クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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2015年1月は過ぎていきま~す! 

2015年羊歳が明けて、早1ヶ月が過ぎようとしています。
年明けの一か月はいかがだったでしょうか。

私は俗に言う「ギヤチェンジ」でスイッチオン!です。
何もなくなると「何かせなアカン(いけない)」とスイッチが入る。

今年の年賀状まさしく、今の心の動きとなって、「やらな!」がスイッチON!からロックON!に進展しています。
『やらなアカンやろ』が『やることあるやろ』に確変している2015年1月の終わりです。

暗い話題を明るくするには、まず、自分が変わることを云いつづけている。
2月は3月の為にである。

まずはミニバスケットボール教本創り(案)にロックオンでスタートさせる予定です。
素案はもうできている。
未来構築とバスケ教本創りを素案から原案に格上げする。
一人で創る、NO!
未来共有創りには、多くの人が関わることが必要である。
その振りは始まっている。
具体化への2015・2月宣言しときます。



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category: クラッチのつぶやき

【ある日のコーチング・カレンダー209】《茶化す》 

【ある日のコーチング・カレンダー209】《茶化す》

笑ってごまかせ自分の失敗?

”笑ってごまかし、茶化して終わる”
何処の世界でもある話である。
自己防衛本能である。自分を正当化する行動の一つである。
”激しく罵れ、他人の失敗、笑ってごまかせ自分の失敗”も同意語としてある。
周囲にこの行為が出だしたときにしっかりと修正しやらないと善悪の境がぼやけてしまう。最近、私の周辺にこの行為が目立って仕方がないのである。
「何を考えてるねん!」と注意しなくてはならないことが多すぎて、凄くストレスになっている。
”笑ってごまかし、茶化して終わる”の体質がはびこり、失敗する子を斜めに見ている傾向が強い集団に出くわす。一人の子の失敗を笑って茶化す。”バカ””あほ”扱いする。そして、自分はみんな側に入り、茶化されることが自分に及ばない行動をとる。
凄く消極的な個人、集団化が始まる。いけない状況である。集団の活性化が阻止されてしまう。放置してはおけない。このままでは駄目な集団になってしまう。
真面目な集団が市民権を獲得して、正常化に成功しだしている組織が停滞もしくは低下させてはまずい。真面目なことが当たり前の感覚にしないと駄目である。
遅刻しないことが偉いのではない。遅刻しないことが当たり前なのである。
跳び箱で5段が跳べないことを恥じるのでなく、出来るようになる努力することが当たり前の社会が必要なのである。
出来ないことが恥ではなく、出来ないことをやれるようになる努力を賞賛する社会、努力することから逃げ出さない個人、社会としないと駄目である。不格好でもやろうとする姿勢の大切さを認識し、賞賛する社会でないと駄目である。そのためには当たり前を持続させる大切さを自覚させることを教えなくては駄目である。
”笑ってごまかし、茶化して終わる”ことが恥ずかしいと思える感性を育てなくては駄目である。
それにはささやかの行為でも持続させて、「やれたやん」、「やれたわ」とささやかな自信をつけさせる指導が必要である。やれそうなささやかな行為を持続させることはそう難しいことではない。やれば出来そうなことをさせる必要がある。ささやかなことでも、最初はやらせることが必要である。
世の中で落とし込んで這い上がってこれるレベルの人間の絶対数が少なくなっている。そんな強い人間が育つ土壌に出くわすことは、今の日本にはかなり少ない。少なくとも私の周辺には余りない。だから、何事も上向かないのは、多くの場合、世の中の人間の価値観が”笑ってごまかし、茶化して終わる”だからである様な気がする。

ミスして照れ笑いしている間に次にすることあるやろ。
ミスは誰だってする。そのミスを笑いで誤魔化すなよ。
まして、一緒になって笑っていられる人間になるなよ。
俺たちは真剣勝負をしているのだと認識しろよ。
”楽しくって微笑むこと”と“笑ってごまかす”は根本的に異なる行為である。

突然、チーム指導にタイムスリップ
ミスを取り戻す為に体を張ってルーズボールを追う姿が普通になれよ。
その直向きさが賞賛される組織がこのチームの特色なんだから、それが当たり前になれよ。
試合に使ってもらえないと愚痴ばかりで、何の努力もせずにヒーローになれるわけないじゃない。
まして、ほんの少し、ちょっと頑張ったくらいで努力したと思うなよ。
毎日遅刻している者が2~3日普通に来たからって、偉いじゃない。それが当たり前ってことを早く知れよ。そのくらいの努力を賞賛するなよ。
この基準がおかしくなっていることを考え直さないととんでもないことが起きてしまう。

勤勉さを働き過ぎととらえるなよ。真面目は宝である。
”笑ってごまかし、茶化して終わる”社会とは、おさらばしたいものである。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー208】《大きな鍵を握る》 

【ある日のコーチング・カレンダー208】《大きな鍵を握る》
飛躍のための出逢いを活かす。
出逢いの中で

 過去に多くの指導者との出逢いがあった。何かを求めて遠征試合に出ると言う考え方は、どの指導者も持っておられる。その一つ一つは、それなりに新鮮であり楽しかった。特に楽しかったことは、若手コーチ(指導者)との出逢いであった。若き情熱、熱気溢れるベンチワーク、厳しい選手管理など20年ほどタイムスリップさせて頂く要因を提供していただいた。そこで競争心が目覚めさせていただく結果となった。

   何に目覚めたか。
   ①張り詰めた緊張感。
   ②トップを目指す情熱。
   ③学ぶ姿勢。

特に”③学ぶ姿勢”に頭の下がる思いであった。名もないチームと対戦した後、3日間、その名もないチームの追っかけをなさっていた先生がおられた。知人を通じて「あの先生は、先生のチームに負けてかなりショックをうけていましたよ。」と聞かされた。そのショックの背景には、「何でこんなメンバーのチームに、負けるんだろう」と不思議がっておられたらしい。たまたま負けたのか、負けた原因が他にあるのかを確かめられていたようである。
その名もないチームの全ての試合を観察されて何かを感じられたようである。指導者クラッチはこの指導者の視線を常に感じていた。観られたからと言って特別なことをするクラッチでもない。どの場所でも自然体である。だから、遠征試合で部員は、叱られながらも普段着のバスケットボールができたのでチームの持つ現状の力を最大限に発揮できた。その結果、選手の能力だけで試合を判断しては駄目であることを多く学んだ。チームの持つ力(トータルパワー)を最大限発揮できるスタイルを貫くことの大切さをこの遠征で多く学んだ。
 だけど、世の中には能力の高い選手の多いことを強く認識できることも多々あった。だから、チームは総合力(トータル)で勝つことを徹底できたことが最大の収穫であり、ベンチでボォーとベンチで座っている訳にはいかない全員バスケットが出来上がる結果となった。

  1.リレー方式でゲームを組み立てて行く。
  2.最も良い状態で次の選手を起用する。

 このバトンタッチをスムーズにおこなえるチームを作ることが出来た遠征である。だから、益々走るバスケットを貫くことが出来た。相手チームにとっては脅威である。40分間落ちることないチームのスタミナに相手チームが諦めて負けてしまう。其処に勝機を見つけて戦う術を学んだ。そして、全国級のチームにどれほど通じるかを確認できることができたことが大きな収穫であった。公式戦までにチームの部員がどれほどの自覚まで高められるが大きな、大きな鍵となる。

遠征で試したリレー方式の利点
①40分間チームとして走れた。相手のチームがバテタ時、更に走りきれた。
②二番手に繋ぐ選手の目の色が変わった。繋ぎの重要さを自覚して、生甲斐として楽しめるようになった。 二番手でゲームを決める事ができた。野球で言う「セットアッパー」 の存在を意識させることに成功した。 そして、「クローザー(押さえ)」で試合を締め くくるパターンが確立された。
③選手の変え時を一定にして、心の準備をさせたこと。メンバーチェンジのタイミングを選手自身が計るよう になった。監督のコールに遅れることなくメンバーチェンジできた。④ベンチメンバー15名には、それぞれ の役割がある。その役割が自覚できた。練習した ことで自分のできること(チーム貢献)を持てば、試合に出ることが可能性を持つチームである。このことが末端の部員までに浸透させるいい機会が遠征試合で持てた。

信じるか否かは、あなた次第である。

                

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【ある日のコーチング・カレンダー207】《体質の改善》 

【ある日のコーチング・カレンダー207】《体質の改善》

教育界の悩みは部活の悩み

ある時代の、ある学校の、ある日の職員室。

提出物のプリントを持って来た生徒。
「誰々先生おる」
「居られないな」
「何で居てへんねん。せっかく持って来てんのに」
「先生も用事あるから、仕方ないやろ。次の休み時間にもっといでや」
「うっとい。だるいわ。先生が誰々先生に渡しといてや」
「自分で渡しなさい」
「なんでやねん。渡してくれてもええやんけ」
「大事なプリントやから、自分で渡しなさい」
「未提出で俺の成績悪かったら、あんた(先生)のせいやで」
「馬鹿なこと言うなよ。自分のことやないか」
「ここに置いとくで」
とさっさと職員室を出て行く。

この子は運動部の生徒である。対応されている先生の問題として陰で我慢した。
そのプリントをがんと受け取りを拒否されて先生に拍手である。
そのプリントを持って、本人の所へ。当然、この子は真っ青である。同僚の先生同士でこの話が顧問の先生に伝わらないとでも思っているだろう。伝わることを知れば、この子は「チクリやがって」である。こんな子に限って、威厳のある先生の前では良い子ぶるのである。善良な教員はこの体質を許せるわけがない。この事件を自覚させるために部全体の取り組みとして、話し合わせた。一様表面上は、ほんの少し言葉使いの改善と無責任さは修まった。こんな簡単な話し合いで修まる訳がない。

それから3ヶ月ほどの月日が流れた。
同じような事は繰り返される。この子の点数は欠点だらけ、他の部員は、真剣に勉強に取り組んだ後がある。だから、成績不振者指導対象にはリストアップされていない。当然勉強したふりをしても、心からしていないので点数はとれない。家では学校で残されて勉強していると嘘をつき、部活の中では、みんな残って学習会を開いているのにみんなだと気が散ると言って、ささっと帰ってしまう。そして、どこかで遊んでいるのである。当然、2カ所での嘘のつけは回ってくる。勉強していないので定期考査が出来るわけはない。成績結果次第では、好きな部活動が出来ずに勉強会に回される。部の先生にばれないように体調不良などと言って通知票を持ってこない。しばらく練習を休んでほとぼりの冷めた頃、のうのうと部活動にやってくるのである。この子は成績不振リストが先生全員に回ってこないと思っているのだろう。
 
 3ヶ月前のことが学習されていないのである。先生同士で成績の話や授業態度のことなどがわからないと思っているのだろう。成績不振の子に成績不振を取り戻そうとさせようと練習時間を割いてでも勉強させる。3学期になって進級不可能になることが予測されるので、別メニューで勉強させた。課題に取り組ませた。ところが強制的に勉強させられることを「何で俺だけ、勉強で練習させてくれへんねん」と思っている。不満が渦巻いている。本当にうっとしい顔をするのである。不満の顔で心の中を読めないと思っているのである。やはり顧問の居ないところで勉強の世話をしている優しい先生に食ってかかっているのである。面倒みてもらっているという意識が全くないのである。

 好きなこと(部活)をさせないのは、先生である。特別メニューで勉強の世話をしてくれている先生に感謝の心を持つのが普通であるが恨むのである。この普通の意識が全くないのである。一生懸命に面倒みてくださり、夜遅くまで面倒みてくれる先生を恨み始めるのである。逆恨みするのである。「俺がプレイできないのは、先生のせいである」と心に強く身勝手にインプットするのである。するとこの子は世にも恐ろしい目をするのである。あまりのも反発の目をするので
「辞めてしまえばええやん」と言うとこんな子が必ず言う言葉がある。
「あんたにそんなこという権利があるか」とか、
「そんなこと教師が言っていいんか」とか、
「責任とれるんか」とかの脅しの言葉を吐くのである。

 この子が生きてきた15年ほど過程で得た処世術で、この子を取り巻く多くの大人がこの子ような体質の子供の言葉にひるんでしまっていたのだろう。だから、平気で困るだろうと思う言葉を吐くのである。ところがこんな子に限って。ひるまない大人に出会うと捨てセルフで逃げてしまうのである。大人もここで屈してしまっては、こんな子が氾濫するのである。世の中にそんな言葉ぐらいで屈しない大人や教師はいくらでもいることを思い知らせなくてはいけない。特に教育界と家庭である親が責任を持って、子供たちと戦ってほしいのである。育てる家庭で戦ってほしいのである。戦う厳しい体質でも心豊かな体質を創ることはできる。
 
 その子にとってプラスなことを考えて、厳しい姿勢を持つ大人に素直に学ぶ姿勢を持てる子供を育てなくては駄目である。この学ぶ姿勢の部分で素直じゃない子は、スポーツ界では上手くならない。信じる心を持てない子は成長しないである。だから、クラッチは遠回りであっても、この部分で勝負しているのである。子供たちの敵になろうとは思わない。けど、厳しさをぶつけると子供たちから敵にされてしまう。誰だって、恨まれたくないので、話のわかる大人ぶるのである。いい大人ぶることが子供を理解しているように思ってしまうのである。厳し指導をしていても、優しさを感じさせることはできる。ほん少しの時間は必要であるが必ず理解してくれる日が来る。クラッチはその理解してくれた日を幾度も観てきたから、すぐに出来なくとも我慢できる。解らせてみるというより、解る日が必ず来ると信じている。大人(指導者)の姿勢さえくずなさなければ、若者が解る日は必ず来る。

 現在の教育の抱える悩みは、今日のようなテーマである。教育界の悩みは、クラッチが指導するバスケットボール部の悩みである。日々話題は尽きることはないのは、指導者としての叫びである。一人前の大人に育ってくれよと願う指導者の叫びである。技術指導なんてちっぽけなことである。遠回りでも心の教育である。”心”の教育の原点は、信頼関係である。絆である。表面にある”瞳”とその奥にある”心”の輝きを求めて、放浪する日々である。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー206】《一途に続けた訳》 

【ある日のコーチング・カレンダー206】《一途に続けた訳》

ある高校でバスケットボールの指導を続けた訳

 私は色んなことにチャレンジして多くの場合、自己満足的ではあるが目標を達成して終えることが多い。そして、それなりの充実感を持つことが出来ている。これがコーチクラッチの人生観である。ままならぬのがバスケットボールである。1番(優勝)という目標を掲げて取り組んでいるが手にすることが出来ない。トーナメント(大会)に負けた後、幾度となく諦めかけて「もう辞めよう」と思ったことか。でも「もう辞めた」の捨て台詞で投げ出すことなく踏みとどまって来た。目標が達成できないから
終わることが出来ない色々な理由がある。単に目標が達成されていないからだけではない要因も含めて、その訳は。
 色々な要因が重なって、「やる限りは最高を目指そうよ」と自分に言い聞かせて続けている。最高を目指す環境作りと努力は必ずする。その年、その時期にベストと考えるレベルに持ち上げる全てのことをやり尽くそうと努力する。その年のメンバーでピークパフォーマンスできる時期と試合に合わせた指導を一年かけて仕上げて展開させて、チーム創りをしていく。正確には半年、実質3ヶ月の期間にチームを育てることを心がける。性格はおおざっぱであるが、結構、緻密に計画する。自己分析、チーム分析、選手能力分析、大阪、近畿、全国のレベル分析などを事細かくやる。試行錯誤しながら、粘土細工的な作業で自己データを作成する。負けた悔しさよりもこの作業で夢を見いだして、将来を具体化する作業が楽しいから32年間も続けていると自己分析している。

                                                  
「全国を目指しています。そのレベルに到達して来ていると思う。」とバスケット仲間に言ったところ、「えっ!」と不思議そうな顔をされた。「大阪には全国的なチームがあるのに、それはおかしいよ」と言いたげな顔色をされた。この学校に転勤して2年目の時である。「一流どころが居なくて、2番手やちょっとバスケ好きな子が集まったから、全国なんて・・・?」と言わんばかりである。ほらを吹いているように言われた。
「地域を育てましょう!」と訴えても、結果として全国規模の選手は有名伝統校を目指して他の県や他の地域で全国を目指す。それが当たり前と言えば、当たり前のことである。「くっそー!」と思ってもそれが現実である。このことが悔しくて、負けても、負けても挫けないクラッチを育てた土壌である。2番手でも無名でも良い。この子らで全国を目指してやる。この気持ちがチームを支えている心である。「いつかみていろ、俺たちだって」が基本的なチームスタンスである。けど、創設期の3年間は別として、チーム育成には3ヶ月、個人を長い目で育てると言って1年半しか時間は許せない。この時間内で戦う集団を育てるには、しっかりとした指導方針がなければならないと理解している。

 中学校有名選手でなくても良い。やる気のあるしっかりした子で充分である。下手の子でも良い、やる気のある子ならばと意欲のある集団を呼びかけた。「バスケ好きな子ならば、どんな子でも預かります。そして、上手くして、人間的にも成長させて卒業させます。」と云い続けた。創設当時、この考えに賛同してくれた指導者が数名、このチームを紹介してくださった。それ以来、前向きな指導を忘れたことはない。
 このチームを目指してくれる部員が存在する限り『諦めない』。

スポーツする楽しさに魅せられて、
 競技する緊張感がたまらないから、
 成し得ないものに対する悔しさで、
 勝つこと以上に成長する部員をみることが出来るから、
 過去に「あなたは3番にしかなれない」と言われた言葉に対する反発から、
 引くに引けない環境を自ら創ってしまう指導者クラッチの性格から、
 バスケットボールの指導を天職と考える思い上がりから、
 信じて付いてくる部員が居るから、
 
ある高校のバスケットボールチームを指導して、最初の3年間で基礎を創った。だから、そのチームに関わって、14年間でまずは3年間に基礎づくりに勢力を費やした。それ以後、チームのやるべき考え方の基礎は、出来ているので毎年ピークを一度作りトーナメントにチャレンジしている。当然目標は優勝だった。決して無謀なチャレンジであるとは思っていない。毎年それなりの根拠をもってチーム創りをしている。

そのチームは私の定年退職と同じくして、移転統合の名のもとの廃校となり、今は存在しない。

信じるか否かは、あなた次第である。
                    

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【ある日のコーチング・カレンダー205】《選択肢1~3》その3 

【ある日のコーチング・カレンダー205】《選択肢1~3》その3

選択肢3 -誰を使う-

”天国と地獄”の2次予選であった。
8.9秒の奇跡に自信をつけて、前年度№1チームを破ってのトップ8入り。
「さぁ地区大会のリベンジだ」で臨んだベスト4決定戦。
前日の勢いが乗り移り、チームらしい展開となる第1クォーターである。ペースではあるが少し気になる点が現れだした。リバウンドボールを確保すれば、アップテンポのゲームを充実させて、もっと勢いがでる。
それを信じてのメンバーチェンジ。2センターでリバウンドボール確保のためのフロアーバランスで第2クォーターをスタートさせる。このことが結局裏目となり、大差となり追いかけることができずに試合が終わってしまった。信じた選択が崩れた。何度も練習したフローバランスであり、試しにも成功してきたバージョンのメンバーチェンジでもあったので自信があった。機能しなかったことが残念で仕方がない。

 この大会に入る前に幾度試しのゲームをしたことか。大きくは1ガードシステム・2ガードシステム・3ガードシステムなどを準備して、何を充実させればチームらしさを引き出せるかを考えて練習試合をさせた。そして、ベストのベンチ入りメンバーを決定した。当然相手チームの対応を考えてのメンバー構成である。最もらしさを各クォーターで出せるかを考えて、メンバーを決定していた。メンバーチェンジの選択肢を幾つか準備して試合に臨んでいるのである。
 ベンチが最良の策と考える選択にミスは許されない。そのための練習を繰り返し、繰り返しシミュレーションしてきたメンバーチェンジなので悔やまれる。

 何故、そのようなシステムを準備するのか?
①メインガード一人の負担を少なくする。
②マンツー、ゾーン、プレスに対応できるスペシャリストの育成で相手の変化に対応させようとした。
③各クォーターのスタミナ切れを極力さけた。
④特に速攻時に足りないものを補充していくシステムを考えた。
⑤マイナス面がでたときにスタート5人だけの変化が期待できない時のために3つの準備を心がけたメンバーを選択した。
⑥自分の使われ時をわかりやすくした。例えば、相手が急にマンツーからゾーンに変化してボールが回らなくなった時、その時は「お前や」とか、相手のシューターに連続して得点されたときには、「必殺ディフェンスマンはお前や」とか、わかりやすく役割を徹底させて準備させた。
⑦「こんなケースはお前や」と言い聞かせて、同じようなケースにはゲームの勝ち負け関係なしに練習試合で徹底させた。その結果、自分の出番には心の準備ができて、メンバーチェンジの時に必ず目が合うようにまでして、メンバーチェンジのミスを極力なくそうとした。

ベスト4決定戦○○高戦も幾つかの準備を確認させて、ベンチ入りをさせた。ゲーム前の集中とモチベーションを高めることができた。しかし、ほんの少しの機能低下でどのようにすることもできない状態を経験さされた一戦であった。魔の第2クォーターになってしまった。メンバーチェンジの責任は監督にある。一時のメンバーチェンジの不味さを立て直せる自信もあったが、為す術のない状態で過ごしたベスト4決めの第2クォーターが悔しい。
 
下位リーグ戦へ練習を再開された。
『3年生のキャプテンシー』と『らしさ』の具体化がミーティングのテーマに話された。チームをどうするである。”任された試合に力を出せるメンバーに成れ”が指導者としての願いである。

反省を活かしての次回への立て直し。

信じるか否かは、あなた次第である。

                            

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【ある日のコーチング・カレンダー204】《選択肢1~3》その2  

【ある日のコーチング・カレンダー204】《選択肢1~3》その2

選択肢その2

ある大会の2次予選○○戦8.9秒のタイムアウト。
指導者クラッチの指示は、
「簡単にパスをするな!スローインされたボールを5秒でフロントコートに運べ、そして、シューターを探せ、シューターがノーマークでなければ自分で打て!」であった。
この指示が、選手が、状況を観て対応するに的確なものか?
「成功したから、いい指示であった」と語れるものではない。
この指示には練習の過程が凝縮されている。

職場の同僚でサッカー部の顧問とクラッチの”朝のミーティング”の中でよく交わされる『コーチング論争』のテーマによく出てきたものである。

サッカー部K先生の指導理念
「指導過程で一つのプレイにシュート・パス・ドリブルの選択肢がある。あるプレイで最後の結果までを細かく指導すべきである。」
コーチクラッチの指導理念
「指導過程で一つのプレイにシュート・パス・ドリブルの選択肢がある。あるプレイで最後の結果は選手が選択してプレイさせるべきである。」

このどちらが正しい論争を戦わせているのでない。選手を育てる中でのコーチの姿勢を勉強する2人の指導者が交わす論争である。
試合で最後まで細かく指導されたプレイが成功したときに、コーチも選手も「やった!」と歓喜するだろうし、
試合で最後の結果の指示を自分たちで選択したプレイが成功したときに、選手は「やった!」と歓喜するだろうし、その行為を選択した選手を誇りに思うだろう。
どちらにしても、成功を前提に指導してきた過程がある。

サッカー部K氏が
「細かく教えなくて、好き勝手やらせていてはプレイの習得に時間がかかるのでは?自分はそこまで我慢できないので教えてしまう。」
クラッチ
「最初なかなかできないことに、イライラする。しかし、結局移り変わる試合の局面で対応していくのが選手である。色々な変化を細かく分析してプレイをさせる方が時間がかかるのでは・・・?」

 朝、1時限目の授業が始まるまで、いつもこんな論争を交わしていた。この朝のミーティングが結構、両指導者は自分のものにしている。論争を交わしていても仲が悪いのでない。そのやりとりが楽しいのである。論争を交わしながら、我を張りながらも結構お互いの考え方や練習方法を盗みあっている。

2次予選○○高戦8.9秒のタイムアウトの指示は選択肢を具体的に伝えて、変化するであろう相手ディフェンスを観察した結果のセレクトであった。予測された3つの選択肢を冷静に実行した選手たちの力である。
”練習は嘘つかない”である。

-その3-へ続く
                          

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【ある日のコーチング・カレンダー203】《選択肢1~3》その1 

【ある日のコーチング・カレンダー203】《選択肢1~3》その1

コーチングの転換期

コーチとしての選択肢

バスケットボール・オフェンシブ技術の基本はトリプルスレッドである。
指導者がコーチする時、シュート・ドリブル・パスという技術の中で何を重きに置くかである。
次にディフェンスのことが入ってくる。
この大きな二つの技術をどのような割合で取り組むかでチームの方針は変わってくる。
オフェンシブか、ディフェンシブかで戦術・戦法は大きく変化してくる。練習方法も変わるだろう。
今、オフェンシブな技術、そしてディフェンスのことがと書かれたことに当然疑問もあるだろう。そこが各チームの指導者の論争となるところである。
「あなたはどちら派ですか?」と質問されれば、クラッチのゲームメイクの基本的考え方はディフェンシブである。この考え方は30年前に遡って考えても、現在も変わることはない。
若き監督時代に遡ってコーチングの基本を探ったときに、手本となったチームがあまりのもディフェンシブなチームばかりであり、手本として憧れたチームのようになりたいと必死に勉強して、真似をして
練習メニューを取り入れて、真剣に取り組んだことがある。

その結果、何が起きたか?
①ゲーム自体、勝率が上昇した。簡単に負けなくなった。
②ディフェンシブなフットワークが主流な練習メニューが多くなった。
③オフェンシブな脚力を作るまで至らないストレスはあった。
④所謂しんどい練習の日々が続いた。
⑤部員が減った。
⑥部員が減るとメンバーチェンジできない。
⑦5人の実力とスタミナはあるが、ゲームではバテるという状況が続いた。
⑧”しんどい””きつい””面白くない”などでモチベーションが上昇しないチームになった。
⑨7つのディフェンスを準備しても”後一つ勝てない”時代が続いた。
⑩クラッチが”鬼”かして、”地獄”とまで言われるようになった。
⑪何でそこまでやるの、やられるのと学内で部員が変人扱いされた。
⑫陽の当たる所に連れて行くには、このままでは駄目だと自問自答した。
⑬ある日、ある人に「オフェンスに力を入れた方が同じしんどさでも選手は耐えられるよ」とアドバイスされた。
⑭そのチームにいつも数点差で負けることが多かったのでこのアドバイスは、心にグッサっときた。
⑮信念を貫くか、方向転換するか、悩んだ。
⑯コーチとして選んだ選択肢、練習は『攻めだるま』、練習試合は『おしん』で育てる方向に転換した。
⑰その転換をチームに伝えて、指導者クラッチは言った。
「お前らの持つすごいディフェンスを打ち砕くようなオフェンシブなチームに変身するぞ!」
そして、「日々の練習はオフェンシブに、練習試合でディフェンス練習をしよう」と。
⑱ある人のアドバイスを受け入れることを決断する。良い悪いは後で考えようよ、先ずはやってみるを選択した。
⑲すると不思議に勝ちだした。それはなぜか、自分では分析しきれない面があるが、今後紹介していきたい。
⑳しかし、そして、このような経緯を経て、チームでの「楽しく、しんどいことをやろう!」に受け継いだ。

 更なる飛躍を考えたときにコーチとして再び迷いはある。オフェンシブか、ディフェンシブかの心の戦いと選択は続く。試合間近になると最終チェックは、ディフェンスチェックである。それはなぜ、”俺たちはやられない”という安心材料は点数をやらないことと、つまり相手に嫌がらせをするしぶとさはディフェンスである結論に至る。今年の場合は”80-60”を想定したゲームメイクを心がけている。それが自チーム分析である。
その後、100対80を想定することにまで発展した。その根拠は別の日の述べるとして、オフェンスか、ディフェンスかの葛藤は続く。                                

-その2-へ続く

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【ある日のコーチング・カレンダー202】《戦い方》 

【ある日のコーチング・カレンダー202】《戦い方》

集中を一点に凝縮させた順位戦。

 新人戦たけなわの中、季節は6頃の話の先取りである。
 
 トーナメントを勝ち上がり、インターハイ出場に向けて決勝リーグが組まれる。
 そして、上位2校が全国大会へ。
 残り2校はブロック大会へ(大阪なら近畿大会)
 プラス、ベスト5~8に残ったチームで残りの3チームで競われる順位リーグがある。
 4つのうち3つがその出場権を競う。
 大阪の場合計7校が近畿ブロック大会へ出場権を得る。

 そんな時、あるチームがベスト8に残り、
順位戦までの2週間。
 当然、いくら頑張っても全国の道はない。当たり前のことである。トーナメントなら、既に大会は終わっている。
「では順位リーグって?」
おまけの大会といっては重すぎる。当然、近畿大会出場権を得る大会である。4チームの内で3チーム出場権を得て、1チーム落ちる過酷なサバイバルゲームである。監督として、前任校で2度8位で出場権を逃がしている。大阪のトップコーチの方々で一度や二度味わった苦い経験をお持ちの方は結構おられる。3度目は味わいたくない。このことはチームの部員には一切語らなかった。

では2次トーナメント終了後、何を考えたか?
順位リーグ戦初戦は全国を手にしても良いような実力校である。
3日間を考えて、3チームに合わせる指導を考えるのか?
相手のことは別に考えずに、チームの特色を最大限を引き出すために2次予選までの反省をふまえてクリニックするのか?
などなど錯綜した2日間ほど過ごしたが練習にしっくりこないものが残った。
このままでは3連敗してしまう。最悪の結果だけは残したくない。

そんな時、こんな言葉に思い出したことがある。
「やってみて、言って聞かせて、させてみる。誉めてやらねば人は動かじ。」
の名文句を残された日本海軍山本五十六(いそろく)の戦い方を思い出した。
最後まで戦争に踏み切るのを反対していた山本五十六将軍が敗戦覚悟の戦争に踏み切った戦い方はあまりにも有名なので多くの方が知っておられることである。
「にいたかやまのぼれ。トラトラトラ!」の言葉で有名な真珠湾攻撃で第2世界大戦の最大の引き金を引いた張本人として余しにも有名な山本五十六である。
「戦力を分析して、長期の戦いは不利である。」
「参戦には反対であるが3年間なら暴れる自信はある。」
この言葉は歴史小説家から引用しているので本当の歴史上事実でないかもしれないが、順位リーグを考えたときに思い出した事柄である。
「トラトラトラ!」で有名な戦い方を考えようと決めた。

それはどういうことなのか。
3日間を考えるのではなくて、リーグ戦初日に全力を集中させよう。初日に全てをという結論を出した。そして、対戦チームの徹底分析を始めた。過去何度の練習試合や公式戦で戦ったビデオを繰り返し、繰り返し観た。プラス2次予選で直接スカウティングでのひらめきなどを加えて分析した。

そのチームを観察して印象に残る4つ。
①激しさ&粘りのあるオールコートマンツーマンディフェンス。
②強烈なスクリーンアウト
③1-4のセットオフェンスのセンターパワープレイ。
④チームの乗り。
であった。
最も恐れたことは④チームの乗りである。この乗りを上回るものをチームで創造ろうと考えた。その一つが応援団作戦である。これはいつものチームを出せば、チームの後押しにつながる。応援団にも応援の仕方、乗せ方までもアドバイスしていった。この乗りはトップ8の全てのチームがやっていることで引け目を持たなければ、乗りは作れる。これはしっかりとできるだろうと予測した。

分析し、対策したことの徹底と、準備したことが出せる環境つくりの両面を同時並行してメニューを創り実践した。

この乗りを利用して、相手を慌てさせる材料をどのようにするか?である。
真っ先に頭に浮かんだのが、1-4の逆サイド・ローポストのセンタープレイでやられている光景がであった。そのことが頭から離れなかった。それはチームのセンターが、この大会からレギラーになったばかりの選手である。その不安材料がそうさせたのである。ここであきらめていては勝てないと頭に浮かぶことを振り払って、相手を困らせるのはどうすれば、ストレスを持ったゲームを作れるかを考察した。

行き着いた結果が、V-DEFENSEである。相手センターをV字型に取り囲むシフトを引いた。Vとは”勝利のビクトリー”をもじって、過去のチーム時代頻繁に使っていたディフェンスである。これをアレンジして、そのチーム戦用に仕上げた。2週間寝ても覚めてもV-DEFENSEである。サッカーのトルシエ監督がフラット3を教えるために手をつないで寝ろとまで言わしめたことに極似している。出来るまでリピートである。畷北を指導してから、こんなに完全を求めたことはかつてない。選手たちはいやになっていただろう。
指導者から出る言葉は「俺を信じろ!チームの作戦を信じろ!」であった。徹底ということで新人戦は崩れた。ことあるごとに「自分たちの監督の指示が徹底出来ないのなら、チームを去れ!」とまで言った。「徹底不足で負けた新人戦の惨めさを思い出せ!」が合い言葉であった。選手たちは、クラッチの要求を実現させるために、そして、自分たちのために、自主的に朝6時30分集合して、毎日V-DEFENSEと戦った。そして、ものにした。

「2日目以降のことは考えるな!」
ぐらつく弱い心を取り去るために、クラッチは心を鬼にした。憎まれても良い。その代わりに勝たせる。そのことだけを信じた練習した2週間であった。

結果は、100点ゲーム、プラス大差の勝利だった。
この試合結果が近畿大会につながった。
まだまだ未熟なチームである。弱さも暴露した3日間でもあった。
それを克服すれば、明日につながる。

信じるか否かは、あなた次第である。
                         

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【ある日のコーチング・カレンダー201】《切り札》 

【ある日のコーチング・カレンダー201】《切り札》

ジョーカーの切り時。
ジョーカー!
 トランプのジョーカーは53枚目のカードである。この1枚をカードに入れるだけでカードゲームが数倍楽しめる。このカードをどのように扱うかでゲームの相手を混乱させることも、困らせることも、自分自身に重荷になったりする。このカードを1枚をいつ切るかでゲームの局面がころりと変わってくる。時にはもち札にないのに持った振りをして、ゲームを有利に展開させることができる。このカードをコントロールできる人は、トランプゲームは強いはずである。

指導者に皆さんとの飲み会の席である学校の先生から、
「先生(クラッチ)は、ジョーカーを持っているのに、なかなか切らないですね。」
と話しかかられた。さらに
「どんな問題が起きても、焦らないし、困った顔をしないし、最後の切り札を持っていながら、その切り札を出さないままに解決させてしまいますね」

「切り札なんか持ってませんよ。いつもハラハラ、ドキドキの人生で気の小さな男ですよ」と言っても許してもらえずに1時間近く、指導者としての問題解決法の話で花が咲いた。

 自分では、物事解決方法には3つのことを常に用意している。
 難度の小さいものから、難度の高いものを3つ用意して何事にも対応する習性が身についている。周辺の人たちが「大変だ」と騒ぎたてることでも、3つの解決方法を用意していれば、ほとんどの場合は最初の段階で解決していくことが大半である。さらに困っても2つ目の方法で解決してしまう。だから、そんなに大した事でもないことを大げさに考える必要なしと考えてしまうのである。本当に困ったことに出会っていない。出会っていても大事に至っていないのは、何故なんだろうかと自分でも不思議に思う。結構、最初にジョーカーを切っているのが、人には判りつらいから、なかなか切り札を切っていないように思われているのかなと帰りの電車の中で自分を見直してみた。
 
 結果として、「ジョーカーは簡単に切るな!」が、自分の人生観である。

 タイムアウトの取り方でも同じで、簡単にとらない。まずは自分たちで解決しろよ。
 簡単にベンチを見るなよ。
 練習だって、自分で学べである。簡単に答えを聞きにくるな。練習は見取り稽古である。 自分で学ぶ姿勢を創れよ。
本当に困ったときにこそ、手を貸す姿勢こそがクラッチの指導方法である。自分の力で解決させる術を学ばさせるのが私のクラッチ式指導法である。だから、ジョーカーを切らなくても、自分のゲーム(人生)を自分の手で掴み取る人や部員に多く出会っているので、最後の札を残しておく余裕を残させていただいている。それに感謝する。
                              
信じるか否かは、あなた次第である

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明日も頑張るぞ! 

強烈に眼が疲れています。
2014~2015暮れ正月の写真の整理(家族写真を含みと500枚超え)
一括処理できるファイルと容量オーバーのファイルをコツコツと送信…。
あ~ぁ疲れた!6時間の作業でした。
その時に一本のメールが。
「ささやかなイノベーションが実を結びました!」
いつもベンチで座っている自分を練習試合を含めてベンチで立ち続けると心に決めて試合に臨んだとのメールでした。
すると地区大会ベスト4進出とのこと。
即、オメデトウ!の返信を打つ。
立ち続け指示を出す、「そんなこと当たり前やん?」と言わないでください。
その人のスタンダードを変えることでなのかが変わったのである。
その姿勢がチームを変えた。
ささやかなイノベーションで次のステージへと進出。
いつも中央大会や県大会が当たり前にチームからすれば、それがどうした?でしょうがそのレベルに過去に一度か、なしのチームにとっては、大きな変革である。
このメールのチーム、取り組みの姿勢が余りよくないことを半年前に凄く指摘されて、責任を感じたキャプテンが涙を流したことがあった。
「君だけのせいじゃない」とチームとはを語らしてもらった経緯がある。
アドバイスを受け入れるということは、変わりたい、でも、変われない。
変われば何かが生まれる。
この葛藤で半年過ごされた結果がベンチで立ち続けるだったのでしょう。
その何かが、わかっていて出来ないことって、思い浮かぶ点は多々ある。
『小さな努力、大きな効果』
指導者が変われば、チームは変わる。
その成果が認識できれば、チームはもっと変われる。
一日の作業の疲れが吹っ飛んだ『一通のメール』でした。
また、明日もがんばるぞ~!

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【ある日のコーチング・カレンダー200】《積み重ね》 

【ある日のコーチング・カレンダー200】《積み重ね》

  初期の意識のズレは後でこたえる。
積み重ねの中で。

 そして、クラッチは「工夫する強い意志を持て」とコメントする。
 ある月の練習テーマは『1対1の駆け引き』である。
 細かなテクニックに部員は息をのんだ。特に”1年生は目が点”になった。
 上級生が1対1に強い理由がやっと理解できた。
 すぐに出来にできない。当たり前である。
 簡単に出来たら努力なんて言葉が死語になる。
 普段使わない股関節や大腿部の筋肉痛が襲う。
 積み重ね001
 無意識で出来ていた2年生が理屈で理解し強く意識し始める。
 次は実戦のどの場面でプレイすることが出来るかが課題である。
 突然、応用編に突入。戸惑う部員たち。
 「もらい脚と踏み出す一歩を意識した者」と確認する。
 数名が手を挙げるが「コーチが要求する事が出来ているのは2名である」と指摘される。
 監督と選手の認識、意識の違い、ズレである。
 ズレを正しておかないととんでもないことが起きる。
 思い上がりのとんでもない選手が出来上がり、伸びない原因になる。
 毎年、起きる現象である。簡単に出来ていると誤解する選手ほどやっかいである。
 新人戦にはレギラーであった部員がインターハイ予選にはベンチに入れない。
 チームが訴える基礎の部分で徹底力がなければ、微妙なところで狂いが来る。
 「俺は出来ているやん」なのに「出来ているのに監督は使ってくれない」
 ところがチームプレイでは機能しない自分のプレイを認識できない。
 「上手く行かないのは俺が原因でない」と主張する。変わろうとしない。
 変わろうとしないと言うことは努力を拒否する行為である。
 いくら説明しても理解できないままに3年間終わってしまう。
 でも、あきらめない指導者クラッチである。
 最後まで変わろうとしなかった部員も畷北の部員である。
 ほんの少し変わる勇気や他人のアドバイスを受け入れる心があれば変われたのに。
 素直さが人を変える。
 頑固に徹するなら最後の最後まで努力という主張を見せつけろよ。
 一丸となれないことのしんどさを知っている畷北である。
 個性とは別にチームの自分を大切にする畷北である。
 新チーム結成時は共通理解の徹底時期である。
 この時期の意識のズレはミクロでも、
 修正しないままに放置すると修正不可能なズレにとなる。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー199】《性悪説…。》  

【ある日のコーチング・カレンダー199】《性悪説…。》 

《性悪説》 指導原点を求めて。
性善説&性悪説。

人間の本性を語るときに必ず出てくる性善説&性悪説。
「どちらを指示しますか?」と問いかけられたら、性悪説支持者である。
それは何故、悪という言葉の響きをどのように捉えるである。
この世に生まれ出て、何の教育も及ばず(親の教育)そのまま育っては本能のままに生きていく。それでも年齢的な成人を迎え、法律的な大人になり、また、結婚して子供を作り、老いていくだろう。この状態を自分は”悪”と捉える。
子供が誕生して、この世に生を受ける。子供は実にかわいい。この子のためならばと多くの親は思うはず。このまま素直に育ってくれれば最高なんだけども、そう行かないのが子育てである。

子供かわいさ余って、子供を親がお人形さん扱いする。子供を親が友達扱いする。などなど子供中心に猫かわいがりをすることが愛情表現だとする親の心理状態。理解できなくもないがここに落とし穴があるような気がする。
子供の心は純粋だから、悪いことをしない。
子供は素直だから大人に逆らうことはない。
などと凄く善なる捉え方をする大人に遭遇すると非常に危険さを感じるのである。
幼い頃にこのような育て方で反抗期や思春期を迎えたときに、子供の親離れについて行けずに右往左往する大人の姿を想像すると幼い頃に子供はかわいいもの、子供はいつまでも親の言うこと聞くものと誤解が生じ、成長と共に自我に目覚めて、自己主張したときに「なんて生意気な子になってしまったんだ」嘆く親の姿が浮き彫りになる。

性悪説をとり、子供はワイルドなもの、言うことを聞かないものと言う捉え方で育てていくと確かに大人の言動・行動を気にする、特に親の言動、行動に左右される子供が育っていく可能性は大である。しかし、社会の中で生活する上で親に気を使う行動様式は、社会性育成の第一歩である。親にも気を使えない子がどうして他人とのコミにケーションが計れるというのか。子供の一生全てに親が口出しすると言うことを主張しているのではない。子供がある程度成長して自我に目覚めたときに大人扱いしてやる大人として大きさが必要である。それまでは厳しすぎるぐらいが丁度のような気がする。

子供を育てるためにとる性悪説を自分は支持している。
だから、教育が必要なのである。自然に立派な社会人になるわけがない。
部活動だって同じである。いくら有能な部員が入部してきても、指導させないまま上手くなるなんて考えられない。超一流のアスリートだってコーチの必要性・重要性を高く感じているのである。それは指導者がいなくては何も出来ないのではない。コーチや監督がゲームを支配するのではない。最後には選手・部員が自分たちの手でパフォーマンスできる下地を所謂指導者が提案しているのである。自分(選手)たちが最高のパフォーマンスできる環境を整備してやることこそ指導者の仕事である。

自分の力のなさを自覚する。だから、努力する。努力して上手くなって行く過程を自信につなげていく。それがトレーンイング効果であり、教育である。
指導原点を何処に置くかは、そのチームの育て方に大きく影響する。
性悪説という語源の響きをどうとらえるか。誤解させそうな響きではあるがクラッチの指導理念の原点である。

 色々な方針や育て方が存在する。
 それなりの論法があって、当然である。
 ただ、私の根底に流れているものは、自分としては無視できない。

信じるか否かは、あなた次第である。
                             

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【ある日のコーチング・カレンダー198】《過去のある食事会より》  

【ある日のコーチング・カレンダー198】《過去のある食事会より》


勝ったものが強い

食事会
 ある時、バスケットボールをこよなく愛する者たちが集まり食事会を持った。
 その時に語ったことが今、現実に起きている。
 そのことを踏まえて、アップしようと考えた。

 昔話から始まり、過去を振り返り、今後を語る。大学時代、教員時代、実業団時代、全日本時代など歴史を共有している時代のことに話に花が咲いた。人生の半ばを越える人間のノスタルジーで語る会ではない。これからのバスケット会の方向性を模索する会であった。30年以上の年月をトップで走り続ける人たちとの会話には重みがある。チーム浮き沈みがあって当然である。この食事会に集まった者たちは、トップを維持するための努力を決して自分だけのものにしていない者たちだった。人間の幅の大きさを強く感じる者達であった。
 その中に若手の指導者がいた。実業団選手を経て、ある企業の社員として働いていたが、バスケットボールの魅力を捨てきれず、退社して指導者としての第3のバスケット人生を歩み始められた人がいた。トップ企業での安泰より、バスケットボールの魅力を天秤にかけて、バスケットボールを選択した人生は重い。それも期限契約だという。先を考えるのが普通の人生である。この人生の選択はバスケットボールにかける情熱である。けど、家族のことを考えると情熱では片付けられないものである。その人たちに囲まれての食事会、楽しかったが非常に重く感じた。プロ集団である。
 
