クラッチの「今日の一言(つぶやき)」

スポーツ・コーチング総合研究所 オフィスKURACH 所長クラッチこと倉田伸司のつぶやきをお伝えします。

 

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【ある日のコーチング・カレンダー163】チームの乗りノリを考えるⅡ 

【ある日のコーチング・カレンダー163】チームの乗りノリを考えるⅡ
”乗り(ノリ)”を考える -そのⅡ-
 集団にリーダーがいない。
 
 ある日、ある学校の廊下でクラスの仲間がただ集まっていた。
 誰かが教室のチョークを投げた。
 一人の者に当たった。
 それを投げ返す。
 教室に入り、黒板のチョーク入から、細かいチョークを次々と持ち出して投げ合う。
 教室、廊下、壁にチョークの残骸の山となる。
 チョーク投にあきると誰が辞めようとも宣言せずに下校する。
 散乱するチョークは全然気にならないらしい。
 明くる日、散乱するチョークの残骸に唖然とする教師集団。
 早速、らしき者に「おまえらやろ」と探りを入れる。 
 「はい!僕たちです」と悪びれた様子もなく白状する。
 そして、後片づけが始まる。
 散らかす前以上に美しくする。
 これって、何と言いたい。
 
 無軌道な集団の”ノリ”にリーダーはいない。だれかれとなく集まり、友達になり、時にはあだ名は知っているが、どこの誰かとも判らない者と遊んでいる。チョーク遊びで終わってくれればいいが、町に飛び出して犯罪までなる可能性もある。軽い”ノリ”起こす犯罪は、世の中には溢れている。このチョーク投げは、教師との信頼関係の中で集結した。ほんの少しの行き過ぎの遊び程度で済んだ。隠すほどのことでもなく、「すいませんでした」で済まされる。遊びの行き過ぎを注意出来る大人が居たから、止まった遊びである。悪いことを悪いと言える大人が居たから、笑い話で終われる域である。

 しかし、どうだろうか。世の名で起きている若者の悪”ノリ”を注意できる環境はあるだろうか。かなり少なくなっている。だから、悪”ノリ”集団にブレーキは掛からない。まして、集団を纏められる能力のあるリーダーなき集団の暴走を止められるものはいない。このリーダーなき集団の悪”ノリ”が最も恐ろしいのである。言い出しっぺを止めれば、暴走は完全に止められなくとも、失速させることは出来る。ところが暴走の主たる者が居ない集団の暴走を沈静させることはかなり難しい。

 リーダーが居ないから、誰が悪いとも言えない。「誰が最初に悪いことを始めた」と問いただしても「何となく始まった」の答えに罪の意識はない。これは良い行動の域でも同じような現象はある。何となく始まる”ノリ”が若者の行動パターンである。何か楽しそうである。誰かが始めたことである。中心になる人物を特定することは困難である。妙な平等主義の中で育った若者がいつしかリーダー不在の集団を作ってしまった。人の前に立っては駄目です。後ろでも駄目です。横一線が素晴らしいと教え込まれた子供が肉体的に成長しても、精神的に成長しないリーダーなき個人主義社会ができあがった。こんな若者社会が日本に出没し始めて何年になるだろうか。

 リーダーなき集団の暴走が最もやっかいである。リーダーが出来ない体質の中での集団の”ノリ”こそが若者の特徴であり、「何となく」始まることが疲れを知らない若者の社会では終わることはない。いつもでも続く若者の悪”ノリ”をどうとらえるかである。妙な平等論と個人主義に支えられた若者に正しいリーダーの育成は無謀な行為なのか。責任回避の社会が権利だけを主張して、「俺は悪くない。社会が悪い。あいつが悪い。訴えてやる」で終わらしては駄目である。このような社会で育つ若者にスポーツの社会は本当に住みにくいだろうが、このような社会にこそ、集団に大切さとリーダーの必要性を強く感じる。

-続く-
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【ある日のコーチング・カレンダー162】チームの乗りノリを考えるⅠ~Ⅶ 

【ある日のコーチング・カレンダー162】チームの乗りノリを考えるⅠ~Ⅶ

”乗り(ノリ)”を考える-そのⅠ-

チームのノリ(乗り)と言うことを考えてみたい。
それは何故か。若い世代の”乗り”の世界が気になる。
とは言っても、「近頃の若い子はとは言わない」
乗せれば凄い力になるが、乗りが悪いとそっぽを向く、そんな盛大に潜むものは何か。
大人が入ってもコントロールできない、
自分たちだけでもコントロールできない世代を考える必要を強く感じる。
”ノリ(乗り)”を大切にする世代のスポーツ界を考察する必要性を強く感じる。
”ノリ(乗り)”という言葉の響きにプラスか、マイナスのどちらにイメージを抱くだろうか。
「チームがリズムに乗り一気に得点を重ねて勝てた」など試合終了後のコメントでよく使われる”乗り”という言葉には、スポーツ選手やチームにとっては大切なものである。
”乗り(ノリ)”を大切に感じる指導者クラッチとしては、乗せるに必要な要因はあるはずと考える。
それが指導するに当たり、非常に大切であることを痛感することが続く。
良いも悪くも、若い世代がよく使う言葉「乗りでやってしまった」を頻繁に聞く。
ここを考える必要性を強く感じる。

選手自身が創造する良い”ノリ(乗り)”
-バスケットボールの日々の練習より-
①なんと言っても『楽しい』ことである。
②始まりの時間を全員が守る。
③コートに挨拶をして入る。
④練習の全てに対して大きな声を出す。
⑤成功に対して褒める声を出す。
⑥ハイタッチなどのアクションで成功をたたえる。
⑦テンポのある練習をする。
⑧ドンマイなど失敗に対して慰めの声を出す。
⑨自分の失敗を素直に認める。「すまん!次頑張るわ。」そして、周囲からの「ドンマイ!」
⑩サインを復唱する。確認練習などでコートリーダーから出されたサインを全員で復唱する。
⑪ガッツポーズで自分の成功をたたえる。
⑫ナイスプレイに対して拍手を送る。
⑬鳴り物(口笛)などでチームの声を手助けする。試合などでは太鼓などを使用する。
⑭一日の練習を確認して、ハドルをといて、アップに入るときに拍手をする。「さぁ!これからだ」という意識をためるために手をたたく。
⑮監督やコーチの説明に対して、選手だけで内容の確認をして、拍手で練習に入る。
⑯アップ時などではチーム独自のかけ声で始める。内容を切り替えるなどのスイッチに使う。
⑰的確なアドバイスが飛び交う環境を作る。ノーマークを見つけられなかった者に「左サイド、ノーマーク」などの短い言葉で伝達できる環境を作る。
⑱”声は武器である”ことの重要さを徹底させる。
⑲明日へのエキスは『楽しく終わる』ことである。「また、明日頑張ろう!」で終われるのは成功である。小さな成功を喜べる環境をつくること。

”乗り”が出来ない要因
①チームに目標がない。
②声が出ていても小さい。
③チームメイトの言葉に反応がない。
④だらだらしている。
⑤時間を守れない。
⑥挨拶できない。
⑦返事できない。
⑧他人のことを平気でけなす。
⑨自分の失敗を謝らない。
⑩嫌なことはやらない。
⑪チームで共有する仕事、掃除などを進んでしない。
⑫努力せずして、不満だけを陰で言う。
⑬自分が出来なくて、チームに迷惑かけてるという意識がない。
⑭自分の出来ないことを人のせいにする。「お前のパスが悪いからシュート出来ない」などと平気で言う。
⑮一度、出来たり、ちょっと出来たことを後生大事にして努力しない。
⑯周囲の変化が読めない。周りが一所懸命なのにいつも周囲の行動を”ちゃかす”。
⑰キャプテンが「みんなで朝練習しようや」と呼びかけても、「意味ないじゃん」としらけることを言う。そのくせ、大事なときに逃げる。
⑱失敗を笑いでごまかす。
⑲すぐすねる。
⑳下手で頑張る子を馬鹿にする。その子が試合で上手く行くと素直に喜べない。
 -続く-

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【ある日のコーチング・カレンダー➕plus】 

【ある日のコーチング・カレンダー➕plus】
ある頑固な先輩のことをふと思い出した。
「こんなに上手い人居んや」とずっと観察していたこと思い出す。
ある時、ディフェンスが密集しているほんの少し、私からすれば、殆どスペースとは言い難い所へ矢のような速いパスを平気で通した。
試合終了後、「あそこに、よくパスできますね!」と伝えたら、「俺には、見えるんや」が反って来た。
見える領域が違う。
更にそれを実現する技術を持ち合わせている。
あまりの素晴らしさにレシーバーが気づかなく、パスが成立しない。
そこで気づいたことがある。この人のパスを取れるようになれば、俺も試合に出るかもと。
その日以来、進んでこの人とプレイするようにした。するとこの頑固もん先輩が手抜きなしに私にパスをしてくれるようになった。パスが来た時点で全てノーマーク、後は確実に決めるだけだった。
この人の良さを引き出す存在になってやる。この人の弱みはコミュニケーション能力不足、いやとれない。私の特技は仲間づくり。これがコラボすれば、プレイは成立する。確変可能と成る。話し合ったら、この先輩と相通じるところを発見。この先輩曰く「俺はスクリーンプレイが大嫌いなんや」と。
即、応えた。「私もなんですよ」
その事をミーティングで伝えた。
「今後、ノースクリーンでプレイして見ませんか」と提案した。
後輩が物申すことが許される時代ではなかったのに、何故か受け入れられた。
でも、俺の出番はなかなか訪れなかったがチームは勝ちを積み重ねた。
ある時、ちょこっと使ってもらった。それが最初で最後かもしれない凄く接戦の試合でのオンザコートである。ディフェンスの頑張りからスタートを切ったら、凄いリードパスが来た。突き抜けて行きそうな凄さを感じたが飛びついたら取れた。
その後、どうなったかはご想像におまかせします。
この事が私のチーム創りの原点の一つになっている。
『着眼点』である。
信じるか否かは、あなた次第です。

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バスケ界の未来に暗雲 

私のFacebookより
バスケ界、盛り上がるそれぞれのカテゴリーの大会を協会と言う名の組織は、どう捉えているのか。疑問や怒りを投げかけても答えられる人はその組織内に存在しない。
怒りの矛先を向けることがが出来ない。無政府状態なのか。
聞こえてくるとするなら、あいつが悪い、こいつが悪い、そんなの認められないの言い合いだけなのか。鎖国状態で国内だけで盛り上げれってことですか。オリンピックがあっても、指をくわえて見てるだけのバスケ競技愛好者の集まりで他国を羨ましく見てるだけなのか。
インカレの学生たちの純な大会、ウインターカップの盛り上がり、これは日本国内だけの独自の大会なのか。
世界大会に結びつくこともないのに国際ルール、審判制度、技術の追求、コーチ制度、それって、何なの?国際大会にも出れないのに公認級ボール?
ピラミットの頂点がもぎ取られても粛々と日々過ごす、各下部組織。
下部からボトムアップしても、届ける場所すら感じ取れない組織に失望する。でも、挫けず頑張ります、元通りになるまで、粛々と日々努力しておきますか?
私が正しい、いや、それは間違いやの水掛け論で無駄な時間を使うなら、新しいことは望めない。
ビジョン構築の素案創りを持てる人を下部組織から募り、出来たビジョンを再度下部に問う。この際、時間をかけて、東京オリンピックをスタートし、その先を10年ビジョン、未来ビジョンの絵を書ける人探しから始めるしかないでしょうね。
下部組織には、純粋に情熱を傾ける人は存在する。利害関係のない組織作りを心から望む。一部の人たちのものではないことの自覚のある人は存在する。それほど、無能な人たちでは、決してない。
今日の報道が夢であってほしいと願えども、現実に起きている事実である。次世代に残せるもの構築を出来る人は必ず居る。
そんなことを訴えることしかできないことも、また虚しく思えてならない。

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【ある日のコーチング・カレンダー161】道頓堀理論第2弾発令 

【ある日のコーチング・カレンダー161】道頓堀理論第2弾発令

明日のバスケ界の為に小さなことからコツコツと地道な努力が繰り広げられている。
その一つがエンデバー伝達講習会として実施された会場にいた。

その時に頑張る指導者の一人に
「中学校の先生の皆さんに感謝するとともに、北河内ミニ連としてのオリジナルクリニックもぼちぼちどうですか。過去に5年ビジョンで各地区共通のテーマで各地区の若手指導者がプレイークリニックをしたことがあります…。
パス・ドリブル・シュート・ディフェンス・フットワークを積み重ねていったことを伝える」

更につづけた。
「きっかけは、創ります。それを実践するのが富樫さん世代だと思います。一つひとつ頑張っておられる。その点を線で結び、形にしていきましょう。孤立がちな組織、チームを束ねて行きましょう。もっと競い合い、切磋琢磨の中から何かが生まれる、創れるはずです。縦、横の連携があってこその連盟であり、維持だけを考えていては、先細りで“いつも通り”が主流になれば、衰退がはじまります。ミスやぶつかり合いがあってこそ、前向きになれるのでは…」

そこで
道頓堀理論第2弾発令。

ナンバー1を目指すオンリーワンなチーム創り。
美味しい店が立ち並ぶ道頓堀だから人が多く集まる。
店主(コーチ)はもっと美味し物を提供したいと考える。
美味しいだけじゃだめ、美味しくて、安くて、感じの良い店を目指す。
そんな店がたくさん出来て、道頓堀ができ、食べの街大阪ができた。
お店がもうかり、地域が盛り上がる。
道頓堀はいつも”お祭り”状態である。
不況でも人はあふれている。
不況でも大阪の美味しさは不変である。

そして、安い。

お好み焼き屋も、たこ焼き屋も、鮓屋も、洋食屋も、ラーメン屋も、居酒屋も、串カツ屋も、カフェも、クラブも、うどん屋も、イタ飯屋も、立ち飲み屋も、喫茶店も、もうないか…も、大阪ナンバーワンを目指して、地域が日本一となる。

日本一の場所に来るお客さんは日本一味がこえている。
そのお客さんに「美味しいで、また来るわ」と言わせるお店が増えれば、
また、地域が繁盛する。

バスケ界、どのカテゴーでも同じである。
魅力あるコーチ(指導者)があっちこっちに存在すれば、バスケが盛り上がる。
競い合いには頑張るチームをたくさん作ればOKなんだけどね。
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次の第一歩が今、踏み出そうとしている集団がある。
チームの殻にとじ込らず、全体のレベルアップにつながることを心より願う。
誰かがやるでしょう。
誰が、?では、前には進まない。
誰がやる?「私がやる」の申し出があれば、バスケ界の道頓堀は繁盛しまっせ!
いつやるの『今でしょう!』、誰がやるの『あなたでしょう』で頑張っていきましょう。

信じるか否かは、あなた次第です。

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【ある日のコーチング・カレンダー160】チームの姿勢 

【ある日のコーチング・カレンダー160】チームの姿勢

ビジョンなき者は去れ!と自問自答&葛藤の日々を過ごしていた若い指導者の時代。
「どうすれば、勝てる」を四六時中考えて過ごしていた。
ストレスで身体も壊しかねない状況であった。
そんな中、多くの先輩諸氏からアドバイスをいただく、手を差し伸べてくださる、背中を押して下さるなどで長く暗いトンネルの先に光が見えだした時がある。闇雲にその光に向かって歩きはじめた。
この時を掴まなければ、明日はない。
今、弱くても、まだ、理念理論がなくても、未来があると自分に言い聞かせた。

ある先輩から、学びに行ってみないかとユニチカ山崎、あの名将尾崎正敏氏率いるチームを紹介していただいた。
当然、「お願いします!」である。高校生男子との練習試合という形で合わせていただいた。
なぜ、そんな話が浮上したか?
それはただただ、先輩の思いやり以外考えられない。誰もがびっくりしたことを今でも鮮明に脳裏に焼き付いている。

何度か、体育館に運ぶことがあり、日本を代表するチームの全てを学んでやれと体育館に入るたびに尾崎氏に質問攻めでした。色々なことを快く教えていただいた。

ある日、体育館の壁に貼られていた尾崎氏のチーム方針に目に留まり、許可を得て書き留めた。
また、大阪高体連技術委員長時代の講習会でも使わせていただいた。

それがオフィスを整理していると『バスケットボール競技の活性化の一考察-限りない可能性のために』の冊子の中から『ユニチカのチーム姿勢』として出てきた。
少し戸惑ったが『ある日のコーチング・カレンダー』にアップしようと考えた。
その当時、目から鱗であり、衝撃的であった。
良し、俺もバスケットボール指導者として、目指して、このようなものを創ってみよう。そして、当時、具体策構築を試みた。
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ユニチカ(山崎)のチーム姿勢
1. 初心忘れずべからず
  素直・笑顔またこれ忘れずべからず
  『コート上では男のようなファイトとガッツのある選手となれ、私生活では女に戻れ、女性の四大美徳は笑顔と素直さより始まる』
2. 夢と希望を持て、ただしその現実は1に練習、2に練習の気構えで出発だ。
『素直さがあっても気力、意志のない選手は大成しない。それだけに練習によって粘り、強い根性を養うのだ。どんな名手でも、最後の自信は練習より生まれる』
3. コートに入る時の心の持ち方が全てを作ることを忘れるな。
『コートに立ったら、目を皿のように、耳をアンテナのようにして知識の吸収に努めろ』
4. 日々新たにして、生存競争に徹するのがプレーヤー人生だ。
『一生懸命やりますは言葉の練習であり、死に物狂いでやるのが生きた練習だ』
5. ハイハイ選手で即対応できぬ選手は、死に物狂いにはなれない。
『目の死んでいる選手は大成しない。また、注意された意地になってなって行え』
6. ユニチカのコート内でのプレイは練習ではない。すべて試合だという気持ちを持て
『練習で出来ないことが試合でできる訳がない』
7. プレイにはしゃべる習性をつけろ。それは技術と組織を生かすチームプレイの根源だ。
『まして、コート内の行動は、返事は大きく、集合は機敏に…なんてことは当たりまえのことだ』
8. やれない事を恥じるより、やろうとしないことを恥と思え
『無努力、無責任、無感覚なミスはするな。同じするなら生きたミスをしろ、ミスのみではない全てにあてはまる。失敗を恐れていては進歩なし』
9. 自分だけの武器をつくれ。
『その為に更に時間を割いて個人練習に臨む位の情熱を持て。日々の練習で終極の目的たるゴールを何分見つめていたか…だけでもその蓄積は大なり』
10. 三つの敵を忘れるな!まず己の心との戦いが第一の敵だ。そして、仲の良い同僚との戦いが第二の敵である。次に真実あたる当面の敵たる対戦相手が第三の敵だ。何はともあれ、己の心に先ず勝つ事が大切で己の心に勝てない者が相手に勝てる筈がない。ただし個人技に立脚したフォア・ザ・チーム精神を忘れるな
11.真のチームの和は厳しさの中より生まれる。チームの和は選手同志の仲の良さを中心とした指導者と選手の“あん”“うん”の呼吸によって形造られるもの。本当の敵に勝つ和とは指導者と選手、選手同志の真実をかけたコート上の戦いから生まれるものだ。
12.苦しい時こそ、よりファイトせよ!へばった時こそ頑張る癖にせよ。技術が一番伸びるのはへばった時である。
13.若さとは年齢を言うのではない。その取組方に情熱という初々しさがあれば、それが真の若さだ。故に若いチームということを誇りに持てる選手になれ。
『歳は年輪であることに間違いはない。しかし、25歳にして気力あふれるプレイ、19歳にして無気力なプレイ…若いのは前者だ。若さは自然に失われないが老いは自然に訪れるものだ』
14.私生活の充実とコート外にも練習があることを忘れるな。
『特に偏食と睡眠不足は選手の敵である。練習時間のみではなく、私生活の一寸した注意でプレイの上達を助けることが出来る。例えば左手強化の為に食事・歯洗・入浴時、左手を使う事。また、柔軟性と疲労回復を含めての入浴後のストレッチ等…いろいろ工夫すればある』

情報を発信していれば、何かが起きる。
そして、自分にとって、チームとって活かす材料とする。
多くに方に出会い教えていただいたことは偶然じゃない。
自分が求めるからの必然と考える。
そのきっかけを如何に掴み、ものにできるかは自分次第である。躊躇していては次は望めない。
信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー159】《ベストセラーを読んで》 

【ある日のコーチング・カレンダー159】《ベストセラーを読んで》

パソコンのファイルを整理していると
『べストセラー”バカの壁”を読んで』 で保存されているファイルを発見。
読み返してみる。
10年ほど前のファイルであるが妙に昔を感じた。
読み進むと新しさも感じた。妙な気分であるので読んでもらおうと決断する。

バスケットボール部サブ顧問N先生に紹介されて本屋に直行する。養老孟司著”バカの壁”という本を探した。北里大学医学博士である先生の著書である。
人間の全ての行動は脳が支配する。当たり前のことである。その当たり前のことに視点を向けて人間の行動パターンを解析していこうとする試みを訴えた本である。人間が行動するときに必ずある”壁”、この出現する壁を脳が認識して行動をおこす。この時に”壁”を人間の脳はどのように捉えているのかを教えてくれる本である。平たく言うと物事にチャレンジできる人かどうかと言うことである。チャレンジできる行動パターンの追求を示唆した本である。
行動を起こせば、必ず現れる”壁”、この壁の何処を観ているかで、その人の成長が計れるというものである。簡単に分けると
現れた”壁”の手前を観ている人。
現れた”壁”だけを観ている人。
現れて”壁”の先を観ている。

『”壁”を観て対応しようとする脳の能力(X)と”壁”を取り去ろうと行動する(Y)はX=Yで本来インプット(認識)されたことは「必ずアウトプット(行動)される。しかし、ここにα(感情)が加わって、人間の行動パターンができあがる。』
この感情が加わった方程式がX=(±α)Yである。このαの存在が人間の行動パターンの幅を決定する。要するにαの数値が(+)なら、向上するし、(-)なら低下するという簡単な説明に、妙に納得してしまった。さらにα=0(ゼロ)が存在するやる気なしの人間では、”壁”の克服なんて、何ともならないとの説明である。要するに”壁”を感じて行動をとれなく、無感情で行動をとれないバカの存在である。「そんなことして何が意味あるの」と無関心を装うのである。このやっかいな連中と戦うクラッチには、このまま引っ込めない感情が芽生えてきた。無感情な感情に火をつける事は出来ないのか。

 何故この本に興味を持ったか?
 全ての子に同じように教えても、脳の能力は別に考えても、学ぶ者の受け取り側の視点がずれていてはX=(±α)Yの数式は成り立たない。”バカの壁”とは”脳の視点のずれ”である。この脳の”視点のずれ”がある人間に何を言っても無駄である。受取手や聞き手に脳が理解しようとする能力(脳力)がなくて、受け入れない”壁”があれば、X=(-α)Yと答えは常にマイナスであり、いくら言い情報をインプットしても、言い行動はアウトプットされない。情報の受取手が”バカ”で、”頑固”で、”無知”で受け入れを拒否する精神構造にはつける薬はない。”バカが創った壁は、ベルリン壁よりも堅し”である。そんな壁を認識し、痛感している自分としては諦めるしかないのだろうか?と現状を打破のために読み始めた本である。

 学ぶ姿勢がマイナスよりもたちの悪い(0)ゼロの値を持つ者にいくら熱心に指導しても、わからないものには、教材や練習メニューを与えても絵に描いた餅である。同じ物を観ても、きれい(+)と感じる人と、良くない(-)と感じる人と、何も感じない(0)人がいる。色々な人と接する中でマイナスの要因を持つ人やゼロの要因を持つ人を排除していては、クラッチが取り組むチームは存在、存続は出来ない。ゼロやマイナスの視点を持つ子たちをプラスの視点を持たせるには、指導者である自分の視点を変えるしかないと取り組んでいる。しかし、人間何年もやっているとなかなか自分を変えることは困難である。ましてや人の心に踏み込んで行くなんて出来るわけがない。けど、心を変えなければ人は動かない。人を快く動かせるためにどうすれば良いのかの矛盾でととびついたのがこの本である。

観る目、視点のずれ、脳のずれをどう解決するか?
 読み始めて「やはり、バカにつける薬はない」と言っているのか、この本はと諦めかけて、棒読み状態になりかけたが、「この程度でベストセラーにはならないだろう」と心を入れ替えて、視点を変えて読み始めたら、”おたく”の人の脳という項目に出くわした。”おたく”の人は日頃、X=(-α)Yであったり、 X=(0×α)Yであったりする。自分のやりたいこと以外は興味を示さない脳のメカニズムを持っている。しかし、一度自分の興味のあることに出くわすととんでもないプラスの要因を脳に指令して、行動を開始するのである。そう誰もが真似できないエネルギーを持ち始めるのである。これって凄い能力である。このある日突然、マイナスからプラスに、時にはゼロからプラスに切り替わる”オタッキー(おたく)”の精神構造を学べばいい。興味あることを提供すれば、心が動く。このメカニズムを応用すればいい。一冊の本がバイブルに見えてきた。『くだらない本が転じて、バイブルとかす』は、昼行灯(ひるあんどん)がスポットライトに転じた瞬間であった。”バカにつける薬”を発見した。”バカの一つ覚え”を利用すればいい。興味を待ったことに対して、とことんのめりこむ ”オタッキー(おたく)”の精神構造を利用すればいい。ゼロに火をつけて、プラスとかす言葉を見つければいいのである。

読み返していると今のオフィスKURACHセミナーのフィードバック方式良いことを記憶させれば、今何をすべきかの行動が見えてくる。イノベーションボード創りに通づることである。
改めて、勉強する大切さを自身で思い知ることになった。
ちょっと難しいことを記憶させておけば、いつか役立つものですねを実感した。

信じるか否かは、あなた次第である。

                            

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【ある日のコーチング・カレンダー158】《プロ選手のある一面》 

【ある日のコーチング・カレンダー158】《プロ選手のある一面》

《プロ選手の一面》 技術を支える人間性。

 教員時代、少し時間の余裕があったのでインターネットを開いて、気の向くままサーフィンしていると『賞金女王・不動裕理の素質』(中京テレビ)にたどり着いた。
若き女子プロの活躍で現在、あまり知られていないかもしれない。少し前世代でゴルフに興味のある方ならば、不動の賞金女王不動裕理選手はご存じと思う。

そのインターネットを読んでみるとプロゴルフ選手不動さんがもう一人の母と慕う清元登子プロに小学校5年から指導受け、高校卒業後の4年間を自宅に住まわせて手塩に育ててもらって、今日に至っていることを取り上げたコーナーであった。

不動裕理プロはプロテスト合格時に「挨拶の出来るプロになりたい」と語ったという。その訳は、師匠である清元プロは技術面以上に「人間性」を重視される。お世話になった人に感謝の気持ちを忘れてはいけない。その一つが挨拶であった。「人間してきちんと生きること」を不動プロに教え込んできたことだという。

不動プロは賞金女王にもかかわらず、現在もアマチュア時代からお世話になった練習場を現在も開門前に駆けつけて、掃除をしているという。ここに清元プロの育て方と不動プロの強さであるという。

ある時代、チームで「声」を出せと言うことをテーマで取り組んでいた。
この時に誤解が生じる。
監督の「声を出せ!」を「ワァーワァーギャーギャー」と誤解しているのである。全体で出す「声」は確かに練習が盛り上げって勢いは感じる。その「声」も大切なのであるが、今、監督が要求している「声」とは自分の意志を確実かつ的確に伝えられる「声」を意味するのである。自分の意志を伝えられる「声」の大きさと心が伴った「声」を要求させている。やらされ感ではなく、必要に応じた声を身に付けてほしいのである。

不動プロの目立たぬ場所での人間教育が目立つ場所でプレイでの成功という表現になる。心の伴った挨拶は受け取る人に響くものである。目立たぬ場所で人が見ていなくても、手抜きすることなく丁寧に清掃する不動プロの姿を想像することが出来る。自分が清掃した場所が汚されても不動プロは明くる日に平然と清掃する姿も想像できる。自分にとって大切な場所であるので頑張るのである。

この行動で思い出すことがある。
過去に泊まったホテルを思い出す。その部屋のホテルマン(ホテル部屋)の清掃態度の心使いとだぶる。ベットのシーツの上に「私が清掃させて頂きました。どうぞ御ゆっくりお休みください。○○」と従業員メッセージを添えて客を迎えいれてくれたホテルがあった。実に心憎い接客である。このホテルが繁盛するのが当たり前と思った。全てのホテル授業員に、この精神が行き渡り、嫌味なしに2日間を過ごした覚えがある。清掃という職業に誇りを持ってあたる。

賞金女王4年連続、全てのタイトルを独占して、何億というお金を稼いでも変わることのないこの姿勢を学ばせたい。チームの部員にも指導者がいる。不動プロにも指導者がいる。この構図の中で学ぶ姿勢を教えられてきたのだということを部員に学んで欲しい。素直になれずに、自分の壁を破れずにいる多くの部員に気がついて欲しいことである。

やらされているのではない。自分の意志でやっている事の大切さを知って欲しい。「声」は意志である。責任のある心のこもった「声」を出せる人間性を身につけて欲しい。”やっかみ”や”ひがみ”で人と比べていては、いつもでも上手くなれない。朝練だって、監督に認めてもらうためにするんじゃない。やらされ感ではなく、自分の為にするんだよと言うことをしっかり自分に言い聞かせて欲しくミーティングで話したことを強く残っている。

信じるか否かは、あなた次第である。

                            

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【ある日のコーチング・カレンダー157】《勝利のピラミッドでチーム創り》 

【ある日のコーチング・カレンダー157】《勝利のピラミッドでチーム創り》

どうすれば、強くなる。
どうすれば、チームを勝てる導ける
日々、寝ても、起きても、夢の中でも考えつづけていた大学から教員時代の20歳代。
一冊の本との出会い(プレーヤーとコーチのための『図解バスケットボール』ジョン・ウーデン/ビル・シャーマン共著/日高明訳ベースボールマガジン社発行)
その本の最後ページ記載のないUCLA成功のピラミッドが載せてあった。
衝撃が走った。
先ずは真似て模様と自分で勝利へのピラミッドを製作。
するとチーム育成に何かが見えた。
勝てないチームが勝ちはじめた。
それなりの成果を得た。
そして、2つ目のチームで新勝利のピラミッドを創った。
たった一人の部員スタート、「どうすれば」をゼロから描くことが出来た。指導者としての新たなるスタートとチーム像を描く絶好のチャンスをいただいた。
それから、14年後、退職というピリオドで指導現場から離れた。
それから6年後、今、チーム指導を別の視点で観る機会(起業)で自分が考える必要項目(ピラミッドの積み上げるコマ)を一つ加えることで着地点構築の『改革勝利のピラミッド』でチーム育成の設計図(マネジメント)を提供しようとしている。
28項目とイノベーションブロックを積み上げることでより

1.《素直さ》 努力の道に第一歩。
2.《聴く姿勢》  聴かせる、聴く姿勢。
3.《感謝する心 ピラミッド》 着地点が見える積み重ね理論。
4.《チーム貢献ピラミッド》
5.《真面目は宝ピラミッド》 ”ちょっと上手い”よりも、下手で真面目が最後に勝つ。
6.《根気ピラミッド》 三日坊主でもいい、とにかく始めることである。
7.《生活習慣ピラミッド》 千里の道もクラブノートから。
8.《計画性ピラミッド》 先に見えるものが違ってくる。
9.《信頼ピラミッド》 どん底を見なくては・・・。
10.《思いやる心ピラミッド》 ほんの少しの気配りが人の魅力となる。
11.《伝達力ピラミッド》 ゲームの達人を目指して。
12.《挨拶ピラミッド》 コミュニケーションの原点である。
13.《仲間意識ピラミッド》 真の友を高校時代に探せ!
14.《ライバル心ピラミッド》 ライバルは自分自身。
15.《楽しむ心ピラミッド》 楽しくなくちゃバスケじゃない。
16.《技術論ピラミッド》 ほんの少しの技術論、技術なんてどんな理論でもいい。徹底させる心があれば、それでいい。
17.《創造力ピラミッド》 とことん思いつめることも時には必要である。すると見えてくることがある。
18.《伝統の力ピラミッド》創設期からの一日一日を大切にすることが力となる。それが伝統である。
19.《コンディション ピラミッド》 日常を如何に維持させるか。
20.《キャプテンシー ピラミッド》 現代の若者に男気を求めていく姿勢。
21.《モチベーション ピラミッド》 やる気の持続って難しい作業である。
22.《プライド ピラミッド》 自分に対する誇りを持て。
23.《状況判断》 成功の秘訣は状況判断を分析する力。
24.《戮力協心 ピラミッド》 一致協力して物事に当たる。
25.《一体感ピラミッド》 50名を超える部員と指導者が創り出す一体感とは・・・                           
26.《平常心ピラミッド》 要求水準を上げる
27.《闘争心 ピラミッド》 戦う場所は何処・・・?
28.《成果構築 ピラミッド》

そして29番目の《イノベーション構築 ピラミッド》

この項目はチーム事情により異なり、必要とされることが加えられたり、なくしたりすることは当然である。私が受けた最初の衝撃と異なるものがあってしかるべきだとも理解している。
また、このピラミッドですか?とは考えずに、成果を出すための『修正・改革』のイノベーションを起こしてみませんか。

やる50%、やらない50%。
『やらない』を選択すれば、可能性はゼロかも知れません。
『やる』を選択すれば、可能性と成功の確率は上昇する。
どれぐらいと言われれば、『成功の確率87.5%』と答えている。
指導者はどのぐらい自分たちのチームの可能性にチャレンジできるか、自分の提案の図式を如何に描けるかが成功への鍵となる。
私は過去にこのピラミッドとの出会いとチームに必要な育成スキルをチーム事情に即して考案することでチームが変わった経験をしている。
その一部を伝えようと試みている。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー156】《選手選考とチームつくり》 

【ある日のコーチング・カレンダー156】《選手選考とチームつくり》

選手選考とチームつくり。

 チーム登録数が、多い都道府県でのセレクション(選抜)チームの選手選考は非常に困難である。セレクター(選考に当たるスタッフ)は、実に大変だと推測される。
 どのような選手を選考すれば、最も強いチームを作れるか、それが選考会のテーマである。だからこそ、その年の最高と思われる各都道府県ドリームチームの結成を期待する。インターハイとは異なるタレントが登場する国体、各都道府県のスタッフが、その年のベストメンバーで、チームつくりの見本になる試合を期待したい。だから国体が楽しみになる。心から応援したくなるメンバーを選考してほしい。選手と指導者に夢を与えてほしい。
 
ある時期、選手の選考から試合計画までをあまり目立たないが、成功した例を職場の同僚であるサッカー部顧問K先生から、お聞きして、非常に興味を持ち、我々指導者のチームつくりに参考になるものを感じたので取り上げてみた。そして、どうすれば強く魅力あるいいチームを創造できるかを考えてみた。
 
 古い話とは思えないことを書き残していた。

そんな大会あったかと盛り上がりに欠けたある時代の東アジア大会。
 この大会の日本サッカーチームにチームつくりの原点を見つけた。
 学生で構成されたチームが、優勝した。日本サッカーが上昇気流に乗っている一貫としての優勝である。そして、その勢いが乗り移ったのか、ワールドカップのプレ大会で日本A代表の準優勝は、素晴らしい。特に学生チームは、J1やクラブチームに有力選手を獲られる中での選抜チーム結成には苦慮したことだろう。だからこそ、東アジア大会の日本サッカーチームは、大きく評価されるべき優勝である。その選考には、短時間で監督の意志が的確に伝達され、選手に「考える力」と「実践力」を要求されるであったのではないだろうか。でないと短期間であれだけのまとまりあるチームを作れないだろう。それを受け止めて戦った選手は素晴らしい。そして、監督・コーチ・スタッフの能力の高さは、またまた素晴らしい。選手選考に際しての基準を明確にされて、選考スタッフ意識の調整力と観察力の高さをみることが出来る。強いチームの寄せ集めに成りやすいセレクションチームの実体に挑戦された指導者の勝利である。

 このチームの成功したセレクションの方針に着目した。
①J1やクラブチームに選手を持っていかれているけども、大学にも有能なタレントは  揃っている。その中で「学ぶ姿勢」を優先された。
②「なぜ、俺を使ってくれない」と態度をあらわにする選手よりも、「どうすれば、使ってくれるのか」を考えて取り組んだ選手を優先させた。
③監督の試合計画にマッチした選手選考を実施した。「なぜ、あの選手を選ばなかったとの批判もあっただろうが、少しの技術的な劣りよりも、頑張る姿勢やチームの和を優先させた。単なる体力的な頑張りでなく、監督スタッフの意向をくめる選手を選考した。
④そして、相手チームのスカウテングを徹底させて、あきらめないハードなサッカーを展開させる。参加チームから、「どんなハードな練習を取り入れたんだ」と驚嘆させる試合結果を残した。
 これは、K先生からお聞きしたことを基に、推測の域を脱しないが考えられる内容を上げてみた。

自分のチームに置き換えて選手選考を考えてみる。
チームを指導するときのレギラー&ベンチメンバーの決定は、監督業の永遠のテーマである。日頃の練習でも、全ての選手に満足させられるプログラムを提供するには至難の業である。ましてや狭いコートエリヤでは、益々至難の業である。その環境の中でスターター&ベンチメンバーをチーム内で選考して行くにはどうすれば良いのかが、監督業としての自分のテーマである。
真面目さを全面出すのは、当たり前のこと。
 休まない、サボらないは、当たり前のこと。
 しかし、真面目さの基準は、個々の人間によって捉え方が異なる。
 朝練一つを取り上げても、いつも参加しているが参加しているだけで向上心が薄い部員とテーマを持って、朝練を続けている部員とでは、月日を重ねると差が出てくる。けど、どちらのタイプも真面目に朝練は続けている。なのに監督が与えたテーマ練習では、理解力の差でかなり差が表れてくる。単に参加しているだけでは、質の向上には繋がらない。この部分の意識改革がチームには必要である。
 
 私が指導していたチームは、公式戦メンバー決定までには、かなり平等にプレイングタイムは、与えられる。日常の練習では、全ての部員が同じ練習メニューと時間を与えられている。だったら何処で差が付くのか、元々の能力、それも一つの要因になる。けど、元々の能力優先では、部員は、努力しない。選ばれし者だけの集団しか成功しないことになる。これではチームのモラルはきっと低下していくだろう。やはりチーム内に努力の過程をチェックする機能を持つこと。そしてその基準が、明確に部員たちに伝えられるチーム機能を持つことである。同じメニューをこなすチームの利点は、練習試合での試しが実行しやすい。そして、結果を比較し易い利点がある。ただし、全ての部員にプレイングタイムを約束しなければ成らないので、どうしても練習試合が一日中になる。
 
 結果を出せる者と出せない者の差は、何処にある。
①で上記②の話をしっかり聞いて、自分で考える能力を身に付けさせる。
②チームのテーマ、個々の選手のテーマを明確にしてやる。そして、自分で考える能力を養う。
③最後の所は自分で判断させること。結果を最後まで、指導者の手を差し伸べてはならない。結果は、良きにしろ、悪きにしろ、自分で出させる。
④結果に対しては、指導者が必ずコメントすること。
⑤努力の結果に対しては、完全否定してはならない。
⑥失敗に対しては、「もう一度チャンスを与える」とコメントすること。自分で考えられないときには、アドバイスすること。
⑦チームの一員になるためには、コツコツとした努力が必要である。チームメイトは、その姿を見ている。
⑧アドバイスを求めてくる環境を作る。
⑨コーチのアドバイスを聞き入れれば、良い結果に結びつくことを自覚させる。

このようなテーマで接していけば、かなり自分の頭で考えて行動できる力は付く。しかし、一人の指導者で運営して行くには、部活動は困難な時代である。ましてや40人という大所帯では、益々困難さを痛感する。複数の指導者が一つの方向性を見出して、協力して育てていく時代である。このチームは、二人の顧問と一人のコーチと二人のOBコーチでチームを運営している。それぞれに役割があり、努力出来る環境作りをしている。チームスタッフに迷いなし、結果は、どうれあれ、チームに一つの方向性が、感じられるように運営すべきである。選手は敏感である。このチームで頑張れる素地を創造する力を持ちたい。

過去の事例を参考にチーム創りを試みた。
ささやかな結果ではあるが成果が見え隠れした。
この積み重ねで成果を出そうとチャレンジした。
そして、浸透させた。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー155】《365歩のマーチ》 

【ある日のコーチング・カレンダー155】《365歩のマーチ》

《365歩のマーチ》 懲りない面々に一人歌う。

成長の度合いが判らない。
でも、よくある話。

自分の成長が、自分自身で判らないと集団(チーム)の成長なんて自覚できるはずがない。日々ミクロ、マクロの歩みでも敏感に捉えて、出来るだけ部員や選手の目線に立って伝えようとするが、指導者の千分の一も伝わらないのが日々の現実である。水前寺清子の『365歩のマーチ』状態である。「一日一歩、3日で三歩、三歩進んで二歩下がる」である。それでも3日で一歩は進む計算になるのだが、「今時の若い連中は・・・」とあえて、禁句にしてきた言葉だが、使いたくなる。今日この頃である。

 ある強化大会の第一日目に際して、チームの徹底事項を三つ示した。
 ①「時間を守れ!」
 ②「自分の物は自分で管理しろ!」
 ③「自分がスタートメンバーになるという意気込みで取り組め!」
 この3つのことを実行しようと3月29日にミーティングして別れた。
 
 ○月○日の朝、集合時間6時30分にほぼ全員のメンバーが集合していた。監督が指示していたのは、6時50分である。ところが選手ミーティングで6時30分にすることになった。だから、マネージャーは「監督、6時30分には校門を開けてください」と申し出があった。「わかった。20分には開けとくわ」で別れた。ところが、50分には全員そろわなかった。出発の5分前には、いかにも「今起きました」と言う姿で駆け込んで者がいる有様である。この時点では、まだ、指導者クラッチは我慢していた。そして、一路○○工業高校に出発した。
 思ったより早く到着して、時間的な余裕があるので着替え、外アップを任せた。ところが、試合10分まえに全員揃わなかった。それでも、指導者クラッチは我慢した。「あと、20秒ほどやで」と急ぐように言葉をかけたが、急ぐ気配なしである。これにはさすがのクラッチも”まじ切れ”した。○○工業高校コートの皆さんが震え上がる”切れ方”となった。『監督の指示を徹底しよう!』がこの春のテーマであったはずである。それが観光バスに乗ったとたん、遠足状態である。到着するやすぐに買い物で朝の早くからアイスクリーム、スナック菓子である。その楽しい時間をそのまま試合会場に持ち込んでしまったのである。当然、すきだらけのチームである。立ち上げ一方的にやられる。クラッチは指示するどころか、「学ぶ姿勢なし、このまま謝って帰阪しよう」と言い出す始末である。コーチにも「あなた方は、真剣に全国大会に出る気持ちがるの?」と追い討ちをかけられる。この自覚のない、懲りない面々、どうにかならないのか。我がチームながら、情けなくなった。
この指導者クラッチの怒りをもろに受けとめた正統派の連中は、試合では頑張りだした。この異常なまでのプレッシャーの中でも、自分を失わずにプレイをやり続けたのである。チームを背負ってたってやるとの自覚のあるものは、試合で素晴らしい集中力で結果を出した。叱られたものは、何も出来ずにうろたえているだけである。ここに大きな差が生じるは当たり前である。浮かれ気分、約束事が守れないものは、場を与えても”借りてきた猫”である。何も出来ぬままに小さくなっているだけで”あかんたれ”なばか(若)者である。自分で招いた事を自分で解決できないばか(若)者がチームに生息し始めたことが悲しい。

