クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー262】《教え子M》  

【ある日のコーチング・カレンダー262】《教え子M》 

教え子がチームを連れてくる。

教え子。                                     

 ある時、転勤して間もないころ、前任校バスケットボール部、最後の部員7人の一人である”M”が教員として、7人の部員を引き連れて、私のチームのコートに現れた。本年度より公立高校の数学教師として教鞭をとっている。
 コートに現れるなり、開口一番「自分には7人というのが付きまとうんですかね」であった。彼にとっては、高校3年間の最後があまりにも強烈な出来事だったのだろう。クラッチも”M先生”と思いは同じである。引き裂かれた別れであったので、その時のことは忘れられない。7人とは前任校に置き残してきた7人の部員のことである。44名近くの部員が一夜にして4人になり、部存続すらままならぬ日々をすごし、「もうバスケなんかしたくない」と言い出したキャプテンをくどき、”M”が必死で集めた7人でクラッチと共に戦った日々を、彼の出現で強烈に思い出す。

 時が過ぎ、その”M”が先生となり、指導者クラッチの前に現れた。

 クラッチと同じように、毎朝、5時に自宅を出て、朝練習を付き合っているという。基本のとなる考え方も同じで、自主練習であると聞かされた。”フジモ”率いる7人のチームにとって、この一日は、長い長い一日であったようである。朝9時から夕方4時まで、頑張っても、頑張っても勝てなくて、どうすることも出来ないスパーリングが続く。逃げ出したかったに違いない一日であったようである。3時30分ごろ、これがラストと聞かされたときに安堵の気持ちが支配していたようである。

 けど、1Q5~6点程度しかとれずに、悪戦苦闘する選手に懇切丁寧に指導する”M”先生に食いついて行く目が輝いてる。時にはフロントコートにも入れることができず、シュートすることも出来ない5分以上の時間を強いられたことも多々あった。でも、どんな大差になっても、”M”先生は諦めずに、丁寧に指導する姿勢をくずさなっかた。

 試合と試合の間に教育論や指導方法など教え子との話に花が咲いた。クラッチがこの学校に赴任してきた当時と同じような環境の学校でバスケットボール部がなければ、教員を辞めたくなると聞かされた。
 「なぁ”M”よ。そこで逃げ出したらあかんで、そういう環境こそ頑張りがいがあるんやで。俺と同じような環境で教師生活が始まるのも何かの縁やで」
 「そうですよね。あの時と同じの7人でのスタートですし」
 するとこの日兵庫から遠征にこられていたK高校の先生が「先生(クラッチ)が最後の日(3月31日)、最後の試合が私のチーム(K高校)とでしたよ。」
 「えっ!そうでしたか?」
 「M高校の片隅で辛い別れをされていましたよね」
 「凄い奇遇ですよね」
新しく教員生活をスタートさせた”M”先生にはこの日の出会いが9年前にタイムスリップできることになり、自分のバスケットボールの頑張りの原点を考えるきっかけになったようである。
 「あの時、必死に部員をかき集めたことが、今の自分があると思っています。あの時、諦めずに頑張れば、何とかなることを経験できたことが、これからのチームつくりや教師生活に非常に役立つと思っています」
 この”M”先生の言葉には重みがある。クラッチには、教員生活の歴史の中で頑張りの原点でもある。それと同じように教え子”フジモ”が教員としての原点としてくれていることに熱いものを強く感じる。きっと強いチームを創ることが予感される。
 またしてもライバル登場である。クラッチも頑張らなくちゃと強く、強く思ったM先生再会であった。

信じるか否かは、あなた次第である。
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【ある日のコーチング・カレンダー261】《興味の持続》 

【ある日のコーチング・カレンダー261】《興味の持続》 

バスケを楽しくさせる要因は
興味の持続。

興味の持続。
このチーム転勤にして9年目に入ったある時期のこと

「この間に出来たか?」と言うより、「どうしてバスケを楽しませようか」の日々であった様な気がする。
どうして楽しませるか?といってもそんなに楽しませるレシピを沢山持っている訳ではない。指導者として、その世代にあったものを探し当てる作業の日々である。
各年代にあったことを探すのは、監督やコーチだけの問題ではない。何と言っても、各世代の部員が醸し出す雰囲気が大きく影響する。

新人戦でライバル高校に競り負け、
インターハイ2次予選で決勝リーグに出られず、
近畿大会で惜敗と
その都度、「もう良いやン」となりそうな雰囲気になりそうなところ、無言で「監督、何を落ち込んでるんですか」というムードを醸し出す上級生、指導者冥利に尽きる。

勝たせてやれないジレンマを払拭してくれる部員たち、この子たちをあきさせては監督失格である。
興味の持続を提供しなくてはならない。
プログラムサービスの提供である。
練習メニューでモチベーションの持続を計って行くわけである。
でも、『走る』というテーマの持続はけっこうしんどい作業である。
誰だってしんどいことは嫌である。
けど、楽しいことはけっこう集中して長くやれる。

興味を持続させるテクニックとして実行していること。
①短い時間で毎日やれるメニューで
②誰にでも理解できるシンプルな内容で
③ユニットが責任を持って、チームの一員であることを自覚して、
④リーダー中心に自分たちで話し合って
⑤与えられたチャンス(試合の)に努力できる環境を整備する。
⑥自分の居場所を探させて、。チーム貢献の出来る場所探しをさせる。
⑦最後に自分たちのチームに誇りを持てる部員であることを欲求する。
この基準で毎日を送れるエリアを提供できることを考えている。
更にクラブサービスとして仲間つくりを常に考えた指導を心がけている。

仲間つくりの困難さは、今の若者のテーマである。
凄く良い雰囲気で活動しているチームも最初から楽しいムードでバスケットをやっているわけではなかった。
当然、毎年起きてくる部の悩みはある。
50人以上の部員が1つになるなんてことは、簡単に出来る訳はない。
公式戦会場での一体感のある行動をとれるようになり始めるまでには、粘りと時間が必要であった事は間違いない。

直ぐ仲良くなるくせに、少しきついことを言われると仲間割れをする。
そして、他人のせいにして人間関係を終わらせてしまう。テレビゲームのリセット感覚で分裂してしまう。
このことがバスケットを好きで折れることで最も気を使う1つである。その為にしている
ことは、自分の居場所を探させて、チーム貢献の出来る場所探しをさせることである。
毎日の練習場所に自分の居場所があることが興味持続の最大の要因であると理解している。

居場所=責任である。
自分が練習に参加しなければ、出来ないことがある。
5人のユニットが一人いなくてはチームのシステム練習は出来ない。
自分がいなければ、仲間は練習できないのである。
練習に参加するのは自分のためでもあり、仲間の為でもある。
自分が休めば、仲間の練習は停止してしまう。
上手く行かないから、自分の活躍場所がないからと前向きにならないと
与えられたユニットは崩壊する。
ささやかな自分の居場所は練習に参加すること。
そして、仲間と一緒に何か(練習)をして、成功感を得ることである。
共通の目的意識を持つことが興味の持続につながるのである。
このことを指導者として心がけている。

信じるか否かは、あなた次第である。
   

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【ある日のコーチング・カレンダー260】《急がば廻れ》  

【ある日のコーチング・カレンダー260】《急がば廻れ》 

心技体論争。
Walk Don't Ran(急がば廻れ)

 できるまで根気と我慢の日々である。
 ここで急いでは、ぐっと伸びる時期を創造できなくなる。選手と指導者の一騎打ちである。

 ある日、3人の指導者が論議を交わした。
 一人は、技術を最優先させるという。
 一人は、体力作りを重要視させるという。
 一人は、精神面を最も大切にするという。
お酒の勢いもあり、3人とも譲らない。
それを黙って聞いていたひとりの人が中に入って、「3人のチームの結果は、来年わかる事だから、それぞれ自分の理念を信じて頑張ってください。私は心技体の一体感を求めて頑張ります。」とその場を去られた。
残った3人は飽きもせず、深夜まで論争を繰り返し、明くる日は二日酔で、まともな指導もできずに無駄な1日を過ごしてしまった。論争もそこそこに帰宅した指導者は、朝早く、すっきりと昨夜の論争の良い所を参考に地道なコーチングを指導する。
 
 数日後、再び、この3人が同席する。
相も変わらず、3人は結論のない論争を繰り返し、あーでもない、こーでもないと尽きることのない論議を繰り返して、深夜まで酒を飲み交わす。いつものように一人の指導者は3人の意義深い論争に耳を傾けながら、「では、お先に失礼します」と席を立つ。帰りの電車の中で3人の意義あるお言葉をメモする。そして、帰宅後、さっさと寝て、朝早くに学校へ。そして、爽やかに指導を始める。
 懲りない3人は、前日やはり深酒と意義深い結論無き論争でやはり二日酔い。素晴らしい論争ながら的を得ていない。選手をどう育てる論争が、無用の空論として響くのである。
ウサギとカメ論争な嘘のような本当の話である。
 
 3人の指導者全て正しい理論、持(自)論である。
 でも、実践する場は、コート上にいる選手へのコーチングである。それが勝負である。
 手段はどうであれ、如何に選手と長くつきあえて、時間がかかってもイズムを浸透させるかが勝負である。まさしく Walk Don't Ran(急がば廻れ)である。心技体の何に比重をかけて指導するかは、その年により異なると思う。非常に技術的に優れた選手を預かるかも知れないし、基礎体力の優れた集団と出会うかも知れなし、精神的に大人なチームと出会うかも知れない。だから、日本的な思想『心技体』をどう教育するかが、その年の戦績を左右する結果になることである。

 私のチームが心という文字を大切にするのは、精神主義を意味するものではない。学ぶ姿勢を意味するものととらえている。いくら良い理論をふりかざして指導しても、受け取る側の部員に学ぶ姿勢や素直さが無ければ、”絵に描いた餅”である。今日の練習で部員たちは、コーチの話をしっかり受け取る姿勢の欠如を強く感じたクラッチは、怒ることなく、わかりやすい言葉で促した。

 でも、首をかしげる部員が数名いたので、何度も何度も、部員にわかる言葉を多用して説明した。
 でも、心に響かないのか、変化なし部員が存在する。
 でも、負けてたまるかと丁寧に丁寧に説明する。
 でも、心を開かない部員が存在する。
 でも、わかりやすい言葉と練習方法で模索する。
 模索とは、納得させて、理解させて、できる間での我慢を意味する。
 でも、部員に「俺たちでもできるんだ」という自信と成就感を味わせるために頑張る。
 それでも、できない選手のために有りとあらゆる手段を講じて奮闘する。
 「いい加減にしろ!」の言葉は上辺だけである。
 心の奥に潜むのは、理解させて、気持ちよくプレイさせるまで挫けるもんかと葛藤する指導者魂である。

 指導者クラッチが励みにしている言葉がある。現在の3年生が引退の日に残した言葉である。
 「俺は大人が大嫌いだ。信じられない。この言葉がある間は、プレイが伸びなかった。ある日、ふと一度だけ大人(指導者)の言葉を信じて見ようと思った。すると少し上手くいきだした。もう一度、次の日に信用しようと心に決めた。すると益々上手くいくようになった。そして、3年間畷北でバスケを楽しむことができた。この俺でも3年か続けることができた畷北に感謝する。みんなも挫けず素直になってください。」
 と残したこの言葉を励みにしている。

 この子には決して優しく接したのではない。むしろ、厳しく辛く当たった方である。でも声をかけ続けてことは事実である。この子には世の中に出て、強く生きて欲しいという一念で接した。その結果、部に残した宝の言葉である。
信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー259】《犠牲心》 

【ある日のコーチング・カレンダー259】《犠牲心》

チームのために何が出来るか。
犠牲心

「どのようにしたら、チームは強くなりますかね?」とよく質問される。
「私が知りたいですよ。」と答える。
そのような質問は愚問だと理解している。
強くしたい、強くなりたいと悪戦苦闘する日々をすごしている人間には、やはり愚問である。極端ではあるが他のチームのことまで考える余裕はない。
練習試合が終わって、相手チームの選手が「一言お願いします」と来ても、クラッチは素っ気ない事が多い。自分のチームの事で頭の中が支配している時には、無理である。それほど器用な監督ではない。だから、「有り難うございました。また、お願いします。」の言葉が精一杯の時が多い。
ただし、自分と離れて他人のチームを観ているときには、指導者クラッチはいつでも評論家に変貌でる用意はある。その時には質問された人が嫌になるまでバスケットを語ってしまう特技がある。その餌食になり、バスケットボール指導の泥沼に入り込んだ人は多数である。
傍観者として観戦している時の私には近寄るなである。

自分のチームに対しては
結果、上位にいるけども満足はしていない。現在の位置が目標じゃないのでまだまだ努力不足や物足りなさをずっと感じている。
結果が全てだとは理解していないが、誰かが言ったかわからないが「強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強いんですよ」の言葉をひたすら信じて悪戦苦闘している自分が存在する。多分、情熱だけは誰にも負けないと自負している。
しかし、これだけやっているになぜ勝てぬとは絶対に思わない。
家族も犠牲にしているなんてことも絶対言わない。
愚痴を言っている間は強くなれない。
家族を犠牲になんてしたこともない。
ただし、家族には協力をしてもらったことは事実である。
チームの浮き沈み(勝敗)を家庭に持ち込んで何になる。
持ち込むなら会話に材料として持ち込めばいい。
会話は理解してもらえる材料の提供にはなると信じている。

何故、勝てぬからと愚痴ることもない。
勝てなかった反省はするものの自分たちを否定することはしない。

大会には入る前に準備すること。
新チームを指導して、1年間かけて育てるプロセスを事前にチェックして、何度も何度も修正して全国を目指す。

計画する→試す→修正する。

この繰り返しである。
指導方針は、先ずやらせる事である。
歩き出してから色々なことを考えて行けばよい。
計画したことが全て上手くいくなんて事はあり得ない。

試し→修正→創造と発展させていきたいのである。

先ず当初に計画してきたことをとことんさせてみる。
その結果、上手く行っている部分を残し修正していく。
そして、出来たものをその年に頑張りポイントとして徹底させる。
チームのためなら何でもするが犠牲心とは思っていない。
指導して上手くなっていく選手を見るのが好きなんである。
その延長上に勝ちがあればそれで良しである。
勝てなんてことは決して言わない。
「勝負を監督に任せろ。自分の信じるバスケットボールをやろうと最大の努力をしろ。」

