クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

最新トラックバック

【ある日のコーチング・カレンダー221】《変化が起きる》 

【ある日のコーチング・カレンダー221】《変化が起きる》

上級生へのアドバイスで・・・。
公式戦後、変化が起きる。

ある時代の、ある時期のチーム。

チームの朝練が少し変化してきた。
チームとして強制していることではないが朝6時過ぎには2~3人程度の部員が朝練をするために登校してくる。特に本年度はその数が多い。うれしい悲鳴である。本人の努力と家族の協力なくしてはできないことである。ここまでは、人数の大小はあるものの、当たり前のように朝の自主練(朝練)は続く。
公式戦終了以降、朝練が自主的なチーム練習に変化しだしている。きっかけは上級生の指導者クラッチの呼びかけから始まったことである。
「3年生にとっては最後のインターハイ全国予選、このままでは、上位戦へベストのコンディションは作れない。特に結束を創造する材料が3年生に感じられない。監督に勝敗の行方を任して置けば良い。放課後の練習時間だけで充分であると考えていては、本当に自分たちが負けた悔しさや勝ちたい執念みたいものは生まれない。」とキャプテンに話した内容である。
どのようにキャプテンは受け取ったのだろうか?
そして、どのような行動をとるのか?
上位戦までに如何に過ごさせるかが、今後のチームに関わる重要な日々となる。
「悔やまない日々のために君らはどうする。」

 その言葉を受けてキャプテンは、「この期間を悔やまないように充実した日を過ごしてほしい。特に3年生は後輩たちに良いものを残せるようにがんばろうぜ!」とチームに話した。この時キャプテンの心には、きっと3年生全員が自分の課題をもって、朝、集まってくるだろうと仲間を信じていた。ところが翌日、数人の3年生が朝練に来たにすぎなかった。キャプテンはかなり不満を覚えた。そして、見守るクラッチも不快感を覚えた。これでは単なる、主力が欠けた単なる個人の朝練にすぎないのである。このようなことをキャプテンも、クラッチも思ったのではない。

午後の練習で「これでいいのか?」とキャプテンが3年生を集めての緊急ミーティングがもたれた。その内容はクラッチも知らないが、感性はクラッチとよく似た子であるの。「何故みんな集まって、自分たちのプレイを作り、次の大会に備えることができない」と訴えたに違いないと思っている。

練習後、『部活動は誰のもの』という話と『キャプテンシーは誰がとる』という2つの話を珍しく長々指導者としてクラッチが語った。
このミーティングでも最もクラッチが多く使った言葉が「これでいいのか?」である。次に使った言葉が「誰のためのバスケットボール部なんや」である。「やらされるバスケットボールを目標にしているバスケットボール部なんか」ということを延々と語ったクラッチであった。もし、これで理解してくれないのなら、”出来ないのなら明日のチームはない”とまで感情の高ぶりを覚えた。

『誰のための大会なのか?』とクラッチは訴える。
『俺は勝ちたくて仕方がない。敗退は悔しくてたまらない』
本当に悔しくないのかと訴えるクラッチにどのように反応するのかである。
「もう一度言うぜ、誰のための活動なのか?」で終わったミーティングである。

ここまで言って動きがないのなら、指導者としてむなしいものがある。部員を信じるが部員は、指導者の言葉に反応できないのなら、その部は終わりである。3年間育てた3年生がもし、この呼びかけに「バスケットボール部は自分たちが頑張るものである。」の返答が帰ってこないようでは、この部に発展はない。まして、キャプテンは3年間苦楽を共にしてきた仲間に感じてもらえないのなら、本当に寂しいだろう。

部室の中で3年生だけのミーティング。
何が話されたのか、クラッチは聞かない。

そして、翌日を迎える。

その朝、3年生がコートで輪を作り、何か話し合っている。
そして、申し合わせ練習が始まった。
上手くいかないとすぐキャプテンが練習を止めて、話し合いが始まる。
いつも朝早く来ている下級生のシュートを打つ手が止まって、3年生の自主練習に固唾をのんで観ている。そこに入る余地などない。
少し遅れて来る者を怒るのでなく、申し合わせ練習は続く。
遅れて来たこの顔に「本当にゴメンなさい。」と書いてある。
その日以来、このフロアーミーティングは続けられている。

次の日、傍観していた下級生も入っている。
上級生の「入りたかったら、この仲間に入れや」の無言の呼びかけに輪(和)が広がる。

ある日の休日練習はあえて午前10時からにした。クラッチはあえて10時ぎりぎりに登校した。体育館に上がる階段でサッカー部顧問の先生とであった。
「何か先生に叱られたんですか?朝早くから部員だけで練習していましたよ」
「そうですか!」クラッチの顔がほころぶ。
「別に怒った訳でもないんですよ。悔やむなよと言っただけですよ」
バレー部の顧問の先生も
「自分たちだけで凄い練習をしていましたよ。」
女子バスケットボール部の顧問の先生も
「何かあったんですか?」
などなど部員たちの変化を受け止めてくださっている。

クラッチ「続けろよ。」と呟いた。

その後は、ご想像にお任せします。
チームの動向を信じて見守る指導者がいたことは事実である。

信じるか否かは、あなた次第である。
                             

スポンサーサイト

category: オフィスKURACH

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://kurach.blog13.fc2.com/tb.php/1629-39da1589
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

FC2カウンター

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード