クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー97】ゾーン現象 

【ある日のコーチング・カレンダー97】ゾーン現象

緊迫する競技で信じがたいプレイが飛び出す。
個の緊張感の中でリラックスし、スーパーパフォーマンスを発揮し、奇跡を起こし歓喜に包まれる。
自分以外の全ての動きがストップし、自分だけが思う通りの動きのプレイによって、ゆっくりと打ったシュートがブザービーターとなり、リングに吸い込まれていく。
このような現象をスローモーション現象=『ゾーン』と呼ばれている。
スーパースターと呼ばれる選手が緊迫した場面のプレイに会場は歓喜の渦となる。感動に包まれる。

ある優勝決定戦。
勝てば1位、残り5秒、2点ビハインド、相手ボール。
ほぼ絶望的な状況で奇跡が起きる。
ボールをスチールし、最後の攻撃チャンスに。
その瞬間、ベンチは延長戦が過る。
もっとも、確率の高いランニングショートにと考えた。
その時、そのプレイヤーは監督である私の声が聞こえたと言う。
その声とは「止まって3Pを狙え!」だと言う。
そして、打ち放されたシュートは理想の弧を描き、ゆっくりとリングに吸い込まれていく。
監督である私は「何すんねん!」を声を出した。
奇跡の大逆転で私はコートに胴上げされ舞っていた。

後日、本大会の宿舎で
「あの時、なんで3P打ったんや」と尋ねる。
「監督が打てって、ベンチで叫んだですやん」と言う。
その時、チームメイトも私もコーチも、不思議な感情に包まれた。
「俺は何も云ってないよ。むしろ、何、すんねんと叫んだぐらいやで」
でも、打った本人は「監督の声が絶対に聞こえた」と言い切る。
ただ、チームの全員がボールはゆっくりとスローモーションが如くリングに吸い込まれていく場面を共通に「そうだ」と言い切る。
そして、不思議に会場が静まりかえっていたこともチーム全員が一致した見解であった。
このあり得ないような現象を経験したチームは当時、弱小と言われながらも本大会でベスト4に進出を果たしている。
まして、このチームが選抜軍であるから、チームを指揮しながらも凄さを強く感じた。
これを私は語り繋いでいる。

話はここで終わらない。
冷静にチーム創りを振り返ってみよう。
選抜軍を組む時にブロック予選勝ち抜くためのメンバーを選考から始まる。
決勝で予測される相手チームはその時の高校チャンピオンである。
そのチームに勝つには、を想定してのメンバー構成となる。
分析結果、身長差からのゴールした付近は相手が絶対的有利。単純に考えてそれにどう対応するかが分析結果として浮上する。長身者は選考できたもの差はある。差を埋めなくてはならない。それに対応するのは3Pとデフェンス力との結論に居たる。そして、それを叶える選手の選考となる。
結論、戦う術はある。かなりの確率で3Pシューターは居る。ましてや、相手チームのチェンジング(マンツーからゾーン)へのゾーンOffense要因としてのシューターもいる。勝機あありの結論に至る。
その3P強化で勝機をコーディネイトして、短期間でチーム創りをおこなった。

だから、奇跡の一本、ゾーン現象につながる声やチーム共通認識で創り上げた3Pシュートを選択させたと分析する。偶然生まれた奇跡のシュートではなく、根拠のある取り組みの結果、必然がこのシュートの背中を押したと言える。
来る日も、来る日もただひたすらにこのような場面設定の産物であると自負している。

その後、何度かこのような場面を経験させていただいた。
場面設定してのスキルの重要性を見つけて、時間との戦いとプレッシャーというテーマでメニューをチームに提供してきた。

信じるか否かは、あなた次第である。
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