クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー165】チームの乗りノリを考えるⅣ 

【ある日のコーチング・カレンダー165】チームの乗りノリを考えるⅣ
”乗り(ノリ)”を考える -そのⅣ-

 若者の”ノリ”はエネルギーである。

 ”悪ノリ”を考えよう始めた考察ではない。若者が持つエネルギーを発揮できるにはどうすればいいのかがテーマである。エネルギーの方向性さえ間違えなければ、きっと”良いノリ”は創造することは出来る。若者のエネルギー発散ではなく、発揮のメカニズムはあるはずである。クラッチはバスケットボールの指導者であるまえに教師である。このことを抜きに指導は考えられない。

 このテーマに取り組むきっかけは、勤務先の体育科K先生との朝のミーティングからである。K先生がとある有名高校サッカー部N監督の講演の話からである。夢を追いかけて20年、常に悩み続けた”勝つこと”と”育てること”の狭間に立ち、選手の反発との戦いの中で得た日本一という話から”若者”というテーマが浮かんできた。単なる技術指導だけでは済まない域が高校スポーツ界やヤングゼネレーションの指導者に要求される時代が来ている。非常に高い質を問われる時代に突入している。若き指導者が若者を指導する。兄貴的な存在が選手を引っ張って行く魅力は当然必要である。ところが若き指導者の導入がままならぬ時代で高年齢化した指導者が長く続き、指導者側が変わりようのない慢性化した時代である。今、間違えれば、スポーツ界に本当に冬の時代がやってくる。

 ここであきらめては、若者のエネルギーを受け止めることができない。我々指導者が若者に近づき、かつ、スポーツの持つ魅力や厳しさを伝えることが急務である。すでに実践しておられる指導者がこの文章をお読みになれば、「遅れているぞ、クラッチ先生」と言われかねない。けど指導者クラッチは、指導者としての質の向上を求めて自分なりに、バスケットボール競技の楽しさを再考し動き始めた。

技術・体力・精神力・戦術といったコーチングの必要条件は監督としてのクラッチとしては、自分自身の中では、ある程度できあがっている。30年の月日はだてに過ごしていないと自信めいたものはある。だから、クラッチの育てるチームのテーマは『人を育てる』である。このことは何年取り組んでも突き当たるテーマである。人が人を指導する難しさの克服は語れば尽きない永遠のテーマなのか。それが”若者のノリ”を考えてみようとするきっかけとなった。結論はでないかも知れない。けど、若者のエネルギーをどのように受け止め、競技する楽しさに夢中にさせるかというものが自分なりに見え隠れし始めている。

 ある年のインターハイ2次予選敗退で全国の道はなくなった。チームなりに頑張ったが選手、監督が再びチャレンジするエネルギーを持つには、少し落ち込みがきつかった。会場を去りがたい心境であった。そんなときに我がバスケットボールの恩師”Y先生”のベンチワークである。退職され、新たに嘱託という立場で孫のような年代の子供たちと”勝たせたい思い”を必死で表現なさっておられる姿に、天の声が聞こえてきた「クラッチ何しているねん、指導の原点は選手に近づくことやで」である。Y先生は選手と一緒にハドルを組み、ベンチに座ることなく、選手を励まし続けておられた。子供たちと一緒にガッツポーズ、そして、時には罵倒する。なりふり構わず、勝たしてやりたい一念がベスト16進出ということを勝ち取られた。勝った瞬間に子供たちと抱き合っておられる姿に「まいった」いう言葉を発していた自分を思い出す。この原点を忘れる事なかれである。

 この姿勢を観て、会場を出るときには、既に頭は次の1ヶ月のテーマは決まっていた。

 その結果が順位戦から近畿大会に結びついた。けど、若者の”ノリ”をこの大会の最後まで真につかむことは出来ていないような気がする。チームの持つ能力を最大限伸ばしていない指導者クラッチに自分自身出くわすのである。

-続く-」 
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