クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー195】《勝負のあや-その2》  

【ある日のコーチング・カレンダー195】《勝負のあや-その2》 
勝負のあや-その2-

「試合の勝負を預けてくれ」とは。

 対戦相手が決まったのは一か月前の抽選会である。この時から戦いは始まった。それはライバル校の一つを試合相手ではあるが憎き敵にすると言うことでない。自分たちの内面的な戦いの始まりを意味するに過ぎない。先を見据えての戦いを指す。これはチームの苦手な戦い方の一つである。

 ”我慢する”このことが出来ないのである。大阪弁の”辛抱(しんぼう)しいや”が出来ないチームなのである。コツコツ積み上げた先に見えることを考えて行動がとれない集団であった。目の前のことには集中できるが、今実行していることが将来の結果に結びつくためのことであることを思い浮かべられないのである。しんどいことを克服する努力の先に見えること(勝者になる)を夢見ることが出来ない集団であった。即、結論が出なくては我慢できない集団であった。だから、すぐ切れる、頭に来る、逃げるというダメ駄目集団になりかねないのである。ただ一部のリーダー性のある子で持っていたチームである。この体質を改善できなくては、チームの明日はないと指導者クラッチの頭を悩ませていたのである。

 何とかしなくては、全国なんて覚束ないチームで終わってしまう。この夏に我慢する、辛抱した先に見えることを想像させるコーチングを計画した。その第一歩が抽選会である。この時に、既に、休み中の大まかな練習計画は出来上がっていた。特に名将の先生率いるライバル校とは、さらに休暇中このライバルチーム7日間近く生活を共にするような計画であった。抽選はどうであれ、いずれ地区の準決か決勝であたる。さらに中央大会(県大会や府の大会)でも上位で再戦する。ましてや全国への切符はウインターカップなら一つしか行くことが出来ない切符である。このことを先生と話し合って、両チームのレベルアップのためにやろうと決断した。

 第1クールの合宿では、ライバル校とのレギラー戦は2クォーター戦17-34で完敗であった。けど、自分たちの弱点を見つけることができた対戦であった。
『チームの誇りを持って走れ!』と言っても、リバウンド、ルーズを支配できなくては、走ることがマイナスの要因になってしまう。ならば、走ると言うことの原点はディフェンスである。自分たちのボールにするためのチームディフェンスを頑張らなくては、走ることができない。特にリバウンド、更にセカンドリバウンド獲得が良い走りを引き出す要因であることにチームとして気づく。

 第2クールは、このことを修正して、私的な招待試合決勝戦にチャレンジした。結果は47-56の9点差で終わる。その時のミーティングは、「17点差を9点差までつめたな」であった。この試合は3クォーター制であったので「勝負の第4クォーターを楽しみにしよう」でミーティングは終了した。この時点では、ディフェンスリバウンドは互角に戦えたがセカンドリバウンドを得点に結びつけられていた。このことを反省材料にして、地区大会までの課題とした。

この時点で頑張りが数字で確認出来るようになった。頑張ればこうなることを確認できたのである。一つの課題で一ヶ月後を考えて、辛抱(しんぼう)を教えるには、最適な材料が畷北に提供されたのである。部員が非常に理解しやすい結果であった。この時点で先を見据えた辛抱が体験できたのである。けど、真の結果は、実際に目の前で起きた事実でしか強烈にインプットされないだろうとクラッチは判断していた。

 そして、第3クール地区の対ライバル校戦まであと10日間である。セカンドリバウンドを確保できる意識と結果を持たせる取り組みが始まった。

-続く-
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