ある時、期末試験開けの練習が再開されたて3日目。
もう既に3つの課題が突きつけられている。
取り組み内容に差が出てきた。学ぶ姿勢の問題である。
他人任せの者はスタートダッシュに遅れをとっている。
プレイの質を問われているときに結果ばかりを追いかけている者が落とし穴に落ちている。
今日、自分ではダメと思っている選手が誉められた。
それは何故、プレイの質の高さである。監督の要求へチャレンジしているのである。
当然ミスはある。でもチャレンジしている姿勢が賞賛されるのである。
単にシュートが入った、入らないで一喜一憂して自分のことだけで終わっている者に
犠牲心なんて事は理解できないだろう。
チームシステムを機能させるためのプレイを追求させることに目覚めてほしい。
その中で自分の役割とベストパフォーマンスを目指すべきである。
信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー258】《器(うつわ)》 

【ある日のコーチング・カレンダー258】《器(うつわ)》

《器》
 ある時代の新人戦大阪府ベスト4で得たこと。

器の大きさ。

 新人戦中央大会3回戦前日、この高校のOBでアシスタントコーチでもあるMコーチがミーティングで「このチームは、新人戦ではいつもベスト8~16程度だった。そこで初めてもっと出来たはずと感じる。今回、その壁を破るチャンスがめぐって来た。OB全て経験したことのないことである。チームの新しい歴史のために頑張ってほしい。それだけのことはやってきた。」と告げた。
器002

 非常に重い言葉であった。

 人にはそれぞれ持つ度量と言うものがある。
 その人の持つ器の大小の中に無理やり詰め込んでは身動きの取れない状況になる。畷北を指導するときにこのことが尤も注意してきたことである。過度の期待、水準以上の負荷を与える。もし、それを要求していたなら、部員たちは押しつぶさせてしまっていただろう。

 部員に対する要求水準は、常に眼の前のこと。
 過大なる要求をすることを極力避けてきた。
 それは何故、各自が自分の器の中で受け止めることができない領域であるからである。
 彼らの水準に応じた指導域を実践して、一歩一歩頂点を目指しているチームである。
 このチームに赴任して8年目、眼の前のことを一つ一つ自分たちのものにしてきた。
 未知なる領域へのチャレンジャーとして。

 短い年月であるがこのチームにはチームなりの伝統、想いがある。
 指導者が部員に語らなくとも、OBが代弁してくれる。
 身近な人たちの言葉には、現役にとって凄く重いものになる。
 コーチMが語ったことを受けて、来年度からのコーチYが大学で得た豊富な経験から具体的な要求水準を伝授してくれている。指導者クラッチには出来ない厳しいプレイ上の要求である。現役たちの眼が変わった。日々の練習が変わった。

 大会終了、大阪府ベスト4。
 新人戦近畿大会初出場(この時点でこのチーム通算4回目)を得た。

器001


 練習を再開した2月10日。
 コーチY「ここまで(大阪ベスト4)は当たり前やろ、何故、優勝できなかったか?を考えろ。相手の能力が自分たちを上回って、自分たちの能力が無かったから負けたんやったら、このチームのバスケットは終わりやで。あれが精一杯やったらおかしいで。毎日練習しているお前らの能力を出し切った試合やったんか。」と厳しくも納得いく重い言葉であった。

 Yコーチの指摘と指導者クラッチの見解は一致している。
 練習内容のグレードは当然上がった。
 コートには凄い緊張感と充実したものが漂った。
 これに押しつぶされそうな部員もいる。当然である。
 けど、チームの器を大きくするためのものである。

 レギュラーだって甘えておれない。
 この日の練習で怠慢プレイが起きた。もう使ってもらえない。
 そのうかつなプレイが致命傷であったことが体験上生かせていないのである。
 そのレギュラーを脅かす存在が現れない限り、反省できないようである。
 今年は申年、「反省なら猿でもできる」この言葉がやけに重い。
 でもこの日、頑張るやつが現れた。飛躍の材料である。

信じるか否かは、あなた次第である。

                   

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【ある日のコーチング・カレンダー257】《眼(みる)力》 

【ある日のコーチング・カレンダー257】《眼(みる)力》

素材を見抜く力。
眼(みる)力。

眼の付け所が違う。
なんでも鑑定団じゃないが「いい仕事していますね」と目利きが鑑定する。
いいものとそうでないものを見分けすることができる眼力。
同じことをしても、やっても結果が違う。
人によって見る目が異なると結果も違ってくる。

オリンピックは五輪で多くの選手が4年に一度、メダルを競い合う。
この日本も過去、多くのメダリストが誕生した。
オリンピックは多くの国民がスポーツを見直す好材料になるのは間違いなし。
そして、選手一人一人にあるドラマが報道される。
プライバシーに土足で入っていくのはどうかと思うが興味津々である。スポーツ記者がまるで芸能レポーター化しているのは余りいい気はしない。
その時は国民お一人として、野次馬になって記事をむさぼり読むだろうねである。

それは何故か?
選手一人一人のドラマに語られるドラマに潜む共通点、
特に指導者として注目させられる共通点が浮かび上がってきた。
町の、長屋の、隣の子が世界で一番、そして、胸に金メダル。
誰だって嬉しくなる。当然の感情である。
其処での共通点は初めは”普通の子”である。
仙台高校佐藤久男氏の”普通の子が日本一になった”と相通じる表現が使われる。

何処にもいる様な子が努力というたまもので、能力が開花し、良き指導者との出会いで上り詰めて金メダル、誰だって飛びつくサクセスストーリーである。それに感動する。
今、新たにスポーツクラブ・ブームが起きて出している。
「うちの子もひょっとしたら」という親馬鹿が台頭しだす傾向にある。
塾通いやテレビゲームでひ弱な子供が増えるより、まっいいかと思う今日この頃である。

極々普通の子がオリンピックに出場し金メダルを取るに至るまでは凄まじいドラマがある筈である。だから、関係者の涙がある。それを見て感動する。
でも、普通の子が急には世界一にはならないだろう。
それを育てた何かがあるはずである。
その何かとは、この子は世界一になる素材だと見抜いた指導者が存在することである。
その素材を見抜く眼力を備えた人を高、高く評価すべきことである。
科学的に支援するシステムが日本のスポーツ界に芽生えだしてる。
ところが、トップレベルが集結する五輪では”選手の力を見抜く眼力を持った一部の指導者” が育てた結果であり、事実であることにも注すべきことではないだろうか。
決して、機構や組織で上昇気流を創造したようには自分には思えないのである。
そういう意味ではまだまだスポーツ後進国である。
文部科学省が巨額の資金を投入してできた施設の存在も賞賛されることではあるが、まだまだ、国家プロジェクトによるとは言い難い事実を受け止めなければならない。そのようなプロジェクトは始まっている事実はあるが、バスケ界の末端には程遠い存在である。

小さな町のスポーツクラブや道場などを注目すべき事ではないだろうか。
オリンピック開催のたびに日本では五輪の成功の裏にある寺子屋的スポーツクラブが注目される。そこに目を向けて支援すべき事ではないだろうか。トップダウン方式の”御上の通達”でのスポーツ組織には日本の土壌には馴染まないのではと思ってしまう。
一クラブの一指導者の情熱で育ててきた事を横取りするような事だけはさけて欲しい。
現実に繰り広げられている事実だから、人々の感動や共感を揺り動かせているのではなかろうか。

金なし、場所なし、理解なしの土壌でコツコツと努力する。
いつか日の当たる場所に登りつめてやる。この重いだけで必死になる人たちが世界のトップになる。支援して、良いところを吸い上げるのではなく。育った、育てた土壌を研究の材料として支援する制度に眼を向けて欲しい。

一時的な思いこみや一部の上層部で組織の再編を考えて、携わる人間やファンの言動を無視する機構が存在する現実の日本に、眼力を持った素晴らしい指導者が存在する、寺子屋的な町のスポーツ愛好者を支えるプランを考察して欲しい。「それはもう始まっている」と思いこむ組織の人たちよ、自分たちの努力ではないと自覚して欲しい。
資格、資格で共通意識を求めても、素晴らしい指導者や選手は育たない。国家プロジェクトで国の制度の中で育てることも大切なことではあるとは思い理解もしている。

科学的分野を否定すことはないが、その中でユニークな指導があって、それが認められれば良いじゃないか。それで世界に通じるならば、認めざるを得ないだろう。規定にはまった者や組織のマニュアルだけで育成していくスポーツは変であると考える。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー255】《一つの感動を伝えます》 

【ある日のコーチング・カレンダー255】《一つの感動を伝えます》

一つの感動。  

先生ありがとうございます。
生徒からは「あたしにとってバスケや先生との出会いはわたしの人生の中でのなくてゎならない大切な事だったと思います。今日のバスケ部通信に「ごめん」って書いてあったけど、こちらこそごめんなさぃ。こんなに一生懸命チームのためにしてくれたのに、『勝ち』をプレゼントできなかった…プレゼントしたかったです(´μ`)ごめんなさぃ…。」と泣けるようなメールが来ました。
困難な状況ゆえに、自分自身も多くのことをかわいい生徒たちから教えてもらいました。以前の自分と大きく変われた気がします。
今日から新チームのスタートです。創部のメンバーが果たしえなかった夢に向かって再出発です。かつての教えの男子部OBたちも休日は総出で支援してくれています。心でやるバスケットを目指してがんばります。

ということを少し前の過去に連絡をいただきました。
 
感激屋のクラッチとしては、黙っていられない。
伝えなくってはと、気持ちがはやる。この先生が、照れようが、拒否されようが伝えたことがある。この時代の体育科の同僚といつも語っている「今の教育界に足りないもの」「自分が指導するチームを何とかしようよ」に相通じるものを強く、強く感じるのである。

 人を変えるのはかなり困難な作業である。世の中の教育力が低下している現在、学校教育界での教育力はなかなか機能しない。そのジレンマに教育界にはストレスが渦巻いている。疲れている。「何とかしよう」と会議を開いて、打開策を模索するが、所詮、会議は机上の空論である。会議の前に生徒の前に飛び出している教師には無駄な時間である。大人(教員)に求められるのは現場主義である。お上の改革なんて、必死に汗する、必死にもがく、必死に戦う教員には無用のものである。
 
 この先生は、この子達を変えようとなさったのではないと推測する。この子達にバスケする楽しさを伝えようとなさったと理解している。だって、《この先生のバスケットボールの詩》は、バスケを楽しもうとする子に通じる言葉だからである。逃げ出したくなる試合前の緊張感を楽しみなさいよという詩、それが《この先生のバスケットボールの詩》と心得ている。それが感性として受け入れられたことが証明する先生の教え子の言葉である。「勝てなくて、ごめんなさぃ…。」である。この言葉は重い。心に響く。

 心に響く言葉、行動、指導なんて、頭で考えてもつまらない。感性である。
 同じ短い言葉でも、タイミングで感激も感動もする。
 この部員、一人一人がそのタイミングを待っていた。
 そして、《この先生の詩》が響いたのだ。
 「こんなに一生懸命チームのためにしてくれたのに、『勝ち』をプレゼントできなかった…プレゼントしたかったです(´μ`)ごめんなさぃ…」。と。

 クラッチはこのような生徒、部員を育てて、こんな出会いを待ち望んでいる。
 「現役のときに感じなさい。」は良く使う言葉。
 そうすれば、高校3年間を楽しむことが出来る。
 心の充実を楽しむことが出来る。
 そして、結果がついてくると言い続けている。
 でも、誘惑に負けて、逃げ出そうとする。
 逃げ出したくなったときに頑張る耐性が欠如している。
 教師の必死さと反比例する世の中全体の教育力低下。
 一生懸命さが報われる確立を益々低くする世の中、どうなっているんだ。
 こんなに頑張っておられる先生が存在する。「なんとかせぇ!」と世の中に叫びたいのである。
 きっと、バスケの神様が味方する日が来る。
 そんな時に立ち会いたい。
 そのためには、日々を頑張るしかない。
 負けないぞ!

今日も一つの事例として、伝えていきます。
何かを考える一つになればと願います。

信じるか否かは、あなた次第です。
          

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【ある日のコーチング・カレンダー255】《感謝された》 

【ある日のコーチング・カレンダー255】《感謝された》

受け入れた素直さが成長につながる。

ある時の遠征の夜。

各チームの指導者と交流会があった。
その席上で、Y高M先生が
「倉田先生のお陰で救われた選手が居ます。県として感謝します」
「でも、その子が何故変わったかは、選抜に選んだものの事実はわからないんですよ」

そのことは見る限り柄の悪い格好と態度の悪い子であった。
所謂ヤンキー選手である。暴走族のバイクが最高に似合う選手である。
坊主頭にそり込み、口ひげで目つきの悪い選手であった。
クラッチからすれば、格好はがら悪いが、力強くプレイする魅力的な子であった。
でも、大勢の人が感じる印象は、近づきがたい子の印象はぬぐえない。事実、嫌なムードを醸し出す選手であった。プレイをやるたびにいきがって、ファールされたと言えば、睨みをきかせては威嚇する選手であった。
誰だって、相手にしたくないし、自分のチームにいればやっかいな子であることは事実である。
でも、この子を何とかしようと一生懸命指導されていたN先生に感銘を受けたことは、鮮明に記憶にある。

記憶は定かじゃないので、はっきり言って、の子に何を言ったかは覚えていなかった。
でも、関係者が「倉田先生の一言であの子は変わった」と言うのである。
「得意分野の子ですがね…。」と言うもののやはり何を言ったかの記憶はない。

周りの人が言うのには、私が審判した時から変わったというのである。
するとかすかに記憶めいたことが思い出された。
相手の接触プレイで、この子がきれて喧嘩になりそうになった事を思い出した。
その時に「喧嘩やったら後でやり、バスケットしたらどうや。」と注意したことを思い出した。
その言葉ぐらいで、その後の彼に影響を与えるなんて事は有り得ないと思うが、この子にとってはインパクトのある言葉であったらしい。
その後、大きく変化があり、一途にバスケットに取り組む姿勢が芽生えたという。
それで変われれば素晴らしい事じゃないですか。
1年ぶりに再会したその時位、容姿はそのままで、がら悪かったけど、かなり印象の異なる直向きなプレイに共感を覚えた。

他校の生徒へのアドバイス。
自分のチームへのアドバイス。
どちらにしても、受け入れる本人の問題である。
ただし、他校の生徒とは毎日つき合うわけが無いので無責任な所はある。
だから、練習試合後のアドバイスを求められても、クラッチはあまり語らない。発言後に責任を持てないからである。
自分のチームなら、クラッチの発言に最後まで責任を持つのが責務である。
それがクラッチ流と心得ている。
今回のこの事は、日々接しておられた先生の勝利であって、クラッチが誉められることではない。
でも、日々真剣に人と接してきたお陰で良く言ってもらえたことである。非常に嬉しい出来事だった。

信じるか否かは、あなた次第である。

               

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【ある日のコーチング・カレンダー254】《チームとしての成長の跡》 

【ある日のコーチング・カレンダー254】《チームとしての成長の跡》

ノートに書かれた文章から成長の跡をみる。 
ある時代のある部員のノートより(原文のまま)
「今日のこと」
今日は朝から、一日中、奈良県の高校と練習試合でした。
午前中はAチームが中心になってゲームをしていました。
そして、今日また一年生がゲームに出ていました。
すごく悔しかったけど、監督がミーティングで言っていたように、僕らはちゃんとそこらへんの割り切りは出来ています。
近畿大会の夜に監督と約束をしたので、僕は絶対に何で応援やねんとか、なんで出してくれへんとか思いません。みんなも絶対にそんなこと思わないと思います。
それがみんなで闘った結果ならしかたがないと思います。
それに僕らは応援に誇り持っているし、カッコ悪いとも、全く思っていません。
このチームの良さは、ベンチも上(観客席)におる応援の人らも、同じ気持ちで戦うという所なので応援もすごく重大な仕事です。やっぱり僕らはプレイヤーなのでプレイして、チームの役に立ちたいけど、監督も色々考えてベンチメンバーを選んでいると思うので、みんな何も言いません。
明日は午前中が普通の練習で、たぶん午後はゲームになってきて、一年生が使われるかも知らんけど、僕はそん時、1回1回悔しがっても意味がないので、自分がチャンスをもらった時に、全力でプレイしたいと思います。チャンスを生かしたいです。

この文章に部員の成長を見ることが出来る。さらにこのチームが組織として大人になったことを感じる。この文章を書いた子は自己表現の下手な子で、上手くいかないと荒れる、すねるなどの子である。上手く表現できずに平気で試合に使われなかったことに「恨んでやる」とノートに書く子であった。自分自身で悔しがっているのは、スポーツ選手として大切な要因の一つである。けど、自分のストレスを他人にぶつけることは誤った方向である。下級生の時にあからさまに自分の感情をぶつけて、顔色を変えては監督、コーチから強く指導されていた部員である。時には1ヶ月近くペナルティーを与えられ、練習させてもらえなかった部員である。その時の経験でかなり自分の感情を抑えることがトレーニングされた部員である。

最近の若者の特徴である”キレる”状態を平気で出す風潮がある。きっと生まれたこのかた動物的に感情をあらわにして許してもらっていたのだろう。そんな部員がかなり入部してくる。いい加減にしてくれよと思うぐらいに大人に対して、平気で顔色を変えてくる部員に出くわす。毎年、毎年、「いったい何と闘っているんだよ?」と叫び続けている指導者としての自分に負けそうななるときがある。

このチームは部員に平等にチャンスを与える組織である。このことに関しては自信がある。それがチームのイズムである。クラッチの方針である。監督、顧問、コーチ、OBたち、チームに関わる全ての人に浸透している。現在部員が約60名に膨れあがっている。新着任の教頭先生が練習見学に来られた。ハーフコートに60人が必死でボールを追いかけている姿に感動して頂いた。「1軍2軍はないんですか?」の言葉に「ありません」と言いきる指導者クラッチである。

この日、練習途中に公務の会議が招集された。1時間程度コートを離れた。
1時間後、コートに戻ると部員が20名程度に減っている。体育祭関係か、何か学校行事の事で生徒の会議に行ったのか、とにかく減っている。
「他の子は・・・?」とマネージャーに問いかけると、
「応援練習に行ってます。」
「体育祭の・・・?」
「違います。バスケ部の応援練習です。」
「誰が言い出したんや」
「自主的に上級生が決めて、1年生に教えようと言い出したんです。」
「そうか。ええこっちゃ!」

この子の文章をアップし載せようと思ったのは、芽生えた自主性が指導者クラッチの目に見てきたのである。この子の文章にはプレイヤーとしての未練を感じる。そのことを否定するようなことはない。しかし、部貢献を常々指導している成果が現れだした。喜ばしい事である。大人の組織が出来上がりつつある。頑張ることを無視することはない。

チームは3年間で必ず一回公式戦用のユニホームを着せて出場させる努力をする。時にはユニホームを着ても試合出場がかなわない部員も居るがベンチメンバーになれた喜びを味わせることを必ずやる。それを現実になる夢として頑張る部員の姿が存在する。

とは言っても、努力しなく所属しているだけの子にはチャンスは巡ってこない。その割り切りは部の中にある。努力する姿勢のある部員を見逃さないために多くの大人の目で判断し、部員に問いかける。メンバー選考にはキャプテンの意志が加わる。キャプテンは公平な目で部員を観察できる者しかなれないポジションである。それが畷北の特徴でもある。

信じるか否かは、あなた次第である。   

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【ある日のコーチング・カレンダー253】《価値観の相違を乗り越えて》  

【ある日のコーチング・カレンダー253】《価値観の相違を乗り越えて》 
 集団の中の個を考える。
 価値観の違いを正そうとすれば無理がある。
 でも、今たださなければという感情が支配する。

 何を正したいのか?
 集団の中の自分の居場所と言うことである。

 部創設から3年を終えた時の文章である。

 個の集まりの集団ではなく、集団の中の個を体験教育されるべきものである。チームスポーツを指導してきて、このことを痛感する日々である。評論家社会、自己に責任なし、直ぐに社会の責任で片付ける世の中、自分たちに責任はありません。社会の責任にたらい回しにしている日本総評論家社会である。集団の中の個である一人一人が自己責任を背負って生きてきたはずなのに、問題発生と共に集団の責任にする現代の日本である。

若者は気づき始めている。どうしようもない足掻きから冷めて、一歩一歩確実なものへの大切さを次世代の若者は気づき始めている。このことを大人がしっかりと受け止めて、次世代にバトンタッチすべき反省の時期が訪れている。若者の眼は本物に向き始めている。そして、本物を求めている。家族ですら集団でなくなってきている少子化の時代、出生率1.29人時代である。集団を社会で体験教育しなくって誰がする。家族にすら、社会性を要求できない世の中である。集団の中の個をしっかりと教育する場を創造しなくっては泥沼に入ってどうにもないことが予測される。

 このチームのある学校に転勤してきて時、合理主義を捨てて、懐古主義に復元をはかり、昔ながらを実践した。行き着いた場所が昔ながらの頑固なおっさんが指導した教育、自画自賛ではあるが昔ながらの手法がやけに新しく感じるのが不思議でならなかった。一つの場所でなく、あっちこっちで実践したら、やけに成功したのは何故なんだろうか。何も新しいことを導入したんじゃないのに新しいものを追求している社会に通用する面白さを感じて日々過ごせる楽しさを実感している。


 この文章書いているときに過去の部通信《勝利の日のために第46号》を見つけた。

周囲の注意警告が
     わからない集団になるな!

 監督の注意警告は部員を成長させるシグナル(信号機)である。時には激しく警告音を出して遮断させて部員たちに立ちはだかる。時には単に注意する黄色の警告灯を出す。時には頭に来ることもあるかも知れない。監督倉田は決して君らにマイナスのことは言わない。注意されたことを素直に聞き入られない精神状態でバスケットボールをやっていても絶対におもしろくない。楽しく一生懸命やるから上手く成るんだ。叱られて、けなされて、「あほ」「ぼけ」など罵倒されてたたかれてやっていて何がおもしろい。
 君らにやる気を無くさせないためにも事前に色々な注意や警告を出している。話せばわかると信じているので決定的な「いやなこと」にことにならないために注意しているのである。監督に注意させたことが素直に聞き入られない状況でチームは成り立たない。監督は選手にマイナスになることなど要求しない。一時的に無理とも思える要求が選手にふりかかることは部員を一流に成長させたいからである。真剣に取り組み監督のことが聞けないのなら、どこか他のチームで好き勝手なことがまかり通るチームでどうぞやってください。自分一人でやりたければ、グランドのバスケットボールリングでどうぞやってください。このチームは「バスケットはチームのみんなでするもの」の精神が解ったものでバスケットボールをやって行こうとする集団である。だから、みんなで感動を味わえることができるのである。
 
 個人とチーム
 一人のためにやっているんじゃない。自分だけが努力していると思いこんでやたら人のことが気にくわなくなり、自分は正しい、みんなはダメだと批判し始める。自分の調子が悪いからとふてくされる。仲間と口を利かない。仲間が気を使ってくれているのに無視する。そんな部員は要らない。自分だけが努力していると錯覚するな。勝ったとしてもそんな部員が存在しては味気ない。チームの色々な努力がかみ合ってこそ、初めて素晴らしいハーモニーとなって機能する。身勝手な奴が居るようなチームに情熱を傾けることはできない。かといって人のことばかり気にして、常に他人の目を気にして、自分自身がない者もダメである。自分にはささやなでも誇れるものがある。例えばだれよしも早く朝練来る。モップふきを進んでやるなど、それは他人から見てつまらんことでもいい。そして、逆に欠点もある。しかし、仲間と一つになって努力することができる。自己主張もするが仲間を大切にする。個人の色々なことを認めて、仲間意識を大切にするチーム、それが畷北である。
 人間的に一流になってくれれば、試合の勝ち負けなんて小さなことである。一流になる努力をすれば、きっといい結果は付いてくるものである。二流がやっと一流になった時にもともと一流であった人たちに勝てることは地道な努力、ひたむきさ、謙虚さである。一流になって天狗になってしまっては二流以下になってしまう。真の一流を目指して、来年度以降頑張ろう!「WE CAN DO IT!(やればできる!)」

転勤からの3年間を振り返って
幕は下りた。早3年という月日が過ぎ、ウインターカップ予選が最終ゲームとなってしまった。少し悔い残るゲームである。
 入学前からの神戸遠征。やんちゃな1年生を支えてくれた上級生(3年生)と夏の大会で1点差ゲームの○○高戦敗退。そのチームと再び新人戦で対戦しての勝利。新人戦で中央大会初出場とベスト16。ベスト8を賭けての△△校戦敗退、上級生たちが号泣した庄内体育館。
次の年度新人戦地区3位と中央大会ベスト8。大阪招待出場。インターハイ予選大阪府3位と西地区大会初優勝等々。3年間色々の思いで深い試合がたくさんあった。この年のインターハイ予選と地区決勝の□□校戦はバスケットをやっていて良かったと心に強く残る試合であった。その甲斐あって近畿大会出場ベスト8という実績をも残せた。決して素晴らしい選手の集まりでないちびっ子集団がとんでもないことをしでかしてくれた3年間であった。工夫と努力のやり方で思いはかなう3年間であった。チームの結束がもたらした素晴らしい実績である。きっときっとこのチームの素晴らしい伝統になる。だから、最後に良い終わり方をさせてやりたかった。この財産をきっと飛躍した形で後輩たちが受け継いでくれる。

最後が上手くいかなかったから
  といって全てを否定することはない。

上手くいかなかったことを反省として、今後に生かせるバスケットボール部員であってほしい。これまでに創った財産はきっと次年度以降に生かせるチームとして飛躍させよう!考えて自分の力で歩ける部としてがもっともっと注目させる部になろう!チャレンジャー(挑戦者)精神が失われた時、ただのチームである。ただ以下のチームかも知れない。自分たちは相手チームより劣る部分がある。しかし、その部分、例えば身長差や個人技術差があるけども相手チームを分析して1点でも差を縮める工夫とアイデアで挑戦して行く精神を日頃の練習で培うべく努力しよう。

試合を終えた3年生は自分の進路に最善の努力をしよう! 負けた何日間は何で負けてしまったんやろうと反省の日々は続くかも知れないが3年生は自分の進路のことを今後最も大切にしてほしい。3年生8人が3年間、一つの方向に向かって努力してきて、その方向が一人一人のことになる時に自分の力で生きて行く準備をして行くこと。自分自身で進路を決めかねる時には監督相談しろ。監督として最も心配しているのは今後の3年生の生活態度である。バスケット部の練習は終わってもバスケット部員である。適当なことをしないようにしてほしい。暇な時は必ずコートに顔を出して後輩たちに胸を貸してやってほしい。後輩たちを育ててこそ、君らが3年間やって来たことに花を添えることになる。今後の君らに期待する。

数年前にも同様のことを考えていた。
思い続けることが大切なことであると強く感じた。

信じるか否かは、別として、伝えたいことがある。
信じるか否かは、あなた次第である。
               

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【ある日のコーチング・カレンダー252】《価値観》 

【ある日のコーチング・カレンダー252】《価値観》 
たかが水くみ、されど水くみ。
価値観が変わる。

マネージャー”やっかん”(男子 チームマネージャーの愛称)。
入部以来、部員の陰に隠れて、獅子奮迅の大活躍の日々である。
今日、紅白戦間のミーティングで頑張る”やっかん”のクラブノートが読まれた。
自分の都合で休んでしまった部員に対する怒りで「自分の身勝手を出すなよ!」と他人のためにこんなに頑張っている者がいる。「ちょっとしんどいからと休むなよ」とコーチが読み上げた。
でも、その休んだ子はそこにはいない。
けど、伝えて、おかねばならないことである。
”やっかん”は20リットルの水タンクを何回も何回も部員のためにと運び続ける。
ふらふらになりながら運び続ける”やっかん”に特に猛暑の夏は過酷である。
何度も「やっかん、大丈夫か」と声をかける。
「大丈夫です!」の返事しかかえってこない。
そして、いつも笑顔である。

