。早速、コートが練習中にもかかわらず、読んで欲しいと申し出た。

「これって 啐啄同機(そったくのとき)じゃないか。」
と指導者クラッチは叫んだ。
この子がこんな事を書くなんて、その日のミーティングはこの話である。成長する部員に拍手である。このことを書いた子は、一時伸び悩みバスケットが面白くなくなっていた。その部員が見つけた成長である。

今のチームのテーマは「監督を超えろ!」である。
それは決して「好き勝手にしろ、やれ」という意味ではない。
昨年までは、「提案されたことを確実にマスターする」が主な課題であった様な気がする。
その殻を破りたかった。それが「監督を超えろ!」という言葉になった。

啐啄同機を部員に教わったことは「監督を超えだした」かなと思える事が随所に確認出来だしている。

信じる否かは、あなた次第である。

                           
スポンサーサイト

category: オフィスKURACH

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://kurach.blog13.fc2.com/tb.php/1638-b5ced547
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

FC2カウンター

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード