クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー217】《二面性》 

【ある日のコーチング・カレンダー216】《二面性》

どちらが本性
二面性。(担任と部活)

ある時、担任に復帰した。
体育型のクラスである。バスケットボール部の3年生、マネージャー含めて全員同じクラスである。その担任がクラッチである。早朝から晩まで部員と一緒である。
4月の頃は、HRではよそよそしかった部員もクラスの一員としての居場所が見つかり、それなりの学校生活が始まった。

顧問であるクラッチ、担任であるクラッチ、学年主任であるクラッチ、教科担当であるクラッチ、HRで一緒に遊ぶクラッチ、厳しいクラッチ、楽しいクラッチ、ぼけたクラッチなど多重人格を思わせるクラッチの七変化に戸惑う部員たち。

「普通にすれば良いじゃない」と言葉で言っても、学校の普通の基準が通じないクラッチであることを知っている連中である。「この学校の常識、日本の非常識」と訴え続けるクラッチの普段をみるとますます手が抜けない3年部員たちである。

しかし、張りつめた日々も慣れるとそれが当たり前になると凄く良い変化が現れてくる。その良い変化を強制でつくったことではないので他の生徒に良い影響が出だしている。体育祭は独壇場、成績もクラス全体がアップして、成績会議に審議される者”ゼロ”に近い状態である。座学の先生方から「やりやすいクラス」の声がちらほら聞こえるようになってきた。「ちょっとしんどいことを続けなさい」と訴え続けるクラッチに明るい材料は続く。4月からの遅刻指導対象者は1名のみで、かつ直ぐに早朝登校指導で済ませてしまう。こんなクラスが駄目なわけがない。更なる良変化が望めるだろう。
 
 今までのこの学校なら、しんどいことが続くと逃げ出す傾向が強かった。けど、それではいつもでも進歩しない組織で終わってしまう。強い指導にでると生徒たちは、二面性を持つ。強く指導する指導者の前で顔と裏の顔を持ち出す。

このことが最も嫌うクラッチである。だから、素顔のままの姿を見ようと少々の態度の悪さや格好を許していた。無法地帯をつくる気持ちはサラサラ無い。”器が人を育てるだろう”とひたすら我慢をしてきた。変化させる場面が現れるまでは、決して口出ししない我慢の指導を実践してきた。そのことで教師クラッチを取り巻く多くの方が支えてくださっていた。そして、指導しても聞き入れる心を持つまで我慢した。

 日常的に服装の乱れがひどくとも、日の当たる場所(表彰式や決勝戦)などにでれば注目される。「伝統校のユニホームを観ろよ。きちんと指導されているチームはさわやかじゃないか。」と訴えてきた。行動に移すのは、部員自身の心の問題である。決して、指導していないんじゃなく、心から変化できることを待つ指導を心がけていた。
でも、奢りかもしれないが、例えば服装のだらしなさを放置しておくと学校内外で影響力のある立場に立てるようになってきた。だらしなければ、「この学校のバスケットボール部はだらしない」「バスケ部の子は、きちんと出来ない。バスケだけでの子や」などの声が直接クラッチの耳に飛び込んでくる。それは放置しておくわけにはいかない。
最近は、このことを強く指導し始めている。遅すぎると批判されても、やり始めている。まずは、”服装を正そう”から始めている。明らかに変化を求めた。シャツはズボンに入れる。
「そんな当たり前のことが出来ていなかったんですか?」
「ハイ!出来ていませんでした」と顔が赤くなる思いでした。
でもそれには、ある方針があった。学校内で浮き上がる存在になることであった。学校全体が出来ないことをバスケットボール部に求めるのはおかしい。そのおかしいことを我慢せざる得ない状況であったのである。けど、今は違う。
一般生徒の大半がバスケットボール部の活躍の存在を知り、この地域にとどまらず、もっと多くの人にその存在を知ってもらっている現在では、状況が異なる。
「心から、変わろうよ」と訴え始めたクラッチである。表面的に明らかに変化は出てきた。

ところが、二面性が出てきた。
3年生は、学校生活の大部分はクラッチと生活している。変わったことを続けるのが当たり前である。下級生はクラッチの前の顔と裏の顔が見え隠れするのである。
部活できつく指導しても、隠れ場がある。その隠れ場が二面性をつくる。このことが嫌でたまらない。これだけ毎日つきあって、わかる指導を心がけても、末端にまで及ばない指導力に落胆する日々である。
駄目なことを駄目と言える大人が減っている。
駄目を承知で黙認する。そうせざるを得ない社会っておかしい。

駄目と言い続けるクラッチの心を察知して、心ある部員の呼びかけで始まった自主ミーティング。学年別に始まっている。最初は3年生から、そして、下級生へと。
その内容は、指導者クラッチが叱っていることが理解できないレベルの部員への説明会のようである。心ある子が耐えきれなくなったのだと思う。自分が出来ていても、出来ていない部員がいれば、駄目である。そのことに気づいて部員の呼びかけで始まったこのミーティングを高く評価したい。チームが更なる進化を遂げるスタートである。

器が人を育てるである。
連続近畿大会出場や各大会最終日までいるチームの存在が、大きく自分たちを変えようとする姿を受け入れられるようになってきた。
だらしなさがかっこいいのではない。
きちんと出来ることが、かっこ良いことを覚え初めて畷北男子バスケットボール部である。
クラッチの要求が素直に受け入れられるようになるまで、7年の月日が必要とした。

信じるか否かは、あなた次第である。

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