 チームウォーターボーイ”やっかん”のノートより
 7/8(日)原文のまま
 地区大会もいよいよあと3日になりました。
 夏休みに入って、合宿、強化大会でチームを2,3チームに分けて、選手のみんなは決められたチームの中で自分の役割をひたむきに頑張るていうことで、今までやってきました。
 僕はていうと、ほんま毎日、水くみの繰り返しで、同じことを何回もやっています。
 去年の今頃は、ただバイトに行って、帰ってきて、だらだらした夏休みをすごしていました。
 別に何の目標もなく、ただバイトして、お金をもらうためにやっているだけでした。
 でも、今年の夏休みは、毎日水くみの繰り返しで、別にお金がもらえるわけでもないけでど、去年に比べたら、今の方が全然いいなと思えます。
 みんなで目標に向かって、頑張ってるチームの一人として、
 こうやっていれることがうれしいと思うし、ほんま水くみぐらいしかしていないけれど、
 そんな毎日の繰り返しでも、みんでウインターカップに出場する目標があるから、やらなあかんって気持ちになります。
 このチームに入って、生活習慣もいいように変わりました。
 この学校のバスケ部に入って、良かったと思うし、色々なことを学んだり、他では絶対出来ない経験も出来ました。
 みんなにとっては3年最後の大会やし、今回は負けた時点で、もうそこで終わり、次ってことはないです。
 今までは、まだ次の目標に向かって頑張っていたけれど、今回はもうそれがないです。
 みんなは3年間今まで辞めずに頑張ってきて、3年最後の大会にかける思いは強いのは 当たり前やと思うし、
 最後まであきらめないで、大阪1位めざして、ウインターカップ出場 を果たしてほしいです。

この文章が部員の皆の前で読まれた。
何故この文章が読まれたのか?
「みんなは3年間、今まで辞めずに頑張ってきて、3年最後の大会にかける思いは強いのは当たり前やと思うし、最後まであきらめないで、」ということである。
最後に自らの有終の美を飾るチャンスを放棄した3年生がいた。
風引きで身体の調子が悪いと休んでしまったのである。
他人のために純粋に頑張っていたマネージャーや必死に休まず頑張り続ける下級生の行動を無視するような行為にみんなで腹立たしさを感じた。
でも、”やっかん”はこの文章を読まれた後、メールで休んでいた部員を呼び出した。
やさしい”やっかん”の好意である。
練習終了、間際に休んだ部員が来た。
「しんどいのは、お前だけとちゃうんや」と同級生が視線をおくる。 
全員の前で詫びた。
けど、中学校から行動を共にしていた部員から「お前辞めてしまえや」と厳しい言葉がとんだ。
この部員はこの子のことを思い、今まで何度となく面倒見てきた子である。
その子にあえて「辞めてしまえ!もういいよ」と発した言葉は辛く重いものであった。
”泣いて馬謖を斬る”心境で言ったのであろう。
友だから、最後まで頑張ってほしかった。
でも出来なかったのだから、「もういいよ」の言葉を強く強く感じてほしい。
最後の詰めだから、休んでほしくなったこの言葉は非常に重いものである。

他人のために頑張るという価値観を見つけてくれたマネージャー。
この子が入れる水を心して飲めよ。
単なる水ではないぞ。力水である。  

信じるか否かは、あなた次第である。      

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【ある日のコーチング・カレンダー251】《陰の力》 

【ある日のコーチング・カレンダー251】《陰の力》

あの時があるから、今がある。
少し前のアテネオリンピックの活躍の裏にある力。
その時、その前に立てた計画があるから、その時のオリンピックの成果があり、これからも続くことがある。

陰の力。

日本オリンピック委員会(JOC)は2001年、国のスポーツ振興基本計画を受けて国際競技力向上を推進する「JOCゴールドプラン」を策定した。柱となるのは、96年アトランタ五輪で1・7%まで落ち込んだメダル獲得率(総メダル数に占める日本の獲得数の割合)を、2008年北京五輪で3・5%まで引き上げるメダル倍増計画だ。
 ジュニア世代からトップアスリートまでの一貫指導システム、競技団体間の連携、医・科学、情報・分析面からの支援体制の確立を図ることが主な内容。
 JISS 文部科学省が274億円をかけて東京・国立西が丘競技場隣に建設。最新計測機器を備え、水泳、レスリングなど約20競技に対応可能な練習場、3000メートルの高地環境に設定できる合宿所がある。2001年完成。

その時があるから2020年(東京オリンピック)に続くと思う。
揺れ動くバスケット界も長期ビジョン構築を明確に立案できるプロジェクトチームを建ててほしい。そんな思いで過去からファイルを引出して来た。
                                     
過去の読売新聞(2004/8/20) お家芸復活 メダル倍増計画より。
という特集を見つけた。
アテネ五輪で連日メダル獲得が報道される。スポーツファンでなくとも凄いことだと思う。関係者なら苦労が吹っ飛ぶ思いであろう。
選手を支えるには資金面が最も大変なことである。これは指導者としての悩みのトップに位置することである。オリンピックに出場したものの資金不足にスポンサー探しに競技力向上どころか、コンディションを整えることすらできない選手たち。
「国は、組織は何をしている。選手を支える力(組織)を確立させろよ」の声が聞こえてくる。これも事実である。
でも、今回の五輪は少し異なるようである。
連日のメダルラッシュの裏に何かがある。
いつもスポーツを語り合う人と「この強さの裏には何かあるはず」という分析をしていた。
自分たちも目指せば必ず突き当たる所である。資金と支援である。この面のバックアップを話し合った。
文部科学省の取り組みを知らなかった自分は未熟である。でも、末端のスポーツ指導者やアスリートにこの事が知られているかと言えば、いささか疑問な事である。
でも、今回の五輪でこの取り組みが大きく知らされる事に意義はある。
そして、再び多くの人間がスポーツに関心を示すことも事実である。

準備された設備をフル活動した組織・団体は数年、いや10年20年先を見据えての取り組みを現在も見つめているかもしれない。そうすれば、今回以上の成果は得られることが予測される。
科学的なことの支援、そんなことで勝てるか?
でも、薬物でのスポーツ力向上ではない、トレーニング学としての支援の勝利である。
トップアスリートたちの数秒、数センチ向上のために努力を支援する事の大切さを証明した大会である。
北島康介が語った。
「金メダルの表は自分為に、その裏はチーム北島のスタッフの為に」は印象的である。
陰の力は、選手たちの背中を押す。
いつまで、もめてんねんバスケットボール界
選手たちの微笑をイメージさせて、使命感に燃えて組織が頑張ろうぜ。

子どもたちの未来の為に、ささやかでも指導者として出来ることをする。

 信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー250】《仮説をたてる》  

【ある日のコーチング・カレンダー250】《仮説をたてる》 

全て否定されても。
仮説→実行→検証→仕組化というコンセプト。             
   
(1)チームつくりの仮説。
  仮説”最悪の条件でも大会を制するチーム創り”
(2)何を実行すれば勝てるチームにすることが出来るか。
 それは体力強化論、それは精神論、それは技術論。
(3)鍛えてきたことを確かめる(検証)ために何をする。
 練習試合、強化合宿、遠征試合。
(4)勝てるチームのつくりのシステム(仕組化)を創造する。
 これをやれば勝てるんだという証を自覚させる。

楽天のコンセプトからチームを考える。
〈1〉常に改善、常に前進
〈2〉プロフェッショナリズムの徹底
〈3〉仮説→実行→検証→仕組化
〈4〉顧客満足の最大化
〈5〉スピード!! スピード!! スピード!!
特に〈3〉仮説→実行→検証→仕組化を考えてみた。

どうすれば勝てるんだい。誰でも思うことである。
レベルの高い選手を集めて、徹底的に鍛えれば簡単に勝てる。
そんなもんでもない。自分が預かるチームの現実としては、簡単にはリクルートできる学校ではない。ごくごく何処にもある普通の公立高校である。どちらかと言うと集まりにくい条件にある学校である。さほど特色がある学校ではない。
毎年、来る生徒待ちのごくごく普通の部活動としてのバスケットボール部である。
だが、部員は年々増え50名(3年生も含め)を超える大所帯である。
学区制度の中で限られた地区から進学してくる部員たちである。
でも、そんな学校のクラブでも何らかの確率の高い勝利の方程式はきっとあるはずである。
そこで思いついたのが仮説”最悪の条件でも勝てるチーム”というコンセプトである。

三重苦のヘレン・ケラーが夢を持たなかったら、ハンディを克服することは出来なかったはずである。でも、彼女が最初から夢を持っていたか。「NO」である。夢を持たせた強いサリバン先生が居たからである。

仮説”最悪の条件でも勝てるチーム”というコンセプトを立てるのは部員ではない。指導者である。では、生徒に夢を持たせる、夢をかなえることの具体化が必要となる。
実践”気の遠くなるイバラの道”である。
でも、部員には遠くの夢でなく、近くの成功の積み重ねで自信を与える。
”やればできる”というささやか夢を持たせることである。

芽生え始めた夢を実証する為に何をする。
地道な練習試合の積み重ねで勝つ味を勝つ喜びを体験させることである。
でも簡単には勝てやせん。当然準備が必要である。
チームでこれをやれば、「勝てるかもよ」というものを築くことである。
オリジナルなシステムを確立させることにある。
簡単なことでいい。「俺たちは走ることなら、どのチームにも負けない」ことを楽しく出来ることをシステム化する。
”これをやれば勝てる”という”強い心を創ること”である。

でも勝てない。それを悔やむことはない。努力してきたプロセスは次世代に受け継がれる。それを積み重ねれば、必ずできると言い続け、思い続けて、努力改善していくことである。

このプロセスで勘違いな部員との出会いに遭遇しても、挫けないことである。教師を教師と思わない子との出会いもあるだろう。指導者を信じることができないことの出会いもあるだろう。でも、プラス思考で成功することを前提に仮説”最悪の条件でも勝てるチーム”というコンセプトを立てるのである。

あほなが指導者クラッチ式仮説「全て否定されても勝つ方法はある」。
99本落ちたシュートが100本目の勝負の一投が決まって2対0の試合も成立するかも知れないというコンセプトは無謀すぎますか。
でもこの仮説がなかったら、今の 畷北は存在していない。
何せ、たった一人の3年生がこのチームでのコーチ業のスタートである。
その時に言った言葉「3年間で大阪の上位、そして近畿大会、インターハイを目指す」である。
笑われた。馬鹿にされた。
でも、現在もやり続けている。
          
信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー249】《一本の恐ろしさ》 

【ある日のコーチング・カレンダー249】《一本の恐ろしさ》
コートに潜む魔物を見た。
一本の怖さを知る。

第1クォーターなのに嫌な予感が強く残った。
相手の放ったブザービィーターのシュートが吸い込まれて3pシュートとなる。
この点差が明暗を分ける。

第4Qが終わってみれば、78-80の惜敗である。

『魔が差す』
ベンチからのコールもむなしく、無反応の一人のプレイヤー。
駄目もとのシュートが勝敗を分ける。
第1クォーターだから、まだ取り戻せる。
けど、数え切れない程の公式戦のベンチをこなしてきた人間の持つ胸騒ぎは現実となった。
これが怖いから、厳しく指導する。
所謂、”拘り(こだわり)”である。
日頃の練習では、余りくどくどと拘ることはない。
しかし、ある部分の甘さ許せないのである。

ある部分とは、
うかつなプレイを意味する。
何の意味もないくだらないプレイをしてしまう。
簡単に言うと集中力の欠如である。
それは
体力的なものなのか。
性格的なものなのか。
経験的なものなのか。

大きな代償を払わなければ気づかいないのか。公式戦はガチンコ勝負である。ノックアウト方式のトーナメントでは致命傷である。試合中にベンチは必死に修正を試みる。
この修正する力がチーム力である。この日の畷北にはそれを修正するゆとりは無かった。
練習で習得した以外の方法で修正しようとした。個人力で取り戻そうとしたのである。
其処に最大の過ちがある。ベンチの修正力も低下していた。聴く耳が素直じゃなかった。
意気込みだけが支配している。
「チームのバスケットをしろよ!」
監督・コーチの声がむなしかった。
追いつくには、余計な労力と時間が必要になる。バスケットは時間制限のあるスポーツである。少ない可能性を見いだそうとタイムアウト、ベンチコールなど徹底力を目覚めさせよと努力する。
一度は追いつく事は出来たものの、いつもと異なる域でプレイしているのでぎこちない。

時間の戦いには的確な判断力を必要とする。
新人戦の段階ではかなり高度な要求になってくる。
無情にもタイムアップの笛はコートに鳴り響く。

痛い目にあって、はたと気づいてくれたなら、個人・チームは、まだ成長する可能性はある。ならば許せる。しつこく指導して行くしかない。監督業の見せ何処である。
やはり、経験値がものを言う事になのか、日々の練習での取り組む姿勢である。

何の意味も持たない迂闊なプレイを生む背景。
それは日々の練習の取り組む姿勢である。
そこに甘さのある選手は同じ事を繰り返す可能性がある。
地区大会を終えて、絶対に許せないことを経験した。
それをチームの財産にするか、個人の取り組む姿勢に反映させて欲しい。
フリーのシューティングをリラックスしてクールダウンにしてしまっている多くの選手に再考してほしい。
「どうせ俺らには出番はない。」と思っている選手層の”気”が充満し始めるとチームは沈滞化する。
「このチームは、そんなチームではない。」とは言い切れない雰囲気が充満しだしていた。
二人のアシスタントコーチが躍起になって訴え続けているが部員に思いが届かない。
が、ぼちぼち監督の出番かな。

信じるか否かは、あなた次第である・

                            

