クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー156】《選手選考とチームつくり》 

【ある日のコーチング・カレンダー156】《選手選考とチームつくり》

選手選考とチームつくり。

 チーム登録数が、多い都道府県でのセレクション(選抜)チームの選手選考は非常に困難である。セレクター(選考に当たるスタッフ)は、実に大変だと推測される。
 どのような選手を選考すれば、最も強いチームを作れるか、それが選考会のテーマである。だからこそ、その年の最高と思われる各都道府県ドリームチームの結成を期待する。インターハイとは異なるタレントが登場する国体、各都道府県のスタッフが、その年のベストメンバーで、チームつくりの見本になる試合を期待したい。だから国体が楽しみになる。心から応援したくなるメンバーを選考してほしい。選手と指導者に夢を与えてほしい。
 
ある時期、選手の選考から試合計画までをあまり目立たないが、成功した例を職場の同僚であるサッカー部顧問K先生から、お聞きして、非常に興味を持ち、我々指導者のチームつくりに参考になるものを感じたので取り上げてみた。そして、どうすれば強く魅力あるいいチームを創造できるかを考えてみた。
 
 古い話とは思えないことを書き残していた。

そんな大会あったかと盛り上がりに欠けたある時代の東アジア大会。
 この大会の日本サッカーチームにチームつくりの原点を見つけた。
 学生で構成されたチームが、優勝した。日本サッカーが上昇気流に乗っている一貫としての優勝である。そして、その勢いが乗り移ったのか、ワールドカップのプレ大会で日本A代表の準優勝は、素晴らしい。特に学生チームは、J1やクラブチームに有力選手を獲られる中での選抜チーム結成には苦慮したことだろう。だからこそ、東アジア大会の日本サッカーチームは、大きく評価されるべき優勝である。その選考には、短時間で監督の意志が的確に伝達され、選手に「考える力」と「実践力」を要求されるであったのではないだろうか。でないと短期間であれだけのまとまりあるチームを作れないだろう。それを受け止めて戦った選手は素晴らしい。そして、監督・コーチ・スタッフの能力の高さは、またまた素晴らしい。選手選考に際しての基準を明確にされて、選考スタッフ意識の調整力と観察力の高さをみることが出来る。強いチームの寄せ集めに成りやすいセレクションチームの実体に挑戦された指導者の勝利である。

 このチームの成功したセレクションの方針に着目した。
①J1やクラブチームに選手を持っていかれているけども、大学にも有能なタレントは  揃っている。その中で「学ぶ姿勢」を優先された。
②「なぜ、俺を使ってくれない」と態度をあらわにする選手よりも、「どうすれば、使ってくれるのか」を考えて取り組んだ選手を優先させた。
③監督の試合計画にマッチした選手選考を実施した。「なぜ、あの選手を選ばなかったとの批判もあっただろうが、少しの技術的な劣りよりも、頑張る姿勢やチームの和を優先させた。単なる体力的な頑張りでなく、監督スタッフの意向をくめる選手を選考した。
④そして、相手チームのスカウテングを徹底させて、あきらめないハードなサッカーを展開させる。参加チームから、「どんなハードな練習を取り入れたんだ」と驚嘆させる試合結果を残した。
 これは、K先生からお聞きしたことを基に、推測の域を脱しないが考えられる内容を上げてみた。

自分のチームに置き換えて選手選考を考えてみる。
チームを指導するときのレギラー&ベンチメンバーの決定は、監督業の永遠のテーマである。日頃の練習でも、全ての選手に満足させられるプログラムを提供するには至難の業である。ましてや狭いコートエリヤでは、益々至難の業である。その環境の中でスターター&ベンチメンバーをチーム内で選考して行くにはどうすれば良いのかが、監督業としての自分のテーマである。
真面目さを全面出すのは、当たり前のこと。
 休まない、サボらないは、当たり前のこと。
 しかし、真面目さの基準は、個々の人間によって捉え方が異なる。
 朝練一つを取り上げても、いつも参加しているが参加しているだけで向上心が薄い部員とテーマを持って、朝練を続けている部員とでは、月日を重ねると差が出てくる。けど、どちらのタイプも真面目に朝練は続けている。なのに監督が与えたテーマ練習では、理解力の差でかなり差が表れてくる。単に参加しているだけでは、質の向上には繋がらない。この部分の意識改革がチームには必要である。
 
 私が指導していたチームは、公式戦メンバー決定までには、かなり平等にプレイングタイムは、与えられる。日常の練習では、全ての部員が同じ練習メニューと時間を与えられている。だったら何処で差が付くのか、元々の能力、それも一つの要因になる。けど、元々の能力優先では、部員は、努力しない。選ばれし者だけの集団しか成功しないことになる。これではチームのモラルはきっと低下していくだろう。やはりチーム内に努力の過程をチェックする機能を持つこと。そしてその基準が、明確に部員たちに伝えられるチーム機能を持つことである。同じメニューをこなすチームの利点は、練習試合での試しが実行しやすい。そして、結果を比較し易い利点がある。ただし、全ての部員にプレイングタイムを約束しなければ成らないので、どうしても練習試合が一日中になる。
 
 結果を出せる者と出せない者の差は、何処にある。
①で上記②の話をしっかり聞いて、自分で考える能力を身に付けさせる。
②チームのテーマ、個々の選手のテーマを明確にしてやる。そして、自分で考える能力を養う。
③最後の所は自分で判断させること。結果を最後まで、指導者の手を差し伸べてはならない。結果は、良きにしろ、悪きにしろ、自分で出させる。
④結果に対しては、指導者が必ずコメントすること。
⑤努力の結果に対しては、完全否定してはならない。
⑥失敗に対しては、「もう一度チャンスを与える」とコメントすること。自分で考えられないときには、アドバイスすること。
⑦チームの一員になるためには、コツコツとした努力が必要である。チームメイトは、その姿を見ている。
⑧アドバイスを求めてくる環境を作る。
⑨コーチのアドバイスを聞き入れれば、良い結果に結びつくことを自覚させる。

このようなテーマで接していけば、かなり自分の頭で考えて行動できる力は付く。しかし、一人の指導者で運営して行くには、部活動は困難な時代である。ましてや40人という大所帯では、益々困難さを痛感する。複数の指導者が一つの方向性を見出して、協力して育てていく時代である。このチームは、二人の顧問と一人のコーチと二人のOBコーチでチームを運営している。それぞれに役割があり、努力出来る環境作りをしている。チームスタッフに迷いなし、結果は、どうれあれ、チームに一つの方向性が、感じられるように運営すべきである。選手は敏感である。このチームで頑張れる素地を創造する力を持ちたい。

過去の事例を参考にチーム創りを試みた。
ささやかな結果ではあるが成果が見え隠れした。
この積み重ねで成果を出そうとチャレンジした。
そして、浸透させた。

信じるか否かは、あなた次第である。

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