何故、勝てぬと悩んでいる自分が小さく感じた。ほんの少しのバスケ好きが指導しているのとは異なる空気を感じた。3時間ほどの食事会が短く感じた。高校、大学、実業団とプロの時代が身近になっていることを強く感じた。「このままで良いのか、クラッチ」と天の声が呼びかけて来た。生活を賭け取り組む姿勢とレベルの高いコーチング理論を背景に日々過ごす者たちの息づかいを身近で感じられたこの日の3時間は、考えさされるものであった。この者たちという生意気な言葉使いが失礼であると理解しているけど、『この者たち』こそが本物を目指す集団である。『この者たち』の息づかいを吸収して、伝えられる範囲の制約はあるが、伝えるべき内容であった。
 
『自分だけ』という言葉は、最後まで聞かれなかった。自分のチームだけが強くても、活性化はない。相手あっての競技である。組織全体化の活性化が必要である。このことは共通の話題になった。その中でいかに勝ち続けるかが、この日集まった者たちの共通のテーマであった。だから、自チームには『妥協』はなかった。厳しかった。この厳しさを共有できるこの日の会話内容であった。集まった者たちの考え方を引き出すことに専念した。主催ではないのに、いつの間にか進行役になっていた。それはなぜか。聞きたいことが山ほどあったことを引き出したかったのである。お酒というものが、この者たちを多弁にした。一定の節度はあるが、そんなことを気にする者たちではない。自分の主張の正しさを語れる者たちである。宴の終盤に話題になったのが、不況時のリストラということが我々指導者にも及んできている。このことを自分たちの手で食い止めなければ、バスケット界の先行き暗いものになる。このことは共通理解のことになった。これでも問題提起で「では次回…」という会でもない。ではどうするという話題になった。少子化でバスケットボール界がマイナーになっているのではない。我々の指導者の姿勢も問題でもある。我々指導者の能力の発揮の場を自分たちで確保してする努力が必要である。このことを語るには、この日、一日で時間が許される訳がない。ここに解決策を持っている。その解決策を論じる場を近い時期にもつことでこの夜の宴は終了した。
 
凄い余韻とほろ酔い気分で別れた帰り道。電車の中で読んでいた本の一節に『強いものが勝つのではない。勝った者が強いのである』というスピードスケート選手の言葉を発見した。競技スポーツの社会を象徴する言葉だと思った。酒の酔いとこの日の会の重みとが交錯して、仕上げに出会った言葉が『強いものが勝つのではない。勝った者が強いのである』である。帰宅後、なかなか寝付けなかった。

その後、今のオフィスKURACHを立ちあげる一つのきっかけとなったのは言うまでもない。日々悪戦苦闘、いつか花開くことはある。それを信じて、歩くしかない。

信じるか否かは、あなた次第である。
                    

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【ある日のコーチング・カレンダー198】《あの日は忘れない》 

【ある日のコーチング・カレンダー198】《あの日は忘れない》
平成7年(1995年)1月17日午前5時46分
阪神淡路大震災
関西圏で暮らす人たちが「なんだこの揺れ」で飛び起きた朝だった。
夜が明けるとともに一斉に報道される惨状。
言葉を失った。

私が次、咄嗟に咄嗟に取った行動が兵庫阪神地区に住む、バスケ仲間への電話だった。
初期だったのほとんどの人とつながった。
無事確認ながら、お身内の死に絶句して言葉にならなかった知人の電話もあった。

あれから20年の今日(1月17日)、私は神戸北高校で明日への希望を込めて、バスケットセミナーを行います。
このクリニックを依頼され、講師を引き受けて5年の月日が流れています。
逾樊虻蛹苓サ瑚キ。_convert_20150115114006

この記事を書きながら、思い出すことがある。
甲子園の開催とバスケ
野球だけがスポーツじゃないと当時、毎日新聞に連絡し、副編集長が賛同していただき、一面に小さく「もう一つの活動」として記載していただいた事が思いだされる。
「六校リーグ(バスケの高校私的大会)」から発展したインターミューラル大会へ地震発生から3か月ご兵庫のチームを招待した。
その事を取り扱っていただいた。
しばし、地震の恐怖を大好きなバスケで紛らせるならと大会に参加を呼び掛けた。
避難場所から参加した部員もおられた。

あれから20年、現在、何事もなったようにバスケの試合や大会は続けらている。
幸せなことであるが、忘れてはいけない日でもある。

時が過ぎ、東北に大災害が起きた。

まだ、つめ跡は残る。
忘れちゃいけない。
そして、好きなことを取組めることの幸せさを噛み締めて一所懸命取り組んでいきましょう。
私のできることで貢献できることをつづけていきます。




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【ある日のコーチング・カレンダー198】《過去のある食事会より》 

【ある日のコーチング・カレンダー198】《過去のある食事会より》 

勝ったものが強い

食事会
 ある時、バスケットボールをこよなく愛する者たちが集まり食事会を持った。
 その時に語ったことが今、現実に起きている。
 そのことを踏まえて、アップしようと考えた。

 昔話から始まり、過去を振り返り、今後を語る。大学時代、教員時代、実業団時代、全日本時代など歴史を共有している時代のことに話に花が咲いた。人生の半ばを越える人間のノスタルジーで語る会ではない。これからのバスケット会の方向性を模索する会であった。30年以上の年月をトップで走り続ける人たちとの会話には重みがある。チーム浮き沈みがあって当然である。この食事会に集まった者たちは、トップを維持するための努力を決して自分だけのものにしていない者たちだった。人間の幅の大きさを強く感じる者達であった。
 その中に若手の指導者がいた。実業団選手を経て、ある企業の社員として働いていたが、バスケットボールの魅力を捨てきれず、退社して指導者としての第3のバスケット人生を歩み始められた人がいた。トップ企業での安泰より、バスケットボールの魅力を天秤にかけて、バスケットボールを選択した人生は重い。それも期限契約だという。先を考えるのが普通の人生である。この人生の選択はバスケットボールにかける情熱である。けど、家族のことを考えると情熱では片付けられないものである。その人たちに囲まれての食事会、楽しかったが非常に重く感じた。プロ集団である。
 
何故、勝てぬと悩んでいる自分が小さく感じた。ほんの少しのバスケ好きが指導しているのとは異なる空気を感じた。3時間ほどの食事会が短く感じた。高校、大学、実業団とプロの時代が身近になっていることを強く感じた。「このままで良いのか、クラッチ」と天の声が呼びかけて来た。生活を賭け取り組む姿勢とレベルの高いコーチング理論を背景に日々過ごす者たちの息づかいを身近で感じられたこの日の3時間は、考えさされるものであった。この者たちという生意気な言葉使いが失礼であると理解しているけど、『この者たち』こそが本物を目指す集団である。『この者たち』の息づかいを吸収して、伝えられる範囲の制約はあるが、伝えるべき内容であった。
 
『自分だけ』という言葉は、最後まで聞かれなかった。自分のチームだけが強くても、活性化はない。相手あっての競技である。組織全体化の活性化が必要である。このことは共通の話題になった。その中でいかに勝ち続けるかが、この日集まった者たちの共通のテーマであった。だから、自チームには『妥協』はなかった。厳しかった。この厳しさを共有できるこの日の会話内容であった。集まった者たちの考え方を引き出すことに専念した。主催ではないのに、いつの間にか進行役になっていた。それはなぜか。聞きたいことが山ほどあったことを引き出したかったのである。お酒というものが、この者たちを多弁にした。一定の節度はあるが、そんなことを気にする者たちではない。自分の主張の正しさを語れる者たちである。宴の終盤に話題になったのが、不況時のリストラということが我々指導者にも及んできている。このことを自分たちの手で食い止めなければ、バスケット界の先行き暗いものになる。このことは共通理解のことになった。これでも問題提起で「では次回…」という会でもない。ではどうするという話題になった。少子化でバスケットボール界がマイナーになっているのではない。我々の指導者の姿勢も問題でもある。我々指導者の能力の発揮の場を自分たちで確保してする努力が必要である。このことを語るには、この日、一日で時間が許される訳がない。ここに解決策を持っている。その解決策を論じる場を近い時期にもつことでこの夜の宴は終了した。
 
凄い余韻とほろ酔い気分で別れた帰り道。電車の中で読んでいた本の一節に『強いものが勝つのではない。勝った者が強いのである』というスピードスケート選手の言葉を発見した。競技スポーツの社会を象徴する言葉だと思った。酒の酔いとこの日の会の重みとが交錯して、仕上げに出会った言葉が『強いものが勝つのではない。勝った者が強いのである』である。帰宅後、なかなか寝付けなかった。

その後、今のオフィスKURACHを立ちあげる一つのきっかけとなったのは言うまでもない。日々悪戦苦闘、いつか花開くことはある。それを信じて、歩くしかない。

信じるか否かは、あなた次第である。
                    

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【ある日のコーチング・カレンダー】何すんねん編 


【ある日のコーチング・カレンダー】何すんねん編

「何したいんねん?」が「何すんねん?」で自分を忘れて、日頃、やったこともない事がコート上でプレイが進む。
公式戦で練習時のように試合の試しを許せる時じゃないやん?
現実が重くのしかかる得点板、大きくビハインドが飛び込んでくる。
たった一本の無計画なプレイが、流れを無視したプレイが相手の思う壺へと巻き込まれている。
さァァ、ここでベンチのあなたならどうする?
『我に帰らせる』ための行動は当然必要である。
そのためにタイムアウトはあるが、方針として簡単には請求したくない。
でも、ここで信念を曲げても、チームを個個の選手を、ベンチを『我に帰らせる』ことをしなければ、火に油を注ぐことになることなる。

タイムアウトの請求を決断。

そして、ドラマの第一章が始まる。
叱られるを覚悟して、ベンチに戻る選手。

そこで言った言葉、「勝ちたいやんな、だから、あのプレイしてしもうたんやな」
「ごめんなさい」という選手の口を封じた。
「謝れんでええ、そんな思いをさせた、俺(指導者)が悪かった」と伝えた。
選手の目を見ると涙が流れていた。
「なぜ、泣く。勝ってから流そうよ。まだ、時間はある。その方法を伝えるから聞けるか、信じてくれるか」にチーム全員が首を縦に振る。
ただ、一回のタイムアウトでは伝えきれない。
審判がタイムアウトの終了を告げる。
そこでとった手段、連続して、まして、第1Qでの2回目のタイムアウトを請求する。

相手チームはコートに戻っているがベンチに戻される。
そこで相手チームのベンチを観る。
相手チームは手持ちぶささで指示されないままにいる。

そこで伝えたこと「今、20点離されている。終わった時には一点勝てばいい。現時点で相手は最高、自分たちは最悪、次のクォーターまでに5点差にしよう」
選手たち、「5点でいいんですか?」の目をする。
すかさず、「その目、なんや、まだ信じれんのか、だったらやめよう。負けたら、ええねん」に選手たちは反省の目をする。
第3Qで10点差、第4Qの残りの5点差までにすれば勝機は見えてくる事を伝える。
その時点でタイムアウトが終了。
そして、試合が再開された。
そして、1Q終了時、7点つめて13点差となる。