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【ある日のコーチング・カレンダー248】《やる気度》 

【ある日のコーチング・カレンダー248】《やる気度》
ある高校バスケ部のマネージャーの悩みから。

【原文のまま】
私は女子高のバスケ部でマネージャーをしています。体調面や、メンタル面で色々なことをすべての学年の子から悩みや相談を受けます。どれもほとんど、練習が厳しくて自分の体が付いていけてなかったり、先生に怒られてしょげている時のグチなどです。今クラブないの雰囲気があまりよくありません。練習にテンションの高さというか、バスケがやりたい!という気迫がないんです。マネージャーの私だけ(もしくは3年生だけ)が次の総体に向けて張り切ってる感じです。どうすれば、この前の4・5・6日の試合にあがってきたようなチームのようにモチベーションを上げられるのでしょうか?うちのチームは特に控えの子の意識がとても薄く、練習でも「私は手を抜いても大丈夫」とおもっている子が多いんです。わたしは、控えの子に自分の天井を作ってほしくないんです。スタートの子を抜けるくらいまだまだ成長できるはずなのに、本人達がそういう意識で練習できていないんです。自分の可能性を自分で潰している気がするんです。次の総体で私は引退です。。次の試合、皆に勝たせてあげたい!し、私も勝ちたいんです!どうにかそれまでに、チームとしてまとまりたいと思っています。
チーム全員で5分でシュートが何本入るか、毎日記録を伸ばしたり、3メンで30本何分以内に入れられるかとか、みんなで記録の達成を喜び合えるようなメニューは提案したのですが・・・。これで上手くいくのかどうか。。。

という某高校のマネージャーからの嘆きが届いた。
かなり意識の高い高校生で相談を受けながら、羨ましいさも感じるしだいである。
そこで指導者クラッチなりのモチベーション考察をしてみた。

「モチベーション」とは…。
スポーツの社会や企業人の中で”やる気”という意味で多く使われている。だから、日本語に訳さずとも「モチベーション」だけで十分に通用する言葉である。
「モチベーション」はやる気度を測る単位をも感じさせる響きがあるが、クラッチは本来の意味である”動機付け”という意味合いを強く感じて使用している。
「お前のモチベーションは低すぎる。だから…。」という言葉よりも、
「こうすれば、頑張り度が高くなるんじゃないかな」という後押しの動機付け的な言葉で”やる気”を引き出すように心がけている。
最初から”やる気度”の高い部員に別段とやかく言う必要もないし、返ってマイナスの要因にもなりかねない。
だから、やる気のある者に対して、更なるやる気を引き出す”工夫と目標の設定”こそが指導者の努めであると心がけている。

やる気のある者には「モチベーション」の低い者には伝わらないもどかしさがある。
身近に目標をもてない連中が足を引っ張るのは世の常である。でも、多くの高校生の部活動においては、そのような部員も含めて組織ですので抱えていかねばならない現実がある。レギュラーだけで勝って、組織を運営しているのではない。多くの場合は、そのクラブの最もモチベーションの低い層をいかにコントロールできるかがチームスポーツの課題である。
このマナージャーの悩みは高いレベルを要求するチームには当然起きてくることである。

どうすれば、モチベーションの高いチームを育てる事が出来るのか。

ある年の決勝・順位リーグ戦には、かなり早い時間に中央体育館に入った。すると役員の先生方のチームが練習試合をなさっていました。頑張るチームというより、指導者が選手に頑張りさせたいチームという印象を強く受け観客席から眺めていました。
指導者の意志を選手が受け止めていない印象を強く感じた。
それはクラッチだけでなく、チームの部員たちもそのように受け止めていた。
「なんか楽しそうじゃない」って感想をクラブノートに書いてあった。
「せっかく使う大きな立派な体育館なのに面白そうじゃない。もったいない」と書いていた部員もいた。
さらに「同じチームなのに僕らはあのフロアーでできない悲しさがある。」とまで書いていた部員がいた。
「僕らはあのフロアーでプレイしたい夢はあるがチームのためなら仕方のないことである。僕らにはチームでやることがあるし、自分たちのチームが誇りである」と書いた部員もいた。

楽しそうじゃない。これがこの相談のマナージャーの抱える悩みの原点である。
楽しむためにチーム内に自分の居場所を探す行動を自分の意志で探し出させていることである。
他人に与えられたものじゃ面白くない。でも自分勝手な楽しみ方ではチームは強くならない。チーム方針の中で自分探しをする雰囲気をかもし出すことが必要でしょう。自分探しに成功できたら、次に評価することが必要です。人間評価されたら、よくも悪くもアクションを起こすものです。できれば誉めるという評価を常に準備できているチームは右上がりに向上することが予測される。でも、誉めるばかりでもだめである。
誉める、注意、誉めるこのバージョンで活性化を図る必要がある。
具体的に何をすべきかをほのめかす事が大切である。
そして、自分意志で実現可能なことに動き出させることが高いモチベーションの維持につながると考えている。
何をしてもマイナスの評価じゃ落ち込みます。プラスの評価を探すように心がけている
自分が実行して、出来る可能性を見つけ出す事が大切である。
立派な目標でも実現不可能な領域を要求ではモチベーションは下がる。

モチベーションの高いマネージャーとして、日ごろだめな子であっても指導者に「先生、A子さんこの頃、こんなことで頑張っています」などを進言して行くことである。その後の判断は指導者がすることである。部外者がとやかく言うことは出来ない。
でも、モチベーションの高い部員が出す危険信号のサインを見落とす様では、指導者として、上を目指せないだろう。
人を育てる事の大変さは自覚できている。
現代の若者は…と言う前に。
現代の若者に出来うる事を引き出し、成長させていくことが指導者の使命である。
部員たちの心を動かせる指導者の一言を日々の中で言えるように心がけたい。それがモチベーション(やる気)の継続につながる。

このマナージャーの相談で得たこと。
「はい!」の返事と”マネージャー(君)の笑顔”はチームの宝物である。
恐ろしい監督の顔と君の笑顔のミスマッチが強いチームへの道しるべである。
どのレベル子でも、そのチーム内に居場所さえ見つけられれば、モチベーションは低くならない。
居場所とは自分がチームに出来る貢献度を意味する。それがチームのために水くみであっても、同級生のためのボール拾いであっても、チームのみんなに認知されることである。その行為に心から「有り難う!」と言える組織こそ勝てるチームに変身できる材料である。そのささやかな行為を見逃さずに評価することこそ指導者の役割である。

信じるか否かは、あなた次第である。

              

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【ある日のコーチング・カレンダー247】《監督のメモ》 

【ある日のコーチング・カレンダー247】《監督のメモ》

精神的基盤につながる葛藤。
精神的基盤の創造。

 非常にハードなスケジュールの遠征試合。試合の合間や部屋で書き留めたメモがある。どんなチームに育てたいのかを箇条書きに残して置いたものである。
 レギラーメンバーは・・・・?
 目標到達点は・・・・?
 足りないものは・・・・?
 困ったときのプレイは・・・・・?
 メインのオフェンスシステムは・・・・・?
 誰をどのポジションに配置するのがベストなのか・・・・?
 伸びてきて欲しい選手は・・・・・?
 などなど、かなりの量のメモである。これを読み返し、チームのエキスとする。 

 そこで葛藤する選手と監督。この時期にしかできないことがある。この時期に手抜きをすると明日はない。この時期に監督を恨んでもしかたない。それほど、追いつめることが必要な時期でもある。
 「なんで、なんで・・・・?」
 3年生が居るときには「よし、よし」だったじゃないかの感情が部員の頭を支配する。
 俗っぽい言葉であるが「鉄は熱いうちに打て!」である。
 打てば、打つほど、精選され、粘りがでて、光る。
 部員の心を鍛えることが、技量を身につける。
 とは言っても、強い指導にへつらえ、ひれ伏せという感覚のものではない。
 「自分自身を鍛えなさいよ。カッコええで」という感覚である。

 チームを育てる条件にこれだけは守らせたいことがある。
 技術の上手い下手を問いかけただけでチームは強くならない。
 これだけというものは一体何なのか?
 それはチームのモラルである。
 しんどいことを楽しめる土壌である。
 上手くなりたいという向上心である。
 自分の個性を生かせる場を探すことである。
 それは我がままを主張しろというものではない。
 主張とは、プレイの成功を意味する事も一つだし、
 主張とは、時間を守るとかの生活習慣の安定である。
 主張とは、コツコツした努力を意味する。
 主張とは、チームシステムの理解である。
 自分の居場所を持てない主張は無駄である。
 自分の居場所なしでの主張は我がままである。
 良いモラルとは、他人任せの行動様式を一掃することである。
 自分の力量をわきまえることである。
 努力なしで試合に出たい願望でだけで僻むな。
 偶々出来たことを過信して自分は出来ると思いこむな。
 安定して出来てこそ、自分の実力である。
 努力して、直向きな者には暖かいのが畷北のモラルである。
 走るという技術、声を出すという技術を進んで出来るのがモラルである。
 チームの仕事、水くみや、得点係などを嫌がらずに出来るのがモラルである。
 そして、出来るまでやり続ける精神的スタミナを持つことが畷北の精神的基盤である。 出来ないから諦めるの精神構造では 、試合ではなく、練習中には使ってもらえない。
 頑張ることが主張できたら、チームメイトは”君”を認めるだろう。
 仲間に入れてもらいたいからと”こびる”必要はない。

 黙ってコツコツと前向きに努力していれば、必ず酬われる組織をこのチームは持っている。ダメだからといって諦めない。

 本人が諦めかけていても、気づくまでサインを送り続けるしつこさを持つチームである。 目標と現実の差を埋めることがチームや個人の努力である。
 目標とは努力すれば届く可能性のあるレベルである。
 そのレベルは流動的である。
 到達すれば、直ちに次の目標を設定する。その繰り返しが努力である。
 甘い者は直ぐに満足する。到達基準が低い者に起きる現象である。
 直ぐ其処にある目標を馬鹿にして、遙か上の高いレベルに直ぐ生きたがる者に限って、努力しない。そんな者に限って、ファンダメンタルトレーニングを馬鹿にする。そして、簡単な事が出来ない者を馬鹿にする体質がある。このチームはこのことをことごとく嫌うのである。コツコツと地道に努力して出来たことを共に喜べるモラルを共有したいのである。これら一連のことがこのチームの精神的基盤である。この基盤の上に立って技
術があると心得ているチームである。
 でも、新チームはなかなか出来ない代物である。
 だから、時間をかけて、出来るまでやる時期が必要である。
 未来を見つめて、未来を想像して、目標が見えてくるチームでありたい。
 目標を設定し、地道な努力が出来る、そんな部員を育てたい。

遠征先の監督メモより

信じるか否かは、あなた次第である。
               

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【ある日のコーチング・カレンダー246】《チャレンジ戦》 

【ある日のコーチング・カレンダー246】《チャレンジ戦》

頑張れる材料-チャレンジ戦-。

多くの部員を抱えるチーム。
ある日、中学校の先生が練習見学にこられた。
「部員がいきいきしていますね。1軍とか2軍とかはないのですか?」と質問された。
「季節や時期によっては、ベンチ候補とBチームに別れますが、基本的には全員で練習しています。」
「これだけの人数で練習になるのですか?」と更に質問を受けた。
「練習の順番がなかなか回ってこなくて、汗もかかない時もありますよ。ハーフコートの日なんて悲惨なものですよ。心斎橋の引っかけ橋の上でバスケしているみたいものですよ」と答えると
「嘘でしょう。想像できません」と言われたが事実である。
「でも、公式戦の1ヶ月前では全員一緒とはいかない」と答えると納得された。

夏休みに入っての合宿、強化大会、練習試合と多くの試合チャンスが巡ってくる。
日頃の練習の成果を見る絶好のチャンスである。
多くの部員にチャンスは巡ってくる。
ここで監督からランク別のチームが発表される。
3つのチームである。合宿ではチーム名北斗星、夢、心と名付けられたチーム編成でしのぎを削った。
みんな必死である。夏の合宿直後の強化大会、練習試合では編成を入れ替えることはなかった。
強化大会終了後、チームは大きく2つのチームに編成替えを実施した。
ベンチ入りを約束された25名の部員ともう一度、ゆっくりと技術指導されるグループに分けられた。
平たく言うと1軍と2軍かも知れない。でも、そういう言葉は使わないし、使いたくない。
部員全てを同じ目線で指導しようとするチームの考え方である。
しかし、分けられたことに全ての部員が心底納得しているかというと疑問である。「自分はもっと上手い。何でランク下のチームなんだ」と思っている部員が居ても当然である。
その疑問を感じたときにトコトン指導される。
分けられた事の不満を解消するために何故、今いるチームに属しているのかが説明される。
それでも、納得いかない部員にチャレンジ戦が準備されている。
所謂入れ替え戦である。

今回、3年生中心で3年間一度もベンチ入りしたことのない部員も含めてAチームが編成された。
日頃、試合に出るチャンスの少ないメンバー中心に毎日チャレンジ戦をうける事になる。
このチャレンジ戦は全てのスパーリングが終了した後、7分2Qで行われる。
この時はA・Bチームとも応援合戦の中で必死の紅白戦が繰り広げられる。
公平を期するためにキャプテンが中心にレフリーをする。でも、3年生に厳しい笛で後輩には寛大なジャッチであるようにクラッチに映っていた。激しいディフェンスに激怒する3年生にブーイングがとぶ。「必死なんやから、受けて立ってやれや!」とヤジが飛ぶ。「わかった」と合図を送り、激戦の中に戻る。実に爽やかな光景がチームのコートにある。
下級生の頑張りも空しく、ほぼ3年中心のAチームが苦戦しながらも勝ち続けていた。

ところがある日は違っていた。
チャレンジ戦の前にチャレンジ権を得るための試合がある。
そこで勝ち続けているユニットが今日は全敗である。甘さが出たのである。
いつも最下位のチームが頑張ってメインのチャレンジ権を得たのである。
そして、第1Qで10点差まで3年生をやっつけたのである。大騒ぎである。
でも、3年生の頑張りで同点とする。同点にされたのがチャレンジ権を奪われたユニットである。
最初のチームの部員は怒らなかった。ベンチで応援し続けているのである。
そして、残り3分ほどでこの子らにチャンスが巡ってきた。その時、4点差で負けていたのである。
この子らは直向きであった。勝ちを信じるより、日頃、言われ続けている「自分たちのバスケをやれ」を実践したのである。
すると内容が一変したのである。大逆転を演じたのである。
この試合終了後、公式で勝ったと同様の喜びを表現した。

この試合の終了後、2つに別れてミーティングが行われた。
Bチームは拍手で健闘をたたえあっていた。
Aチームは落ち込んでいた。
その時にキャプテンが「何を落ち込んでるねん。後輩たちが頑張った事を確認してやろうや。負けたからって、馬鹿にされる事はないし、そんなことする連中でもないで」と態度を直せと檄を飛ばした。
指導者クラッチが横で微笑んでこの光景を見ていた。         

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日、ある朝のコーチング・カレンダー】ストップ!の声かけ編 

【ある日、ある朝のコーチング・カレンダー】ストップ!の声かけ編
バスケットボールと言う競技は、最も攻防が激しく入れ替わり、高得点で争われる特性がある。
「いちいち悔やんでいても仕方がない次へ切り替わることが勝算に繋がる」
切り変わらない選手、ベンチ、指導者には対策を立てられなくネガティブな言葉が心に張り付いてしまう。
そこで「ストップ!」を声にしてみる。
ネガティブな気持ちが芽生えると自身やチームメイトに「ストップ!」と声かけを実行してみる。
それを習慣づけて、ミスはミスとして、失点は失点として、次への行動をとらせる。指導者として、行動しミスを修正して、改善して、短時間で成果に結びつけるスキルを提案する。
できれば、修正・改善の結果、成功した時、成果を出せた時、出来た瞬間にガッツポーズとハイタッチで成功感をインプットして、「出来た!」をチームに伝え、「やれば出来る!」の効力感をチームに浸透させる。
例えば、フリースロー一本落とした時、即チームメイトから「ストップ!」の声かけする。そして、深呼吸をして、ゆっくりと「は・い・る」と声を出しながら、ボールを三回ついて、フリースローをセットして、打つ。入れば、ガッツポーズとハイタッチで出来た歓びを共有する。
結構効果的ですよ。
ネガティブな言葉をかけるより成果を出せるスキルとして、やってみてください。
信じるか否かは、あなた次第です。

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【ある日のコーチング・カレンダー245】《スポーツ愛》  

【ある日のコーチング・カレンダー245】《スポーツ愛》 

アスリートの先行きに暗雲。
ちょっと古い話だが
プロ野球選手古田(元ヤクルトの現役時代)は偉い!

