クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー197】《勝負のあや-その4》 

【ある日のコーチング・カレンダー197】《勝負のあや-その4》
勝負のあや-その4

けど、少し気になることも浮き彫りになってきた。

 目の前のことだけに対する各自自身のわがままが出始めたのである。全ての部員を対象に練習は実施されている。ところが試合間近になるとスタートメンバーと繋ぎメンバーに絞り込まれてくる。その対象に替わるメンバーをチーム内で競わせる。そこで一生懸命頑張る姿勢はある。けど、全員がスターターと誤解することが起きてくるのである。使われないことをもろに顔に出す部員やプレイングタイムが短いことに腹を立てる部員が目立ち始めたのである。自分の力と他の部員の力の比較が出来ないのである。

 部員の努力を否定するやり方はチームには存在しない。どんなささやかなことでも、その都度、取り上げて出来る限り、その部員の努力をみんなで考えるように心がけている。でも明らかに違う力差を自覚できないことには、大きな過ちを犯してしまう危険性がある。とんでもない差を「俺は出来る」と思ってしまうことが凄い自信喪失を生む結果も考えらえる。このことを自覚させなければならない時期が訪れてきた。自分の力を自覚させることは、自信喪失でやる気をなくさせる危険性もある。けど、あえて実施した。

 チャレンジ制を実施したのである。”チームのバスケットボールを自覚しながら試合をする”というテーマで実力別に組んだチームで上位にチャレンジする紅白ゲームを実施したのである。大部分の部員はこのチャレンジ戦を快く受け入れて、自分に、チームメイトにチャレンジしていったのである。観ていて実にさわやかなチャレンジ戦であった。けど、「自分はなぜこのレベルのチームなんだ」とふてるものが居た。案の定、次の日からこなくなった。非常に寂しい出来事である。「自分がなぜスタートじゃないんだ」の思い上がりが取らせた行動である。この部員には常々「今の君のプレイスタイルでは、出番はないよ」と監督からアドバイスされていたのにもかかわらず、変化がみられない部員であった。部内でライバルにもかかわらず、来なくなった部員に復帰するように試みたが返答なしでと言う。もっとも心配していた部員も「連絡する必要はない」と切ってしまった。
 
チャレンジ戦前に与えた指示。
①激しくなることが予想される。怪我しては、意味がない。まして、相手を傷つけるようなプレイは即刻チャレンジの権利を剥奪する。
②スタンドプレイは許さない。畷北というチームを考えて行動すること。
③監督・コーチからのアドバイスは、この試合に限ってない。自分で考えるしかない。各チームのメンバー構成だけは監督・コーチが指示する。個人的なアドバイスは全てに与えない。
④ベンチ入りの10名は事前に発表した。残りの5名の枠を競ってほしい。

そして、試合が開始された。もっともベンチ5名枠に近いチームにチャレンジするスタイルで始まった。結果として、ベンチ5名枠に近いチームが圧勝した。後の2チームは自分たちの力を知る結果になった。この結果がチームの士気が低下するかと高揚するかどちらに出るか楽しみであった。

その結果は自分の現状の力を認めざるを得なかった。自分のレベルが自覚できたことで、足りないことを練習するとクラブノートにほとんど書かれていた。チャンスを与えられたことに感謝して、かつ、頑張る基準が自覚できたことをインプットされたみたいである。その後の練習は益々ヒートアップした。

 役割の徹底とチームの方針を信じることが自覚できて地区大会に入った。そして、その対戦を迎えた。予想した通りのことが目の前で展開された。第3クォーターまで7点差負け、第4クォーターに”我慢と信じる”ことの大切さが一気に爆発した。第4クォーターに連取していたことが全て発揮されて、29-11で大ブレイクした。

 勝ったことの喜びよりも、”我慢する”ことの大切さを学んだことが最大の収穫であった。自分たちが努力する先に予測されることを信じて努力することの大切を学び、努力する結果を想像できることを学んだ。決勝では別のチームに負けたけども、得たことの大きさから、チームの飛躍を予感できる大会であった。

 次への課題は新たなるライバル校へのチャレンジである。連続して勝つ事へのチャレンジャーとしてのチームへのスキル創りが課題となる。

勝負のあや-結-

信じるか否かは、あなた次第である。
            
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