クォータータイムでひと言、「予定以上や!やるやん」
第2Qまでに10点差で良いを伝える。
結果は、5点差となっていた。

ハーフタイム。
延々と語った。
まだ、後、3〜4Qある。
勝負のかかった時にまた同じことが起きる可能性がある。
1Qでなぜ起きたかを語り続けた。
その具体を時間軸と数値で伝えた。
それはなぜ、心情に訴えたら、また、同じパニックの可能は高い。
クールになる材料として、具体的な数値目標を伝えた。
それが、二度目をつくらない術と判断した。

この指示で3Qで追いついたが浮かれてはいないチームが其処にあった。
ゲームの結果はご想像にお任せします…。
このような試合、よく起きること。

伝えたいこと。
気づきの言葉と具体策を準備する。
その為に日常、伝わる言葉で接する。
それは最悪想定時に聞けるトレーニングをするである。
聞いて、成果を出すトレーニングをするである。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー】大会終了時思考編 

【ある日のコーチング・カレンダー】大会終了時思考編

「タイムリーに飛び込んでくる」とある方に言っていただいた。
春夏秋冬、少しの時間の流れの違いやレベルの差はあれども、悩みの種はそう変わるものではないのではと思われる。
競技スポーツとして、大会の実施時期、同じ大会規定、同じルールで開催される。
チームを育てるという観点から、時間軸としての時間の流れは同じである。
そこで、選手層、チーム環境、施設問題の差はあるものの、同じ地区大会への道、特に時間軸は同じであり、抽選会で対戦相手が決まるまでの育成過程のチャンスは平等であると常々考える。また、対戦相手が決まったとして、相手がシードチームであったとしても、対戦前、勝利のチャンスは平等である。

そのチャンスを見出すための時間時間で準備するものは、あまり大差ない。だから、時間軸の中で、提供されるスキルやメニューはある。それを伝えているのが【ある日のコーチング・カレンダー】である。それがタイムリーと表現していただいた。
チャンスは平等にある。しかし、「やる、やらない」でやらないを選択しては可能性は0%である。やるを選択すれば、成果を出せる可能性はスタート時には50%の成功の確率があると判断している。その可能性を三ヶ月の時間軸の中で87.5%へと上げて行くのが指導者の仕事であり、役割であり、使命である。

それでも、成果を出せることを100%とするなら、87.5%ではの疑問が残る。残りの12.5%が重要なのである。修正改善での努力過程が必要となる。着地点での成果をビジョン理想として、方法は常に変化と工夫をして、コーチングを進めていく。頑固に貫く部分と変化に対応する柔軟性を持ち合わせることが12.5%に残される課題であることを知ることが大切である。

頑固に勝利を追求する裏技として、『イノベーション』は必要である。ちょっと工夫すれば、可能性が拡大するならば、取り入れる勇気が必要である。
トーナメントゲームは負ければ終わり、勝者はたった一つ。

大会が終われば、次の大会へのスタートラインが引かれる。その時に何が見えてるかである。視点を過去に向けては、ダメである。過去は反省の材料であり、視点は未来の着地点に向けるべきである。ポジティブ思考で改善を加えて、モチベーションを高め、モチベーションを維持向上バージョンを大会終了後、直ちに創り、チームに提案でできる指導者であってほしい。

そんな事を提案させていただいているのでタイムリーと表現して下さったと理解して、また今日もカレンダーを懲りずに更新しております。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー197】《勝負のあや-その4》 

【ある日のコーチング・カレンダー197】《勝負のあや-その4》
勝負のあや-その4

けど、少し気になることも浮き彫りになってきた。

 目の前のことだけに対する各自自身のわがままが出始めたのである。全ての部員を対象に練習は実施されている。ところが試合間近になるとスタートメンバーと繋ぎメンバーに絞り込まれてくる。その対象に替わるメンバーをチーム内で競わせる。そこで一生懸命頑張る姿勢はある。けど、全員がスターターと誤解することが起きてくるのである。使われないことをもろに顔に出す部員やプレイングタイムが短いことに腹を立てる部員が目立ち始めたのである。自分の力と他の部員の力の比較が出来ないのである。

 部員の努力を否定するやり方はチームには存在しない。どんなささやかなことでも、その都度、取り上げて出来る限り、その部員の努力をみんなで考えるように心がけている。でも明らかに違う力差を自覚できないことには、大きな過ちを犯してしまう危険性がある。とんでもない差を「俺は出来る」と思ってしまうことが凄い自信喪失を生む結果も考えらえる。このことを自覚させなければならない時期が訪れてきた。自分の力を自覚させることは、自信喪失でやる気をなくさせる危険性もある。けど、あえて実施した。

 チャレンジ制を実施したのである。”チームのバスケットボールを自覚しながら試合をする”というテーマで実力別に組んだチームで上位にチャレンジする紅白ゲームを実施したのである。大部分の部員はこのチャレンジ戦を快く受け入れて、自分に、チームメイトにチャレンジしていったのである。観ていて実にさわやかなチャレンジ戦であった。けど、「自分はなぜこのレベルのチームなんだ」とふてるものが居た。案の定、次の日からこなくなった。非常に寂しい出来事である。「自分がなぜスタートじゃないんだ」の思い上がりが取らせた行動である。この部員には常々「今の君のプレイスタイルでは、出番はないよ」と監督からアドバイスされていたのにもかかわらず、変化がみられない部員であった。部内でライバルにもかかわらず、来なくなった部員に復帰するように試みたが返答なしでと言う。もっとも心配していた部員も「連絡する必要はない」と切ってしまった。
 
チャレンジ戦前に与えた指示。
①激しくなることが予想される。怪我しては、意味がない。まして、相手を傷つけるようなプレイは即刻チャレンジの権利を剥奪する。
②スタンドプレイは許さない。畷北というチームを考えて行動すること。
③監督・コーチからのアドバイスは、この試合に限ってない。自分で考えるしかない。各チームのメンバー構成だけは監督・コーチが指示する。個人的なアドバイスは全てに与えない。
④ベンチ入りの10名は事前に発表した。残りの5名の枠を競ってほしい。

そして、試合が開始された。もっともベンチ5名枠に近いチームにチャレンジするスタイルで始まった。結果として、ベンチ5名枠に近いチームが圧勝した。後の2チームは自分たちの力を知る結果になった。この結果がチームの士気が低下するかと高揚するかどちらに出るか楽しみであった。

その結果は自分の現状の力を認めざるを得なかった。自分のレベルが自覚できたことで、足りないことを練習するとクラブノートにほとんど書かれていた。チャンスを与えられたことに感謝して、かつ、頑張る基準が自覚できたことをインプットされたみたいである。その後の練習は益々ヒートアップした。

 役割の徹底とチームの方針を信じることが自覚できて地区大会に入った。そして、その対戦を迎えた。予想した通りのことが目の前で展開された。第3クォーターまで7点差負け、第4クォーターに”我慢と信じる”ことの大切さが一気に爆発した。第4クォーターに連取していたことが全て発揮されて、29-11で大ブレイクした。

 勝ったことの喜びよりも、”我慢する”ことの大切さを学んだことが最大の収穫であった。自分たちが努力する先に予測されることを信じて努力することの大切を学び、努力する結果を想像できることを学んだ。決勝では別のチームに負けたけども、得たことの大きさから、チームの飛躍を予感できる大会であった。

 次への課題は新たなるライバル校へのチャレンジである。連続して勝つ事へのチャレンジャーとしてのチームへのスキル創りが課題となる。

勝負のあや-結-

信じるか否かは、あなた次第である。
            

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【ある日のコーチング・カレンダー196】《勝負のあや-その3》  

【ある日のコーチング・カレンダー196】《勝負のあや-その3》 

勝負のあや-その3-

辛抱(しんぼう)を教えるには。

第3クールの取り組み方針。
チームの頑張ると言うことはどんなことなのか?
①ディフェンスの頑張りを速攻(トランディション)という技術に結びつける根気
そのディフェンスの頑張りとは
・ボールを持たせない努力→オフェンスにボールコントロールさせない(ハンドアップ)
 ・相手にターンオーバーを誘発させる工夫→コースチェック・ドリブルチェック
 ・ルーズボールを支配する→セカンドリバウンドの獲得率を上げる。
 ・センタープレイヤーの”シールの戦い”に負けない。→一試合続ける根気。
 ・”シールの戦い”を征することがリバウンド、ルーズに勝つことに繋がる。
 ・ディフェンスの第1線の頑張りを支援する。→ボールラインとヘルプポジションの徹底
②諦めない体質は、生活の基盤作りからである。
 ・クラブノートの継続 →他人事のノートを書くな!
  ”どうせ俺なんか”と思う前に”俺だったら、このようにする”と書け。
 ・宿題も自分一人で出来ない環境の一掃。
 ・監督、コーチの話をしっかりと聞く→自分で判断できる体質を創る。
 ・時間を守る。
 ・何かを我慢すれば良いことがあることを知る→毎日寄るコンビニを我慢する。
  好きな食べ物しか食べない→偏食をなくして、強い筋肉を創る。
  →良いプレイを創る源になる。
 ・好きなときに好きなものを食べて、好きなことを好きな時にする。そして、好きな時  に寝るんじゃ、言い生活習慣が出  来るわけがない。一日の生活の中で”バスケット”  の為に我慢することを創ることが出来るかが”諦めず成功する    鍵”である。
③理解する努力をする。
 ・わからないのではない。わからろうとしないことが駄目なのである。
 ・出来ないのではない。やろうとしないだけである。
④会場で”あっと言わせる”行動を出来るか?
 ・プレイであっと言わせることが出来ても、コート外でだらしないのでは駄目である。
  会場に入る前から、大会は始まっている。きびきびした行動を日頃から心がけよう。

 以上のことが毎日のミーティングで指導者クラッチが言い続けたことである。そして、このことを守れたら、「勝負をクラッチに預けてくれ」と言い続けた。
「勝敗を左右するのは、得点をとった、取られたじゃない。勝敗だけを意識し、得点関係だけを追いかけたら駄目である。チームの出来ることは何かを考えて、行動し、プレイすることである。それだけを考えて行動しなさい。勝ち負けは、クラッチに預けなさい。」と勝ち負けを意識させない指導をやり続けた。

 第3クールに入った頃には、部員の口から「チームのバスケットをしよう!そのことだけを考えて行動しよう!」の言葉が飛び交うようになった。この徹底で”辛抱する”ことが直ちには出来るわけがない。どうしても、成功させることでしか部員の脳みそに強くインプットすることしかできない。部員に勝て、勝てと言っても強いプレッシャーになるだけである。クラッチが与える強いプレッシャーに崩れていく部員の姿が浮き彫りになる。その落ち込む彼らの姿が予測できる。第3クールに入ってからも、「勝て!」の言葉はクラッチの口からは一切発しなかった。ただ、ただ”畷北のバスケット”をやることを実践した。この過程を体験させて、辛抱すれば、このように成功するんだよと教えるには、勝つかなかった。それが、たまたま相手がライバル校であり、合宿などを共にしたであったにすぎない。まして、今期の練習試合で一度も勝ったことの相手にチャレンジする不安との戦いが部員たちにあった。
でも、言い続けた。”チームの誇りを持って走る”具体化が勝負であると。

 けど、少し気になることも浮き彫りになってきた。

-続く-                   

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【ある日のコーチング・カレンダー195】《勝負のあや-その2》  

【ある日のコーチング・カレンダー195】《勝負のあや-その2》 
勝負のあや-その2-

「試合の勝負を預けてくれ」とは。

 対戦相手が決まったのは一か月前の抽選会である。この時から戦いは始まった。それはライバル校の一つを試合相手ではあるが憎き敵にすると言うことでない。自分たちの内面的な戦いの始まりを意味するに過ぎない。先を見据えての戦いを指す。これはチームの苦手な戦い方の一つである。