彼の属する球団のファンであるとかないとかのレベルじゃなくて、アスリートとしての凄さを感じる選手の一人である。
かつて、この選手、メガネをかけているから、キャッチャーとしての適正に欠くとしてドラフトを見送った球団があるが見る目のなさを暴露したエピソードである。
9回裏2ダウンフルベース、フルカウントで平気でボール球のサインを出し空振りの三振を取らせてしまう選手である。そのようなシーンを幾度となく見せ付けられて、敵ながらアッパレと誰しも思い、味方にすれば頼もしく、敵にすれば憎たらしい選手である。そして、プロを最も強く感じさせる選手の一人である。
インサイドワークの妙を強く強く感じる選手である。

この選手をもっと大好きにさせることが連日、報道されている。
プロ野球選手会会長として、プロ野球機構とのチーム存続やリーグ再編などの交渉の矢面に立ち、戦う姿に感動する。
オーナーとの交渉などを試合の合間に行い、東京・大阪などを行き来している。それでもプレイに手を抜かない。このままでは倒れてしまうのではと心配する。
敵球団を野次でこき下ろすファンですら、試合終了後、古田コールである。疲れも見せずにプレイし、両球団ファンにコールされて手を振り挨拶する古田に拍手し涙した。
「ストはすべきでない」とクラッチは思ったが賛否両論渦巻く中で毅然とした態度と信念を持ち、プロ野球を背負って立つ古田氏に尊敬の念を抱く。
昨日、2リーグ制存続などを確認してスト回避を決定した記者会見の古田氏の顔に笑顔は無かった。眉間に二本のたて縞がくっきり、疲労と苦渋の決断をせまられたことが物語る凄さをテレビ映像から読み取れる。オーナー側の差し出す握手の手を拒否した映像にも感動した。プロ野球ファンでなくとも、スポーツを愛するものとして「頑張れよ!」 の願いを伝えたいものである。

バスケット界では益々ファン離れが加速して、リーグ戦の会場は閑古鳥、それを何とかしようとする機運も生まれてきているが盛り上がらない。新リーグを承認しない、するなどでもめている。日本全体で加盟選手数やチーム登録数だけは凄いものを誇るバスケットボール界には先行き不透明さだけが残り、高校・大学アスリートに明日を感じるものが希薄である。

今、ウインターカップで全国を目指す、最終章が訪れている。各会場で色々なドラマが展開されている。その場にいる幸せさを感じている。会場の盛り上がりを多くの方に観てもらいたい。でも、会場では応援制限など盛り上げを制限することが存在する。

この大会ではないが、ある体育館ではコート内で給水するなと制限するところすらある。「これって、なんなんだ?」と叫んでしまった。アスリート側に立った運営であるべき施設が管理者のやり易さだけがクローズアップされることがおかいしいことを自覚せいてほしい。

そんなことを思えば、思うほどプロ野球選手会長古田氏の行動が輝いて見える。
      
この文書を再び世に出す2014~2015年バスケット界は荒れている。
FIBAからこのままじゃ、オリンピック予選に参加させないとの見解を突きつけている。
これは選手たちが引き起こしたものではない。
選手、ファンを置き去りにした組織へ
再建を心から願うものである。
一部の人たちのものじゃないスポーツ、バスケットボールではない。
折り合いを出せない組織同士の戦いでもない。
選手、ファンあっての組織であることを忘れちゃならない。
10年~20年ビジョン構築と提案を携わるすべての人に提案できる組織再建を願う。
再建プロジェクトで力を発揮できる人は居る。
その有能な人たちを引出せる組織であってほしいと願う。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー244】《先輩たちが残した言葉》 

【ある日のコーチング・カレンダー244】《先輩たちが残した言葉》   

伝説の17人の言葉でスタートした新チーム。
17人の伝説 最終章。
残した言葉。

何が伝説なのか、入学以来、3年間、誰もやめなかった年代である。
3年生になって、時にはベンチ入れなかった時もあった。
でも、誰もやめなかった。
それが伝説となる。

「短い期間やったけど、このチームに居れたことに有り難う・・・・・。」

「俺は大学でもやろうと思えるようになったのはこのチームで育ったからや・・・・。」

「応援席で太鼓叩いてけど誇りに思っている。」

「親に勝ったでと言ったときに、お前出てへんのやろと言われても悔しくなかった。一人でバスケやってんと違うんやから・・・・・。」

「俺はこのクラブで一番下手やと思う、でも、最後にAチームの相手をずっと出来るようになった。下手やからと諦めるな・・・・。」

「俺は大人が大嫌いや。大人なんか信用するかと思っていた。でも、一度だけ信用しようと思った。すると全てが上手く行きだした。大人の事を信じてみようと思わせるチームやった。みんな素直になれよ。(一同笑う)」

「一所懸命していたら、良いことがある。俺だって、就職させてもらったさかいに」

「最後サボって、叱られて、もう辞めようと持ったけどやめんでよかった。」

「3年なってからしか、本気になれんかったけど、みんなはそんなことのないようにな!」

「監督から、本当に鍛えられたけど、それだから今の俺がある。監督を全国大会に連れて行けなかった事が悔しい。」

「3年か続けられたことに感謝する。最後続けろよ・・・・。」

「こんな俺でも最後まで出来たことに感謝する。」

「頑張れた事に感謝する。」

「(後輩に向かって)全国に、つれていけんとゴメンな!」

「怪我でみんなに迷惑欠けてゴメン。でもこのチームでいれて感謝する。先生を信じて、素直になれよ!」

「3年間頑張ったら、何とかなるって・・・・・。」

「厳しいこと言うたけど、本当に有り難う!・・・・。」

3年生(伝説の人たち)が教室の壇上に立ち語り始めた。
一人一人の言葉に重みがある。
息を止めて、聞き入る後輩たち。一人の伝説の者たちが語り終わると起きる大きな拍手。
伝説の者たちの語りのリレーが終わった。

次の世代に渡されたバトンの重みにつぶされそうになるだろう。後輩たちへのメッセージをしっかり受け止めて、新チームはスタートする。

副顧問N先生が涙した。
「参りました。一人一人が述べる感謝の言葉に本当に参りました。」 と。
副顧問G先生、
「誇りを持ってください。胸を張ってください。」

さあ、新年度のスタートである。

               

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【ある日のコーチング・カレンダー243】《ご免なさい》 

【ある日のコーチング・カレンダー243】《ご免なさい》 
気づくのに遅くはない。

気づくのが遅くて、ご免なさい。

新チームの練習が始まった、ある日。
チームのコートにOBのT君が久しぶりに来た。
挨拶もそこそこに「先生、話を聞いてください」である。
内容は現在やっていること(美容師専門学校)に”壁”を感じるという。
何をしても上手くなることができないで悩みだしているという。
そこで頭に浮かんだことが「恩師クラッチに聞いてみよう!」だという。

現役時代、監督・コーチのアドバイスが受け入れられずにチャンスを逃してしまった子である。
その時のことを話すと「そうなんですよ。あのとき素直になっていれば…。」
今までは、その時のことが悔やまれてならない。
なんであいつばかり、優遇されるねんとか。
なんで自分は使ってくれないねんとか。
自分には自信あったのにとか。
素直に監督・コーチのアドバイスを受けいれ様とはしなかった子である。
その時代、ガードぽい部員は大勢いたが、一試合任せるメインガード不在で悩んだチームであった。
結局、3位で全国には行けなかった。
でも、部員たちの多くは「俺ら大阪で3位やん」と鼻高々であった。
監督・コーチと一部の部員は落胆していた。
監督・コーチのアドバイスを素直に受け入れよと後悔していた。

練習中にアドバイスするとキレる。
あからさまに態度を変える。
ミーティングをしても、真剣さがない。茶化しで聞いている。
真剣な話をしているのに遊んで聞いている。
それを指摘すると「また、俺らだけを怒る」という顔をする。
コートに入る前に「これじゃ、勝てない」とクラッチはつぶやいていた。

普段の学校の教室。
教師不振への反発が渦巻く中で一人だけ、教師側に付く事が出来なかったのだろう。
学校に嫌な部分をさらけ出していた時代である。
”素直”なんて言葉が死語の環境で戦っていた部活動である。
”素直さ”を心に持ってくれれば、”素直になる心”に灯をつける事が出来れば、全国の灯を手に入れることも可能だったのに、気づかない。

この子は自分が一番だと誤解している。
1つの社会(美容師)で腕の立つ奴なんて、5万といる事が見えない子である。
だから、自分の技術を否定されると勝手に壁を作ってしまうのである。
これじゃ高校時代から進歩はない。
でも、少し気づいたようである。
何故か、この子を指導なさっている教官の口癖が「素直になんなさいよ」だそうである。
「恩師クラッチと同じ事を言っている」と最近感じだしたと言う。
その意味をクラッチに聞いてみようと思ったのは、来期に就職して現場に立つ事からだと言う。
技術に自信あるのに就職先が決まらないと言う。
ここが「なんでやろ」の壁の始まりだと言う。
俺より技術の下手な子が教官に可愛がられている現状を確認すると言う。
「そこが理解できない」と言う。

「きっと、その下手な子はあんたを抜いて、社会に飛び出すよ」のクラッチの言葉に不思議そうな顔をする。
自分には技術がない。下手だと教官に言われ続ける。でも美容師になりたと一心に思っている心が素直さを生む、教官や周りのアドバイスを受け入れる。そして、何とか身につけようとする。その生き方がださくとも、この子には関係ない。この技術を習得しなければ、美容師になれない、国家試験に受からないと自覚しているから必死である。
ところが壁を勝手に作っているこの子はどうだろうか。
「そのぐらいのこと出来るやン」
出来るのに評価されない事に不満を持ってしまう。
その教官は、より高い技術を要求しようとしているに、基本形の所で”素直”に”受け入れる心”を持てないことこの子を見抜いておられることが理解できない。

この日のT君へのアドバイスは
「自分が最も下手な美容師と思え」である。
その心は下手だから、上手くなりたいという”素直な心”を持てよである。
「素直になれば、色々な人は手を貸してくれるよ」で終わった。

この子が最後に言った「気づくのが遅くて、ご免なさい。」に
クラッチ「気づくのが遅かったことはない。早いほうや。」

信じるか否かは、あなた次第である。
   

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【ある日のコーチング・カレンダー242】《コンセプト》 

【ある日のコーチング・カレンダー242】《コンセプト》
 若き経営者に学ぼう!
ちょっと古いがあの時があるから、今がある。
10年ほどでパリーグ制覇、そして、日本一へと上り詰めた。
このチームのファンではないがチーム創り、組織マネジメントとしては学ぶべきものは多々あり。
2004年に書いた文章を引出して来た。
                   
2004年11月20日に新聞発表があった仙台楽天イーグルスのコンセプト。
 《1》常勝球団を作る。
 《2》感謝の気持ちを忘れず、丁寧に。
 《3》チャレンジ精神を忘れない。
 実に簡単ではあるが判りやすい。
 《1》組織全体に
 《2》スタッフ・選手への取り組み姿勢
 《3》チームの方向性
短い言葉ではあるがあくなき追求を求めるコンセプトとして理解されやすいことばである。若い経営者の経営術に魅力を感じる。古い格式を重んじる世界では、希薄だとか、甘いよとか批判されがちなところであるが、発展なき組織に企業としてのメリットありと判断して、参入を決断した若き経営者たちの勇気に拍手を送りたい。

と書かせていただいた。
昨日、忘年会明けでぼぉーとしていると、インターネットを検索していた妻が楽天の社長の「成功のコンセプト」5か条なるものを発見した。

楽天成功のコンセプト“5か条” (報知新聞より)
 東北楽天ゴールデンイーグルスのスローガンは「スピード!!スピード!!スピード!!」。
 楽天の三木谷浩史社長(39)が新球団に求める「成功のコンセプト」5か条の内容。
 〈1〉常に改善、常に前進
 〈2〉プロフェッショナリズムの徹底
 〈3〉仮説→実行→検証→仕組化
 〈4〉顧客満足の最大化
 〈5〉スピード!! スピード!! スピード!!
 この5か条は野球以外の楽天グループ社員にも、徹底的にたたき込まれているもの。三木谷社長の信条はこの5か条に集約されている。それぞれに添え書きがあり
「勝つために人の100倍考え、自己管理の下に成長していこうとする姿勢が必要」
「重要なのは他社が1年かかることを1か月でやり遂げるスピード。勝負はこの2~3年で分かれる」
と説いている。
 フロント向けの言葉だが、当然、選手にも要求され、特にスピードは、試合進行にも求められる。常にJリーグと比較し、野球の試合時間の長さを問題視している三木谷社長。顧客満足という観点からも「スピード」は、新球団のキーワードになることは間違いない。

