クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー213】《怒りと失望》  

【ある日のコーチング・カレンダー213】《怒りと失望》 

何故か様子がおかしい。
怒りと失望

 ある時、あるスポーツクラブのホームページと出会った。
そのクラブ理念の一節に
 『最近、大人が正面から子供と向き合う事が出来なくなり、家庭も学校も地域も、子供達にフレンドリーになりすぎています。子供の人格は勝手に出来上がるものでは決してなく、大人によって作られるものだと考えています。私達スタッフは、子供達の成長過程で最も重要な時期に、スポーツと言う媒体を使い、微力ながらでも影響を与え近年の日本が忘れてしまっている、「自分の頭で考えられる子供達」が少しでも育って行ってくれれば、と願いながら指導しております。』
 と書かれてあることに共感を持ち、指導者して、組んできた自分たちの姿勢に間違いなしと信念を新たにした。
『子供の人格は勝手に出来上がるものでは決してなく、大人によって作られるものだと考えています。』 その大人によって作られるは、子供の人格は自由を強調するあまりに”好き勝手”をインプットされた子供の不幸を戒める言葉であると理解する。家庭の教育力が低下し、社会が子供を育てることを放棄し始めている日本でスポーツを通じて救いたい、教えたい理念に拍手を送りたい。

 自分が指導していたチームの部員は純粋であるがしつけという面では全体のこと(雰囲気)の善悪をつかめない傾向にある。一部の部員の雰囲気を察知できるレーダーのおかげで、行動の善悪を全体に伝えることが出来る集団としてのここ1年で飛躍的に成長した。それも色々な公共の場に出て、チームが組織として行動できた”おかげ”である。公共の場とは人間が一つのモラルを形成して、社会に迷惑をかけないで行動できる所であると理解している。
 随分、組織として成長してきた部員ではあるが集団で行動すると、どうもお祭り気分が抜けきれずに試合会場で”悪のり”のサポーター化する傾向がある。余り締めすぎると畷北らしさもなくなるが、成長して来ている大人としての行動が随分とれるようになったので安心しているし、任せている部分もある。ところが誤解を受けやすいのか、チームの行動を良く思われていない方がおられる。このことは指導者として常々戒めていることであるがテンションが上がると興奮気味になる傾向が多々ある。一部の子の行動が場の雰囲気を感じられなく、この日の公式戦会場で観客席や通路で騒いでいたようである。それを戒めて頂き、”しつけ”して頂いたのである。このことは戒められた子が監督に申し出たことにより発覚したので、直ぐに指導して頂いた方に謝罪した。試合以外の所で手のかかるチームである。この”しつけ”の部分を早く卒業したいがこれが現状である。この日、試合後のミーティングもこんなことばかりで暗いことになってしまったのである。

 ”一部の部員の雰囲気を察知できるレーダーのおかげ”である子の様子がどうもおかしい。いつも監督ミーティング後に部員たちの自分たちだけのミーティングを持ち、監督の言葉と自分たちの行動を再確認して、みんなに注意して、その日のミーティングが終わる。この子の言葉が監督より重いことが結構多い。ところが今日の監督の「周囲の迷惑を考えて行動しろ」にこの子が憮然としているのである。「これは何かあったな?」と感じて、聞いても「・・・・。」無言であった。気になったが明日冷静になったときに聞き直そうとその場を離れた。「失礼します」と解散したがいつもの明るさはない。やはり雰囲気がどうも違うのである。
 
明くる日のクラブ個人ノートにこの子が切実と訴えてあった。
 ノートには、観客席が狭くて自分たちの試合を通路で待っていた。その時に騒がしくしていたので注意された。直ぐに謝って「みんな静かにしてや」でその場は治まったと書かれてあった。ところが、その場に居た他校の保護者に「どうせどっかの弱いチームの子が騒いでいるやろ」ともろに言われたという。非常に傷ついたがチームの代表として「すいませんでした」とお詫びしたけど、その目が軽蔑の目であったと言う。悔しかったが頭を下げたという。その程度しか観られていない自分たちにショックを受けたという。
 この子のノートの最後にこう書かれてあった。
 『自分たちの行動は悪かったけど、軽蔑の目でしかみてくれない大人を軽蔑します。私たちのチームを誇りに思っています。この人たちを見返してやりたいです』で終わっている。自分たちの非を非と認めて、次の行動を取ったこの子を誇りに思う。そして、成長途上のチームが取った行動は指導者クラッチの責任である。”しつけ”は大人がすることである。この子たちが心から詫びて行動できるチームに育てて見せます。そして、一人一人が責任と言う自覚をもてる組織にしたい。心ある子を泣かせては、大人の恥である。

その後、ある時代の上位チームとして頑張れたのも、この子たちが育ったおかけだと自負している。

信じるか否かは、あなた次第である。
                    
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