 ”我慢する”このことが出来ないのである。大阪弁の”辛抱(しんぼう)しいや”が出来ないチームなのである。コツコツ積み上げた先に見えることを考えて行動がとれない集団であった。目の前のことには集中できるが、今実行していることが将来の結果に結びつくためのことであることを思い浮かべられないのである。しんどいことを克服する努力の先に見えること(勝者になる)を夢見ることが出来ない集団であった。即、結論が出なくては我慢できない集団であった。だから、すぐ切れる、頭に来る、逃げるというダメ駄目集団になりかねないのである。ただ一部のリーダー性のある子で持っていたチームである。この体質を改善できなくては、チームの明日はないと指導者クラッチの頭を悩ませていたのである。

 何とかしなくては、全国なんて覚束ないチームで終わってしまう。この夏に我慢する、辛抱した先に見えることを想像させるコーチングを計画した。その第一歩が抽選会である。この時に、既に、休み中の大まかな練習計画は出来上がっていた。特に名将の先生率いるライバル校とは、さらに休暇中このライバルチーム7日間近く生活を共にするような計画であった。抽選はどうであれ、いずれ地区の準決か決勝であたる。さらに中央大会(県大会や府の大会)でも上位で再戦する。ましてや全国への切符はウインターカップなら一つしか行くことが出来ない切符である。このことを先生と話し合って、両チームのレベルアップのためにやろうと決断した。

 第1クールの合宿では、ライバル校とのレギラー戦は2クォーター戦17-34で完敗であった。けど、自分たちの弱点を見つけることができた対戦であった。
『チームの誇りを持って走れ!』と言っても、リバウンド、ルーズを支配できなくては、走ることがマイナスの要因になってしまう。ならば、走ると言うことの原点はディフェンスである。自分たちのボールにするためのチームディフェンスを頑張らなくては、走ることができない。特にリバウンド、更にセカンドリバウンド獲得が良い走りを引き出す要因であることにチームとして気づく。

 第2クールは、このことを修正して、私的な招待試合決勝戦にチャレンジした。結果は47-56の9点差で終わる。その時のミーティングは、「17点差を9点差までつめたな」であった。この試合は3クォーター制であったので「勝負の第4クォーターを楽しみにしよう」でミーティングは終了した。この時点では、ディフェンスリバウンドは互角に戦えたがセカンドリバウンドを得点に結びつけられていた。このことを反省材料にして、地区大会までの課題とした。

この時点で頑張りが数字で確認出来るようになった。頑張ればこうなることを確認できたのである。一つの課題で一ヶ月後を考えて、辛抱(しんぼう)を教えるには、最適な材料が畷北に提供されたのである。部員が非常に理解しやすい結果であった。この時点で先を見据えた辛抱が体験できたのである。けど、真の結果は、実際に目の前で起きた事実でしか強烈にインプットされないだろうとクラッチは判断していた。

 そして、第3クール地区の対ライバル校戦まであと10日間である。セカンドリバウンドを確保できる意識と結果を持たせる取り組みが始まった。

-続く-

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【ある日のコーチング・カレンダー194】《勝負のあや-その1》  

【ある日のコーチング・カレンダー194】《勝負のあや-その1》 

ある地区の大会での取り組み方。
勝負のあや -その1-

『チームの誇りを持って走れ!』がその年度のテーマであった。
練習では徹底させる行動をさせた。

「走れないんじゃない」
「出来ないんじゃない」
「走ろうとしていないだけ」
「やろうとしていないだけ」
とこの年、指導者クラッチが選手に最も多く投げつけた言葉である。

公式戦の前日も、言い続けたテーマ。
『チームの誇りを持って走れ!』

特に、ライバル校戦前日には『チームの誇りを持って走れ!』と言うことを認識、そして確認させた。公式戦中にもかかわらず異例の4回戦終了後、練習を行った。4回戦まで全て100点ゲームである。どうしても気のゆるみが出る。「自分たちは凄く強いんだ」と過信する傾向にある。特にベンチメンバーにその傾向が強くである。スターターが創った良いリズムに乗ってプレイしているで、相手が戦う意志を放棄している時に使われるので、上手くなったような気になってしまう。確かに彼らベンチメンバーも努力しているが”天狗”になられては、あまりのも大きな落とし穴が待ち受けている。5回戦以降に待ち受けているチームはそんなに甘くはない。だから、この日レギラー以外の練習を、練習と言うよりもベンチメンバー選考会を実施した。

非常に過酷な選考会であった。
指導者が考える「走ろう」「やろう」と頑張り、試合する上で限りなく貢献できていた10名。この10名プラス5名のベンチメンバー枠を選考するための練習であった。
練習開始前に5回戦のベンチメンバー10名の発表とベンチメンバーチャレンジチームの発表をおこなった。3チーム総当たりのリーグ戦であった。
試合前にこのゲームの方針が話された。
①15名の枠にチーム全員で競ってほしい。
②テーマは、当然『チームの誇りを持って走れ!』である。
③走れ!と言っても、”がむしゃら”に走るのではない。『チームの』を考えてプレイしろ
④今日の試合には監督・コーチからのアドバイスは一切無い。頼る者は自分とチームメイトである。
⑤頑張るが、怪我しちゃならない。まして、相手を傷つける行為は許されるものではない。
⑥スタートメンバーの緊張感を感じてプレイしろ。
⑦そして、3勝したチームから5名選考する。

試合は終了した。
そして、メンバー発表をおこなった。そのメンバーに対して不満は無かった。15名がチームの代表としての誇りを纏って試合出来る集団の誕生となった。ベンチ入りできなかった部員にも、自分たちの代表という自覚と誇りはできた。だから、あのギャラリーでのチームの応援団がある。

メンバー発表後、明日へのミーティングをおこなった。
開口一番、「明日の勝負は、監督に預けてくれ」であった。

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【ある日のコーチング・カレンダー193】《自分のペースを守る》 

【ある日のコーチング・カレンダー193】《自分のペースを守る》

ある日、ある時、ある場所で質問に答えて。

自分のペース?
最近、色々な場所で色んな話を聞いて頂く。その中で印象的に残っている質問を受けた。
「どうしたら勝てるんですか?」の質問を突きつけられた。
「いや、僕こそ教えてくださいよ」と返事をした。
「何か秘策があるんでしょう」とさらに突っ込みを入れられた。
「本当に秘策なんてあるわけがないじゃないですか」
ここで「ただ、・・・・・。」と口を滑らせてしまった。
会話を交わし初めて2時間ほど経過したときであった。
「やっぱりあるじゃないですか?」
「ただと答えたのは深い意味はないですよ」
返事に困り果てた。
「だけど、毎年変わる部員を相手にかなりのチームを創ってこられるじゃないですか、ましてや、公立校普通科でしょう」
と必要に質問攻めにあった。
そこで日頃の自分の生き方や方針の話をした。

 チーム創造を考えるとき、単年度勝負を考える年と次世代を考えてチーム創りでは目標の基準のとなるものは少し異なる。しかし、指導する原点に変わりはない。
何を最も大切にするかである。現在の指導しているチームなら、『チームイズム』を大切にすることである。他にチームとの比較をしない。自分たちが出来ることを探し出して、自分たちのものに出来るまでプレイさせること、指導することを徹底させる。このことが原点である。だから、余り人のチームのことは興味がないし、どこかのチームに素晴らしい選手がいるだとか、いいフォーメイションがあるとか、今こんなことが主流であるとかの声が聞こえてきても、心は余り動かない。外部の声に惑わされて、あっちにごろごろ、こっちにごろごろと移り気な指導者にはなりたくない。自分の抱えている環境で精一杯の工夫と努力をして、頂点を目指す。その方法が正しいか、間違っているかの判断を客観的に分析できる指導者であり、徹底させることの出来るチームでありたい。とは言っても迷うがないわけがない。迷いが生じても、修正する時期を考えて修正する勇気も必要である。頑固な時期と変更を受け入れる時期を決めている。

 公式戦での結果の勝率が高かくなることを追求することは、他のチームにあわせた指導をするより、自分たちのチームに何が出来るかを追求していく方が迷いはないと確信している。自分のチームには、余り能力のある選手がいないからと言って、その年度に強いと思えるチームにあわせて指導していては、2番手ねらいや対戦相手のチームのことだけを考えていては、”らしさ(イズム)”が出てこない。常に思い上がった考え方、「俺たちは一番を目指す。」そのために何をしたらよいのかをテーマとして、日々の生活をするように心がけている。他のチームのことなど眼中にない。他のチームを意識するのは、大会に入ってからである。日々の葛藤の材料は、チーム内の目標が「これぐらいのことが何故出来ぬ?」である。「相手チームのことを考える暇があったら、自分たちに何が出来るんやを考えろ」が日々の目標である。目標到達値が低ければ、勝てないだろうし、高すぎても高嶺の花で終わってしまう。届きそうで、届かないレベルの追求である。その追求がイズムである。けど1年間のどこかで目標水準まで手が届くところまでは、何が何でも頑張らせる。それがイズムである。

 だから、チーム作りの第一段階(新チーム発足時)に入る前の自分のチーム分析を誤らないことに最もエネルギーを使う。そして、それを試して、新人戦をむかえ、第2段階(インターハイ予選まで)までに修正をして、チーム機能をアップさせる期間をかなり重要視する。このときにかなりに選手たちとの葛藤の日々は重たいものがある。
選手曰く「辞めたくなる時期である。」

 この時期が最も個人、チームがステップアップさせることになる。この時期のクラッチと選手との戦いがチームを強くさせる。だから、相手チームうんぬんではない。敵は自分たちの中にある。自分たちのチーム内の戦いに勝つか負けるかが、その年度のチームの勝利かどうかである。その結果が、地区優勝であったり、近畿大会であったり、決勝リーグであったりするわけである。他のチームからすれば、「そんなところで満足しているの」と言われても動じることはない。自分たちの目標である「チームイズム」がどれほど徹底させているかが、指導者には大きな問題である。
 「1・2回戦での敗退は悔しくないんですか?」とも質問された。
 「当然、悔しいですよ」と答えた。
 「でも、イズムを徹底すれば、そう簡単には負けないでしょう」とも答えた。
外からの声に惑わされないこと。それがクラッチのペースである。

信じるか否かは、あなた次第です。
                            

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【ある日のコーチング・カレンダー192】《自然体》 


【ある日のコーチング・カレンダー192】《自然体》 
 いつでも良いムードを・・・・。
 
過去のある高校のある時、

 メールをいただいた。
「久しぶりに練習を拝見しました。体育館に入った瞬間にムードが良いことに気づきました。声が常に出ていて、周りのメンバーも練習している仲間に声を掛けている。また学年間の隔たりも無く誰もが緊張感を持って力を思い切って出せる素晴らしい雰囲気でした。練習中にもどんどん成長する子供達を頼もしく思い、見ていて楽しくなってきました。キャプテンをはじめ上級生の姿勢に脱帽します。しんどくても楽しい練習って気分が良いもんですよね。」
 楽しい001楽しい002楽しい003