 この記事で眠気がいっきに覚めた。
 何故、目が覚めたのか。
 12月に入って、テストで練習がない。気持ちの張りが少し低下している。風邪気味で色々なことを考えることすら邪魔くさい日々を過ごしている。これじゃ駄目と思っている矢先にこの記事を発見する。

 何故、指導者クラッチの心を打ったのか。
 日頃、思っていることを判りやすく人に伝えることが出来るのかを考えていた。
「なぜ、判ってくれない」、自分の伝達能力の低さが人を動かせることが出来ない。心のこもった言葉で、的確に伝える言葉を身に着けたい。そんな思いで、色々な著名な経営成功者の教えを色々な文献から学ぶことを進んで実行してきた。そのほとんどは、過去の偉大な成功者や経営者の生き方や理念であった。

 最近の経済界には大きな変化がある。若き経営者の台頭である。若き成功者には何かがある。落ち込む経済界にも右上がりの成長を実現した成功者に学ぶ姿勢を持ちたい。
でも、多分、指導者クラッチが勉強不足なのかもしれないが、その人たちのことは、まだそんなに伝わってはこない。最近はIT関連の若き成功者たちがプロ野球参入ということで色々なことが世の中に報道されだした。単なる成金ではない何かがあるはずである。そこを学びたいのである。

 変化し続ける若者の心をつかみ、発展させていく若き経営者の理念を短く言葉にまとめられたコンセプトに潜むものを学びたい。
           
 こんな文書を書き残してあった。
信じるか否かは、あなた次第である。

   

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【ある日のコーチング・カレンダー241】《コンピテンシーというピラミッド》 

【ある日のコーチング・カレンダー241】《コンピテンシーというピラミッド》

コンピテンシー=資質
何でそうなるの?
何故、そのようなことが出来てしまうの?
コンピテンシー001

凡人には理解不能なことを可能にして成功者となる人は存在する。
我々凡人には理解できなくとも、成功した本人には説明し、理論づけすることはできる。
なんとなくでも、出来てしまう能力を秘めた人はいる。

自分たちだは打開策のことを解決できる人に頼る、抜擢してみたら、何かが変わるかも知れない。
たまたま出来たのではなく、その人がその場にいると出来てしまう。それも、何ども。
そうとしか説明することが出来ないことがある。
バスケチームで毎年、毎年強いチームを育ててくる指導者は存在する。

あのチームは有能な選手を集めることが出来るから、勝てる?
だったら、その脳な組織を作れば良いわけであって、それもチームマネジメントの一つである。同じような、凄く整った環境を持つチームの指導者が全て勝ち続けることが出来るのか、そうでもない。

凄い指導能力を身に付けられなくとも、研究し、出来ることをやってみれば、ひよっとすると成果を出せるかもしれない。
成果を出せる指導者を研究し、その人が実践して、成果を手にしたスキル創造の過程を学べば、凡人が凡人じゃなくなるかもしれない。

やろう、真似ようとするきっかけになればと考えてまとめた文章がある。
その一部からの提案である。

コンピテンシーというピラミッド構築のススメである。
信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー】普通って?編 

【ある日のコーチング・カレンダー】普通って?編
みんながやるからが普通?
「みんなが...」というキーワードで普通と認定されがちである。
本当にみんなが行っていることや言っていることなどが普通なのか?
所変われば品変わるで、普通という常識は覆されたり、変化して行ったりする。
例えば、駅に設置されているエスカレーター、右を開けておくのか、左を開けておくのか、大阪と東京で異なるし、同じ近畿圏で大阪と京都でも違うこともある。
時には、右、時には左と言われても、本来はエスカレーターでは歩いてはダメですと提案されてたのにじっとしていると後ろの人に立ち止まらないでと注意される。
普通=常識、常識=モラル、普通と言われている常識が本当に正しいのかは疑ってみることも時には必要では。

そんなことを思い浮かべて
ルール内で競技スポーツを楽しむを思い巡らせてみた。
この楽しみ方も一定の基準はない。
どのチームも、どの指導者もやっていることだから?は、明石家サンマじゃないけれど「ほんまでっか?」と疑ってみる事も時には必要でしょうと常々思う。
「同じことやっていて、勝てる訳ないやん」をスタンダードにして、ある時期、ある期間、ある場所でチームを育てた。
普通に指導していても、強いと思われているチームには勝てない。
なので、弱小チームでもやり方、戦術戦法、育成の工夫で弱小チームでも勝てるを言い続け、その具体策を教え込んだ。

その時、一時的に異端児扱いされるも成果を出し続けるとその声は聞こえてこなくなった。当然チーム内では、自分たちのチームの取り組み姿勢がスタンダードと信じていたし、他チームとの比較論では育成論法を展開させなかった。

その一つにオリジナル化として、通常のバスケ用語を自チームの合言葉としてネイミングシタ。簡単の表現すれば、番号化して統一した。マンツーマンは1番、ゾーンは2番、プレスは3番などなど、また、サインプレイはグー、パーなどシンプルに表現し、ディフェンスへのサインは、オフェンス時に、また、その逆などを徹底させた。

そのチームを弱小と言ったのは、そのチームの指導者ではなくて、周りの人である。
当事者であるみんなが言う弱小チームを弱小とは、ちっとも思ってない事だってありうる。少なくとも、そうは思わない一人の指導者であり続けたので、チームのみんなが信じ続けた「自分たちがやっていることを信じて、正しい」と判断して、ぶれることなく頑張りの原点となった。
弱小で結構、試合をやる前から勝敗を決めているようなチームじゃなかった事実は残せていた。そこを、その具体を伝えていきたい。
対戦相手を見たり、聞いたりして、結果をイメージすることはどうすれば、勝てるを思い浮かべて、具体策を練る。
新チームの能力や実力をシーズン前から決めつける普通を捨てていこう。
普通の基準、スタンダードをチームで創って、育んで行った。
チーム内スタンダードは、チーム外では普通じゃなくても何ら構わない。
そのチームができるベストパフォーマンス、またはスーパーパフォーマンスマンスをイメージして、スキル、メニューを提案していきましょうで貫いた。
しかし、ルールを無視、社会性を無視したものではない。多くのチームが取り組んでいるだろうと思われる視点を変えてみただけである。同じ日本においても、エスカレーターでも、右左の立つ位置が違う。それでも歩行者モラルは保たれている。
チームが楽しんで、成果をチームとして出そうとする姿勢を創る。
チームとしての楽しみ方を理解する個を育てて成果を出す。
そのチームが孤立したものではなく、各カテゴリーに属するチームとして、競技を楽しむ姿勢づくりの一つの育成方法としての考え方と理解していただきたい。
それが指導者の使命であり、仕事であり、役割である。
信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー】《8か月分の日めくりカレンダー》 

【ある日のコーチング・カレンダー】《8か月分の日めくりカレンダー》 
過去に書き貯めたチーム創りに関わるものをアップし続けて、
本日で8か月240日の日めくりコーチング・カレンダーとになる。
チームを機能させる為に準備するスキル、メニューや指導方針等々を時間軸の中で1年間続けます。
色々な競技種目があり、違和感も生じるかもしれませんが参考にしていただければ、幸いです。多様化する現代の子どもたちを育てる困難さを訴える指導者、親、社会。
ここで諦めては子供たちの未来は暗くなる。
一所懸命、一生懸命、続けていれば未来は開けていくと信じております。
今しばらく、365日のコーチング・カレンダー終結まで捲り続けてください。



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【ある日のコーチング・カレンダー240】《1年先を見据えての取り組み》  

【ある日のコーチング・カレンダー240】《1年先を見据えての取り組み》 

《この一年》
あっという間の1年でした。

このチームを振り返って。

ある年、新チーム結束とレベルを知るためにある県へ遠征。
その県の国体選抜との練習試合、いきなり洗礼を受ける。これが国体というレベルを知る。
でも、ゲームが成り立った。
そこで得たこと。「俺たちも出来る」であった。
そして、一年先を考えての指導と取り組みが始まる。
全員にチャンスと自覚を促す。
チャンスは与えるが、努力の証が必要である。そのための練習である。
当然ではあるが、無届で休んだものにはチャンスはめぐって来ない。
幾度も試した結果、レベルの層があることに気づく。
3つのレベルの層が確認できた。それを1軍・2軍・3軍とは呼ばなかった。それがチームの方針である。三つに編成されたチームは、レベルに応じたプレイタイムの確保であった。3人のコーチで指導して、入れ替えは頻繁に実施した。
練習試合、遠征は当然、全員参加である。金銭的にも苦しくても工夫して出切る限り安くの遠征を実施した。一日3~4試合は当たり前である。それは全員にチャンスを与えるためであった。勝ち負けの反省を繰り返し、大会ごとに15名を選抜される方針を採った。

チャンスは全ての部員にある。だから、活気がある。
どのレベルにいても15名のメンバーに入るチャンスもあるが落とされることもある。非常に厳しいチーム内の戦いは存在した。とはいっても、それはコート内だけのものであることが強調されている。「ライバルであっても、不仲になるな!」と協力の中の個を重視された。
この方針の中で”走る”バスケットボールを目指した。スタミナが要求されるが、何しろ50名を超える部員での一斉練習である。スタミナや脚力が普通にやっていてはできる訳はない。凄く個人の努力を要求した1年間であった。
「心」という文字が示す方針には「絆」というものが要求された。
人に何を言われようが目指すのは全国大会である。選手も監督も未知なる領域であるチャレンジである。できることなら何でも吸収しようと努力した。

不安な日々も選手と監督が共有した。一緒に悩み工夫し、モチベーションが下がらない努力をした。人目には茶番劇でダサくても、誇りに感じられるまでやることを要求した。全国の尻尾が少し見え初めて、あげくことが出来始めた。結果が全ての勝負の世界へチャレンジした1年であった。何をすべきかが見え隠れする中でやることがはっきりと絞れ始めている。けど、やはり結果を出せて、初めて自信になることぐらい知っている。自信の無さは結果の証が無いからだという自覚は当然ある。

ただ単に、頑張れ、頑張れでは先行き不透明なことである。そんなことに部員は動かない。具体的はことを提供しない限り、頑張る指針は出てこない。未知なることへの挑戦を具体化する作業を繰り返した。努力と時間で具体化されたものを試行しても、結果が出ないものは、捨てるか、改善するかを迫った。そして、工夫の結果、方向性が見え出した。
新人戦ベスト4、新人戦近畿大会ベスト8、インターハイ予選5位、ブロック大会近畿大会出場と全国を身近に感じるようになった。その都度、挫折と希望を繰り返し、1年が過ぎた。

最後のチャンス、ウインターカップ予選を迎えたが、全国には届かなかった。
敗戦には反省はする。けど、弁解はしない。
部員は指導者が提供するプログラムを信じて、行動してくれた。
その結果、ベスト8で1年が終わった。
悔しいかな最終ゲームにはベストパフォーマンスさせえなかったことが悔やまれる。

もう一つ、上を目指す取り組みは続く。
信じるか否かは、あなた次第である。
               

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【ある日のコーチング・カレンダー239】《チーム内スタンダードの構築》  

【ある日のコーチング・カレンダー239】《チーム内スタンダードの構築》 

公式戦前の一週間

 ある年のインターハイ予選の抽選以来、「普通(スタンダード)にすれば、必ずできる」をテーマに普通の基準創造で悪戦苦闘の日々を過ごした。指導者との戦いに部員たちはチャレンジして来た。バスケが嫌いになる領域まで切磋琢磨し合った。
 全ての行動、プレイを全否定する過酷なものであった。
 その真意は?
 『最悪の条件で最高の出来の相手に勝つ』(チーム内スタンダード)
 抽選会でライバル校と同じブロックが決定して以来の全ての日々に指導者としての妥協はなかった。
 選手のノートにはその”辛さ”と”葛藤”する心が綴られていた。
 コーチはヘッドコーチクラッチには黙っていた。
 一次予選が終わり、2次予選に入る前のミーティングで『最悪の条件で最高の出来の相手に勝つ』の真意を伝えた。「そんなんじゃダメ」と全否定も辞さない発言の日々の真意を伝えた。
 2つのマイナス要因を突きつけられて、どちらを選択してもマイナスである。
 その中からプラス転嫁する心の強さを突きつけた。
 ”鬼”の心で部員と接した指導者。
 監督と選手の間に立ち、「やれば出来る!」と励まし続けたコーチ、OBたち。
 部員が更衣室で悔しくて椅子を蹴飛ばす音もたびたびであった。
 辛い日々であったろう。バスケを辞めたくなった事もあったろう。
 でも、前向きな心にさせたのは、コーチ、OBたちの言葉であった。
 「指導者クラッチを信じろ!」であった。
 その時に、コーチに突きつけられたノートの内容である。
 『監督を全国に連れて行く!』であった。
 鬼の目に涙があった。

 それが二次予選に入る前日であった。
 そして、部員に長々と語った。
 「いつものみんな(部員)は相手に勝ちたい、負けたくない事ばかり考えている。だから、不安な日々を過ごし、寝られない夜も過ごさなければならなくなる。指導者クラッチが辛くあたったのは、それを忘れさせる為である。」
 どんなに調子に良いときでも、「それがどうしたん?当たり前やろ」と言い放した。
 ここで出来たチーム共通理解の言葉「普通にやれば、必ず出来る」である。
 最悪の出来でも、最高に転嫁する。そして、普通の出来であることを自覚させる。
 その為に全否定し続けたことを語った。
 
 ミーティング最後に
「良く耐えてくれた。有り難う。俺はチームをライバル校に勝たせる」
「試合の勝ち負けを監督に預けろ。みんなは自分たちのプレイを普通に出来ることだけを考えて行動しろ。勝敗の責任は俺がとる。」
 この時に「ライバル校との試合に負ければ、俺は監督を辞める」言葉には出さなかったが心に誓っていた。それは部員たちのライバル校戦に賭ける凄まじい気持ちを指導者クラッチは知っていたからである。その事だけが頭を支配していた部員たちのトラウマ(新人戦敗退)である。