お二人の方が練習見学にこられました。
 多くの方が来られるコートであるが部員はいつも通りにいつものムードで練習を開始する。クラッチもいつも通りである。見学にお越しになったり、練習試合であっても、保護者が来られても何ら変わることはない。それがこの高校である。時には失礼なこともするだろう、時には叱られている最中の時も、時には笑い転げている時も、落ち込んでいる時もある。それがこの部活(バスケ部)の日常である。

 でも確率的に、しんどい練習を楽しくしている光景をご覧になることが出来る確率は高い。それが特徴である。個人的にしんどいことがあっても、チームが負けても、日々真剣勝負である。50名を超える部員が居る。この誰一人欠けても、厳しくも楽しく、素晴らしい雰囲気を創ることは出来ない。みんなで創造している雰囲気である。そして、自然体である。指導者クラッチに押しつけられたものではない。提案し続けられていることは間違いなかった。キャプテンと部員が醸し出している雰囲気が良ければ口出しをすることはない。最も大切にしてきたことかもしれない。それがいつしか”しんどい練習を楽しくやろう”の伝統になってきたのだろう。

 では、何故、何時でも楽しくできるのだろう。
 選手のやる気とそれを引き出す練習メニュー提示のタイミングにある。指導者クラッチの提案する練習には「なんだそれぐらいの練習メニューですか」というものである場合が多い。けど、選手が飛びつくタイミングを間違わないようにしている。そのタイミングがコーチング効果である。いつも美味しいものでは飽きてしまう。凄く美味しいと感じさせるタイミングで出された料理の味は忘れられない。凄く美味しいと思わせるタイミングこそがコーチの能力である。そして、それが常に感じさせるためには創意工夫が必要である。苦手のニンジン(練習)も料理法と味付けで好物にすることは出来る。手を加えた苦手な(しんどい)食材(練習)でも、料理法で好物にすることは出来る。出来なくてはならない。それがコーチングである。年がら年中、頑張れ頑張れでは飽きてくる。オーバートレーニングをしない、させない方法でコントロールすべきである。ピークパフォーマンスをどの時期に持ってくるかをコーチと選手が考えて、一致することを心がけるべき出る。

 ピークパフォーマンスは、一日、一週間、一ヶ月など時間の長さとは別に、頑張る時を明確にしてやることがやる気の練習につながる。私が知るコーチの中には、この観点がずれている人がいる。連日連夜、頑張れ頑張れでは、頑張り時がぼけてくる。最大の力の発揮時(ピークパフォーマンス)を選手に悟らすべきである。力の入れを選手自身が知ることである。選手に悟らせなければ、何がコーチか、指導者かである。

 このメールに自信を深めた指導者クラッチである。どの角度から観られても、らしく、指導者クラッチらしいチームでありたい。多くの方に愛されるチームであることは、自分たちの取り組み姿勢を崩さないことである。『しんどい練習を楽しく』をモットーに前向きに取り組み続けたい。

 信じるか否かは、あなた次第である。
                       

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【ある日のコーチング・カレンダー191】《私の誇り》 

【ある日のコーチング・カレンダー191】《私の誇り》

 過去からの便り

 私の誇り 投稿者:元マネよりのメール
先日、PCを購入して1番初めにクラッチブログを見ました。現役の皆の活躍を見ていると、とても嬉しいような寂しいような複雑な気持ちですね。私は皆みたいにコートで輝く事はできなかったけど、皆と過ごした高校生活は誇りです。卒業し3年が過ぎた今でもあの頃と同じ気持ちです。皆やクラッチに出会えた事は私の大事な宝物。コートでクラッチから学んだ事はちゃんと生かされていますよ!きっと皆同じ気持ちです。これからもクラッチ流の愛されるチーム、選手作りに励んで下さい!

各チームにマネージャーは存在する。幸いかな指導者クラッチは、どの時代をとっても有能なマネージャーを持つことが出来ている。ある時にOB専用掲示板に『私の誇り』という書き込みがあった。卒業後の生き方に”クラッチから学んだことを生かされていますよ!”という部分があった。この子が残した”マネージャーの仕事”はチームの宝物として、後輩たちに受け継がれている。電車の乗り方、スコアーの付け方、合宿グッツの準備、部費の請求、連絡網、練習試合校の行き方など、そのノートを読めば、高校部活での生活マニュアルがぎっしりと書かれてある凄い物(マヤノート)である。
                   
 つい最近大学で活躍しているOBも同様な事を言い残して帰った。「母校のコートに来ると何故か緊張する」と言い残して帰ったのである。大学の合宿直前であった調整に来たのであるが、母校のコートで調整すると一気に「やる気になる」と言う。この日は一人ではなく、同じ大学の他の高校出身のプレイヤーを5人連れてきた。この学生たちもこの緊張感の中で、厳しいなる事が予想される大学の合宿に備えようとしている。だから、こちらの要求にも、気持ちよく答えてくれた。10分ゲームを何ゲームしたかも解らないほど、つき合ってくれた。果敢にチャレンジする後輩たちのファイトをしっかりと受け止めてくれた。この日に残してくれたもう一つの言葉は「嫌なチームになりましたね」である。この嫌なチームとは、当然相手にとってであり、大学の上位チームの連中でも、「しっかりプレイしないと負けますよ」と後輩たちに「お前ら強くなっているよ」と言い残して、北海道合宿に旅立っていった。
                      
 この2つの過去からメッセージは、チームに自信をもたらした。日々真剣勝負のコート、このコートで育った部員が社会に出て活躍する。その報告をうけることが無類の喜びである。だからこそ、頑張る。卒業生たちの更なる誇りのために頑張りたいのである。誰にやっているのではない。一人一人が自分のためにやっているのである。                                                     
この高校は、今、世の中に存在しない。
廃校となり、バスケを、先輩・後輩たちと 恩師と、過去を、今を語る場がない。
だから、伝えておかないといけないことがある。
その場が存続して実存するチームは、過去を振り返り、未来の為に頑張ってほしい。
その場があることが幸せである。
ここで部活(バスケ)が出来ることが幸せである。
未来に生きてく為に、活かせる場、振り返る場は必要である。
こんなこと、あんなことあったからこそ、『今』がある。
その場(母校)を大切になさってください。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー190】《三文の徳》 

【ある日のコーチング・カレンダー190】《三文の徳》
自覚ある行動がチャンスを生む。

ある年の遠征第1弾
 朝起きは”3文の徳”である。
 ○月○日午前6時10分集合、30分出発予定。チームに徹底力が出来たのか、20分には出発出来たのである。この10分がこの一日の行程を大きく左右することになる。○○高校に予定通りに9時50分到着、即アップ開始で高校日程の始まりとなる。部員一人一人の自覚が問われる幕開けである。

 ○○高校F先生が直ぐに「すみません。1チームキャンセルがありまして、まず2試合連続でお願い出来ませんか」と申し出があった。願ったりである。この春遠征では、多くのエキジビッションゲーム(exhibition game)&チーム力修正時期で数多くの練習ゲーム形式で多くのメンバーにチャンスを与えたい。「よろしくお願いします」で選手たちも大喜びである。日頃、出られない部員にもチャンスがくるのである。そして、試合が始める。3年生にとってはラストチャンスの遠征試合である。きよいもある、頑張らなくてはの気持ちがチームにちぐはぐさを呼ぶ。クラッチの罵声が飛ぶ。負けそうになる部員の気持ちを部員が支える。やはり遠征先でのゲームは面白い。高額の金を払っての遠征である。一人一人頑張る意識がかなり強い。その気をクラッチは感じる。
 
1試合目が終了してた時に、F先生から「参加のチームなど、数チームが渋滞に巻き込まれて身動きが出来ない状態ですので3試合目もお願い出来できないでしょうか」との申し出があった。「是非、是非お願いします」。その事を選手に伝えるとキャプテンが「昼の食事を分かれて取って良いですか」との返事である。成長したものだ。「2チームのメンバーは…?」の指導者クラッチの言葉に「決めてあります」と即返事が嬉しかった。当然クラッチは5分間昼食である。「身体にいい訳ないよな」の呟きも嬉しさに消されていた。当然、意気込みが違う。相手のチーム選手をねじ伏せる内容になってしまった。そこでテーマ別の試合でチャレンジすることになった。アップ時の3対2の内容をそのまま『試合のテーマ』とするである。だから、アップの部員の目の色が異なる。この春の大きなテーマが『徹する』である。指導者・監督の指示を聞き取れないもの、指示内容のプレイが出来ないものは試合の出番はない。
 
2つ目のテーマは『徹する』プラス『スタートメンバーとしての自分の役割』である。全てのメンバーにスタートメンバーのチャンスは与える。だから、その時の事を考えて、自分のポジッション、役割を考えて、この1ヶ月を過ぎなさいが指示事項である。「チャンスは与えるが、答えは自分で出せ」である。自分で考えて行動してことには、アドバイスはする。自分で自分の行動を探せないものには、チャンスはない。この厳しさを『徹底する』が指導者クラッチの遠征のテーマである。早速、嗚呼勘違いで、10秒ほどでメンバーチェンジを命じつけられた選手もいる。自分では、正しいと思った行動を「それでは試合には使えない」と否定されて落ち込む選手も出てくる。それで良いのである。指摘されたことに反発もOKであるが、出番は後回しになる。チームとして各人に要求されることを出来ないことに頭にきているようでは駄目である。反発する前に「君がこのようなプレイをすれば、出番はあるよ」の説明は日々の練習でアドバイスしている。そのアドバイスを聴く耳を持てなかっただけである。今更遅いのである。この春の第4・5クールの為の練習やテーマの確認は第3クールで終わっている。監督・コーチのアドバイスに『素直』になれない選手にチャンスはない。『自分で考える』が畷北の最大のテーマである。
 
第1日目としては満足する内容で宿舎に向かう。バスの中は非常に明るい部員たちであった。そして、バスの中のミーティングは「朝起きは三文の徳である」で締めくくる。その内容は、多くのチームが事故の渋滞に巻き込まれた。だから、予定が3時間以上遅れの到着である。反省会でお聞きして判ったことであるが、我がチームのバスが通過した時刻の僅か10分後に事故がおきている。トンネル内でまったく動かなくなり、どうしようもないく電話連絡も取れない有様であったとのことである。もし、予定通りに出発していれば、この渋滞に巻き込まれていた。時間を大切にする日頃の口やかましさが役立った出来事である。もし畷北なら、絶対に耐えられない3時間であった。部員たちに「時間を守れば、いいこともある。」と話すと拍手が起きた。自分たちの時間前行動が自分たちに多くのプレイタイムを獲得できたに感謝する。このことが教訓として、実りある1日目が終了した。
                              
信じるか否かは、あなた次第です。

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今年も宜しくお願い致します。 

昨年度は、このブログをお読みいただき、感謝いたします。
2015年羊歳の更新を開始いたします。
『全てはスポーツマンの微笑みに為に』をコンセプトに
【ある日のコーチング・カレンダー】を中心に
スポーツにとどまらず『する・観る・教える・支援する』の視点で綴っていく所存です。
良ければ何かに活用なさってくくだされば幸いです。
本日、オフィスKURACHの創業記念日であります。
初心を忘れずに邁進していきます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

              2015年1月6日

                      スポーツ・コーチング総合研究所
                       オフィスKURACH 倉田伸司

category: オフィスKURACH

謹賀新年 


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本年も色々なスイッチを準備して
全てのスポーツマンに微笑みをコンセプトに頑張っていく所存です。
宜しくお願い致します。

        オフィスKURACH 倉田伸司

category: オフィスKURACH

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