 そこから這い上がってきた部員たち。この子達を勝たせなくって監督なんて偉そうなことは言えない。
 第2次予選の初戦には「この試合に勝てなかったら、監督を辞める」を心に会場に向かった。コーチにも言わなかった思いである。試合終了後に伝えた。コーチは絶句した。「何か違う」は感じていたようですが。自分の生き方を美化する気持ちは一切ない。でも覚悟としての男の生き方を胸に抱きました。だから、次の試合も勝ちたかった。部員たちを陽のあたる場所(全国)につれて行きたかった。指導者として、全てをかけて実現したかった。

ライバル校に勝利してひと山越えたものの、決勝リーグにて3位で一歩届かず。

 バスケの神さんは、微笑んだり、微笑まなかったりであった。
 現実を受け入れなくてはならない。
 ”全国の道は閉ざされた”事実を受け入れなくはならない。

 「今は何もしたくない」と語ったキャプテン。
校内で見かかる肩は落ちている。
部員の視線が暗い。
 
 そんな中、同窓会案内の封筒入れ(約1万通)を部員全員で実施した。3年生の指導のもと、楽しく明るく1時間30分を過ごした。部員に混じり作業する先生クラッチを気遣う部員たち。極力明るく振舞っているようにクラッチの眼には映った。
 部員ノートに「監督を全国に連れて行く」を書いてくれた部員たち。日ごろ「自分のために頑張りなさい」を言い続ける言葉に反してこんなことを書く部員たち。この子らをさしおいて「引退を考えた」自分を愚かしく見えた。すまない気持ちで一杯である。
同窓会の作業終了後、「今はバスケなんて」と言っていたキャプテンがシューティングを始めた。部員たちが次々に始めた。輝いていた。「この子らとまたバスケをしなくてはバスケの神さんにしかられる」と思った。

 多くの方に支えられてチームはある。小さな市の、普通の公立高校の、名もないバスケットボール部の活動に対して、多くの方々から応援いただいていることに感謝するしかない。部員たちは幸せ者です。応援していただける人の愛を感じられる様に指導しております。今回の大会が終わったわけではありません。残された近畿大会へのチャンスを活かせる”心”を復活させます。

 部員の朝錬に勇気つけられます。「来るな!」といっても6時30分には体育館にシュートする音が響きます。チームに根づきだした頑張れば、結果が伴い自信になる。このことを覚えたことは大きい。学校の中に頑張れるものが評価させる雰囲気が芽生えております。頑張る子たちが評価される学校に変身しつつあります。だからこそバスケットボールの頑張りが目標にしてほしいのである。これは決して思い上がりな考え方ではなく、学校全体の意識の変革につながると考えています。
色々な方々に支えられてチームは成長してきた。まだまだ成長する可能性のあるバスケットボール部です。今後もよろしくお願いします。

ある時の取り組み。
信じるか否かは、あなた次第である。
この時以来、チームは大きく成長した。

           

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【ある日のコーチング・カレンダー238】《ある時期の合宿へのこだわり》  

【ある日のコーチング・カレンダー238】《ある時期の合宿へのこだわり》 

勝ちを意識せず、試合させる意味。

合宿での取り組みへのこだわり

勝ちにこだわらなかったこだわり。
学期末テスト終了後、ポイントを3つに絞って練習してきた。
② ニットメンバーによる役割の徹底
②アーリーオフェンス#3・#グー・#パー(チームのシステム番号)
③オールコートデフェンスシステムのXチェンジ&ダブルチーム理解
入学以来、ただ練習に参加している日々の1年生に理解させる事を重きに置いた練習を重ねていた。

今回の合宿は練習試合形式である。①~③を試合でどう表現できるかである。システムを理解していないものには共通理解の試合は出来ない。特に①で固定した2週間を過ごしているたので新たなメンバーを組んだ時に役割が徹底できるかである。固定メンバーで出来たことが出来ないこともある。何となく出来ていたことが出来るという自覚のないものはチームの足を引っ張る結果となる事が予測された。そして、自信喪失を抱え込む事も予測された。下級生まで如何にチームシステムが浸透するかを問いかける合宿である。

今回の合宿では
試合の勝ち負けにこだわらなくてもいい。
その訳は勝ち負けだけでゲームを進行させると練習してきた①~③がぼやけてくるからである。
案の定、この魔物がチームを支配した。
勝っているから上手く行っていると誤解するメンバーが続出した。
逆に負けているけどシステムを何とか覚えようとするメンバーまで魔物が浸食し始めた。システムを追求せずに成功してしまうことで主体がぼけて行くメンバーが続出していく。

今回の合宿中に何度もチーム間の入れ替えが行われた。
自分が属するランクではシステムを上手く機能させることが出来ないとか。
システムを全然理解できていないとか。
理解しているがプレイタイムを余りもらえないとか。
上のランクにいることで満足しているとか。
色々な理由でメンバーの入れ替えを頻繁に実施した。大部分のメンバーに活性する気持ちが感じられた。出来ることを評価されることで生き生きしだした。メンバーの入れ替えはある面では成功した。

でも、主旨が上手く理解できないメンバーは自分に駄目押しをしてやる気度を低下させてしまった。
このメンバーにも根気強くコーチたちは取り組んだ。

でも、どうしても勝ち負けにつながる得点関係だけにこだわり、チームとしての取り組みを無視し続けるメンバーも根強く存在した。
勝ち負けにこだわるので上手く行かないユニットが仲間割れを起こしてしまう。
そこで話し合い、次の機会のために必死になっているユニットとメンバーは徐々に理解度が増していく。
後少しの所でOKが出る所までこぎつけたものが3日目で出始めた。

ミーティングで「①~③にこだわりなさい。すると出番やチームの勝ちは転がり込んでくるよ」
と監督からアドバイスされた。
そのことで大抜擢があった。一番下のランクから一番上のランクの上がった選手が現れた。3人のコーチの意見が一致した。その選手が監督に預けられた。
2年間、紅白戦にも使ってもらえなかった選手である。その子に出番が回ってきた。期待通りにシステムの中で頑張りチームに貢献できた。チームも勝った。出来たことでみんなが賞賛する。この事が当然ミーティングで報告される。良い状態で元のチームに戻された。この選手は戻されることに失望はしていなかった。元のチームに戻ればスタートメンバーが約束されて、プレイタイムが増えたのである。プレイヤーのランクが入れ替わる結果となったのである。
ここにもチームイズムを伝えることが出来たことに喜びを感じる。

指導者としての大前提は、システムがチームに浸透すれば、「勝利が微笑んでくる」である。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー237】《合宿におけるコーチの存在&役割》  

【ある日のコーチング・カレンダー237】《合宿におけるコーチの存在&役割》 

ある合宿での取り組み。

活かされることの変化。

コーチの存在。

ある時期、ある合同合宿(10チーム参加の4泊5日でレベル別交流試合中心)で、我がチームは引率教員+3名のコーチが帯同した。
5名の指導者が連日ミーティングを重ねて、どのような方針で、テーマを絞り、何を伝え、何に集中させて、試みを部員たちに確認させた。

そして、チームを3つのグループにレベル別に分けて強化練習や練習試合を実施した。
○○組には、公式戦において、また将来にも上位チームと戦える集団の一員となることを
△△組には、レギラーチームに入る夢を持ち、夢を現実のものにすることを
□□組には、時間をかけてもチームのバスケットボールシステムの理解をすることを

このテーマを理解して、時には勝敗にこだわり、時にはチャレンジャーとして、時にはチームイズム浸透を目的で、毎日実施される練習試合を有意義なものにすることを各専属コーチの指示に従いチームの中の一員として、技術的に何をすべきか、コート上の5人が何をどうすれば良いのかを評価される日々を過ごした。
ただ、練習試合での勝敗だけを追いかけるなと指示した。

この合宿は、連日の猛暑の中での合宿はともすれば、モチベーションは下がる傾向にある。
では、どうすればモチベーションは下がらず、維持できる、時には向上させる事が出せるのかが各コーチと各チームのリーダーを中心に2時間程度のミーティングを繰り返し実施した。
今回の合宿では監督からの指示事項は短かった。合宿前の練習では、連日、今回の取り組み、方針、具体的内容などを伝え、練習してきた前提で各部員の取り組み姿勢とチーム貢献をテーマの合宿とした。
各チームのコーチとのコミュニケーションを大切にし、日頃の監督やコーチと異なる視点の指導を経験するなどフレッシュな感覚で過ごせることが出来たようである。この事により、指導者が替われば、活かされるもの、活かされないものが出てきたが出来るだけ公平な目で観られるように監督コーチミーティングも深夜にまで及んだ。5人の指導者が一人でも評価すれば、”OK”でその理由を一人一人の選手を対象にミーティングをもった。意外に高い評価が出てくるものや評価が監督の期待するほどのものでないことまでを話しあった。そして、各コーチが部員に丁寧に伝えて明くる日の取り組み姿勢を要求した。話の内容や評価が理解できないものには、各コーチやリーダーから事細やかな事まで伝えた。

でも、評価は2分した。出来る、出来ないである。
でも、辛抱強く評価を続けた。

例年なら他校の指導者との話に花を咲かせていた夕食の交流会も今回は合同合宿終了後にも単独チームの指導者として5日間を過ごした。あたり前と言えばあたりまではあるが合同合宿の監督同士のミーティングは大切な交流の場であり、自分を磨くに絶好の場所である。でも今回はあえて、遠慮させて頂いた。

勝ちにはこだわらない本当の理由を各コーチと話し合った。
見解は一致した。
勝ちにこだわれば、目先の得点だけを追いかける傾向にある。今、提案されているシステムを徹底すれば、勝ちは転がり込んでくる。自分だけを考えていてはダメである。5人いや各チームで何をすべきかを具体化する試みを要求した。

でも、勝ち負けはつきまとった。この魔物に振り回された部員も存在した。
でも、振り回された部員は勝者となれない傾向が出てきた。
各コーチの報告で共通したことは学ぶ姿勢”素直さ”が連日の結論となった。

成長がみられたものには、具体的に「貴方は出来た」と評価する。
成長のあとが見られないものには、細部にわたりコーチからの指導が入った。
それでも理解できない部員には、辛抱強く理解できるまで深夜に及ぶまでコーチたちは取り組んでくれた。

でも、心の中で逃げ出すものは、夢を持てなくなった、チームの代表となる星を放棄しだしたものが出始めた。

これではチーム内に溝が出来る。監督の目を見られないものが出てきた。これではチームイズムは徹底されない。合宿の意味を見いだせることができない。歯車が狂うのである。

新たなる課題が噴出してきた。
それが次のステージへの課題であり、チームが共有すべきベクトルを創りだせる課題となる。修正改善点を指導者間で話し合い、3つグループに伝え、チームの共通認識とした。

但し、勝敗にはこだわらないが、チームの考え方、システムの理解&徹底をすれば、公式戦に向けて、勝ちは付いてくることを信じて、5日間を過ごさせた。
何度も、チームとして、公式戦でチーム一丸となって戦う姿勢づくりのための強化合宿であると繰り返し伝えた。

コーチはチーム方針を理解して、部員を選手を育てる。
スタッフミーティングでのチーム方針のコーチの理解度でチームは変わり、個々の選手がチームで活かされるチャンスを手にすることが出来る。

信じるか否かは、あなた次第である。
              

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【ある日のコーチング・カレンダー236】《かりたてるもの》 

【ある日のコーチング・カレンダー236】《かりたてるもの》  

朝からムンムンしたムード。
何がそうさせる。

ある高校のバスケットボール部の朝練がエスカレートして、これが朝の体育館のムードか?と熱気ムンムンする朝の始まりである。

土・日にはゆっくりしたコートスペースで2部練習を最近実施している。その主たる理由は部員数の増加である。60名の部員を満足させるには時間が必要である。一つの練習メニューを充実させるには14~15名の人数で15分程度のメニューの繰り返しが必要と理解している。時には時間を無視して長時間に及ぶこともあるがこのチームでは希である。
身体を動かしたい要求が満たされていないのである。
だから、進んで朝練習にくると予測される。

新入部員数が年々増加傾向の強いチームでは春先は悩みの種となる。
インターハイ予選が間近に迫り、上級生中心の練習ではあるがこのチームの指導者のサービス精神なのか、じっと待ったせる部員を見ると歯がゆくてたまらないのである。

なぜ、歯がゆいのか。

バスケットボールの見学会じゃないのだから、1年であってもプレイさせたいのである。新入生に上級生とは無理でしょうという意見もある。けど、可能な限り同様のメニューの中で学ばせたいのである。其処に競争心も生まれ、緊張感も芽生える。それがチームの活性化につながると考え、実施している。

チーム内での相乗効果を引き出すことに役立つ。上級生もうかうかしておれない。頑張るしかないのである。その結果、朝練に熱が帯びてくる。自主練習なのに熱気がある。「朝からムンムンでは一日持たないぞ」と思うのは嬉しい悲鳴である。

この朝練の熱気も沈下してくる時期がやがてくる。
けど、地道に続ける部員は絶えることはない。
それがこのチームを支えている”頑張り”である。

指導者も頑張るしかないのである。
朝の道は爽やかである。新鮮な空気が発想を手助けする。
自分を励ますもう一人の自分に出くわして、次々に色々なことに考えが及ぶ。

自宅から駅まで、電車の中、駅から学校までの道のりは教室である。

一日を考えながら、学校に向かう道は勉強の場である。
色々な教材を考えながら、練習メニューを考えながら歩く道は指導者には大切な時間である。この時に浮かんだ発想を体育館に到着と共に具体化していく。忘れないうちに具体案として書き残す。それが実現しなくとも、書き残す習慣がある。膨大な文字数に及んでいる。たまにファイル整理をするが途中で嫌になる。管理ファイルに一定の法則がないので後で調べるには苦労する。

部員の頑張りが指導者の頑張りを引き出してくれている。
部員はその指導者の姿を見て、頑張ろうとする。
頑張る大人をみて、自分たちも頑張ろうとするのは正常な営みである。
この関係が向上心を生む。
良い疲れを生み。
だから、充実感が常にある。
切磋琢磨する環境がある。

信じるか否かは、あなた次第である。

         

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