 こんなことも挫けずに、「早くはわかってよ」と『365歩のマーチ』を歌い続ける指導者クラッチである。

信じるか否かは、あなた次第である。
                

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【ある日のコーチング・カレンダー154】《リピート》 

【ある日のコーチング・カレンダー154】《リピート》

《リピート》 単調であるが繰り返すことの大切さ。

「リピートさせる大切さ」

 リピート、日本語で「もう一回」。選手にとってコーチから発せられる言葉で、最も嫌な言葉の一つである。選手時代に多かれ少なかれ経験する、やり直しの監督からのお言葉である。失敗ペナルティーのリピートは、やらされている嫌な気が残る。けど、やり直しは大切な方法である。
 何故、リピート「やり直し」が大切なのか。それは『成功感』取得のためなのである。しんどいことが次に待っている感覚では、失敗感を二重に脳に悪い記憶をインプットする。
この失敗感を強く残る練習方法は改善すべきである。練習後に成功感を脳に記憶させるためのリピートは必要である。それが時には過酷という言葉で済まされないようなきついトレーニングでも、必ず成功させて、また成就感を持って終了させる配慮があれば、選手の脳裏には、良いイメージだけが蓄積していく。
 ある時代の指導していた時の練習は、ガッツポーズのオンパレードである。失敗したプレイをそのままに終わらせないチームとしての体質が出来上がってきた。失敗した者やグループは、すぐさまチームメイトから「もう一回(リピート)」の声が飛ぶ。すぐさま、次のプレイが始まる。そして、成功して終わらせる。そして、ガッツポーズと成功へのチームメイトからハイタッチと拍手が起きる。この拍手が時にはうるさくてたまらない。けど、成功感が残ると効力感が残る。
練習メニューが変わると最初ギクシャクする。特に部員は戸惑いをあらわに示す。
監督の説明をしっかり聴いてない者には罵声が飛ぶ。しかし、理解しようとして聴きいった者が出来ないときには、まず成功することからハーフスピードで始める。ゆっくりとかみしめるように丁寧にプレイさせる。ゆっくり、ゆっくりとプレイさせること。それが大切である。そして、選手の脳に成功する動きをインプットさせる。すると徐々に出来だす。最後にトップスピードで成功を伴うプレイを計画する。成功した。このことだけが記憶される。このメカニズムが大切な試合で必ず復元される。成功感がもたらす意欲が生まれる。
 リピートは大切である。成功感を伴う繰り返しがチームのムードを高める。失敗回避メニューを組み込む。その典型的な技術がリバンドである。あっ!シュートを落とした。リバンドによるシュートで成功したオフェンスで終われる。失敗したことを叱るのでなくて、失敗をフォロー出来なかったプレイを叱るべきである。チームメイトのプレイをフォローできない、そのプレイを考えさせるべきである。それがフロアーバランスのチーム内原則を生む。これが成功感を創る技術的背景である。

最近、セミナー&クリニックで『感謝・ガッツポーズ・ハイタッチ(バーン)で創ろうコミュニケーション』で意思の共有、「出来た!」の確認&認識の表現方法と実行してもらう。チームとしての『出来る』の確認作業は必要でモチベーション維持向上に効果的であるであると説く。しんどい練習も楽しめるスキルに加えてみてください。効果は上がる。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー153】止静(しじょう) 

【ある日のコーチング・カレンダー153】止静(しじょう)

止静 坐禅の始まりを指す言葉
止静①
写真は萬福寺境内

大衆が止住し寂静となるさまを言う
止まっている人には、始まりの合図
過剰にうごく人には、止まれの合図。
ともに、動作は同じこと
坐禅の始まりを指すことば 止静
ともにめざすべき道は 中道
どちらにも効果があるのが 坐禅
止静 一度、止まって、自分をみつめる。
過剰なのか不足なのか。見極めることはとても大切
しかし、真剣に問わなければ 答えは見えない。
止静 自分をみつめる禅のはじまり
-曹洞宗 長谷寺HPより-

『止静』、しじょうと読む。
この一連のブログを拝読していると『止静』って、『しせい』とも読めるよね。
「姿勢を正す」に相通ずるのでは、強く思った。
私が続けていることがある。日々のブログ更新とツイッター&facebookである。
特にツイッター&facebookでは「おはようございます」から一日の始まりを心がけている。
私にとっては姿勢を正すための言葉が朝の挨拶「おはようございます」である。
見知らぬ方々がインターネット画面の向こうで読んで下さるかも、くださらないかもしれないが「おはようございます」で一日の始まりを常とする。

『止静』
この言葉の出会いは京都黄檗萬福寺である。
止静②
止静③
止静④

そして、長谷寺HP
『止静 一度、止まって、自分をみつめる。
過剰なのか不足なのか。見極めることはとても大切』
そして、『姿勢を正す』につながる。
コーチングにおける指導者の姿勢への学びである。

『坐禅の始まりを指すことば 止静
ともにめざすべき道は 中道』
共通ベクトルの共有につながる教えとしてインプット。

『止静』という言葉の出会いで、見えてくるものがある。
振り返ることから次がある。
次とは未来にある成功イメージである。
「こうすれば、こうなる」効力体験を伝える。
日々、見つめ直し、時には立ち止まり、視線は常に前とする。
それを『教える』に活かす。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー152】《ファンタジスタ》 

【ある日のコーチング・カレンダー152】《ファンタジスタ》

ミラクルプレイも関係者の努力でスタンダードに。

「ファンタジスタとは?」
 サッカー界で最近よく使われる言葉だと教えられた。
 日常的な思考、判断から抜け出たプレーが『ファンタジスタ』と呼ばれている。その言葉の始まりは、どうやら70年W杯での神様”ペレー”のプレイが発端らしい。サッカー界では『ペレーのD抜き』として語り継がれているプレイから、常識では考えられないプレイが大観客の前でおこなわれたことに驚嘆した言葉が『ファンタジスタ』である。この言葉を知って、つい最近の日本対コスタリカのワールドクラスの親善試合で同様なプレイをサントスと言う日本に帰化した選手が、何度となくチャレンジして観客をわかせていたし、相手を困らせていた。
 「そんなプレイみたことない」の驚嘆の声から、30年後、日常的なプレイとして選手は使っている。これも『ファンタジスタ』である。凄いプレイが日常化するには、多くの指導者や選手が練習メニューとして取り組み受け継がれてきたのだろう。
 バスケット界のスーパースターシカゴブルズ”マイケル・ジョーダン”のエヤーという伝説的なスラムダンクも、今やNBAでは日常化している。先駆者がパフォーマンスしたプレイが風化させることなくスタンダード化して行く。バークレーステップ、ギャロップステップ、ユーロステップと進化し続ける技術。更なる凄いプレイがいずれ生まれる。そして、『ファンタジスタ』の驚嘆の言葉と共に誕生する。

 新入生が入部してきた。上級生と一緒にプレイさせると何でもなかったようにプレイする。そして、上級生を驚嘆させる。これも『ファンタジスタ』である。上級生はうかうかして居られない。このことを真剣に受け止めた上級生は、チームに生き残れるだろう。それを感じられない上級生は、かなり後で気づき始めるだろうが、それでは遅すぎる。負けるなよ上級生と色々な表現で監督は伝えているのに、変化のみられないことに寂しさを感じる。2年3年苦労してきたことに自信を持てよ。自分に出来るチーム貢献を真剣に考えろよ。上級生の良変することも『ファンタジスタ』である。

NBAや世界レベルの技術でなくても、その子にとって、そのチームにとって「あっと驚く(ファンタジスタ)プレイがうまれれば最高!」
大変身を遂げるそのチームのスーパースターは生まれる可能性はある。
また、突然、すげぇって感動するようなプレイを、やってしまったチームプレイが出現するかもしれない。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー151】《はざま》  

【ある日のコーチング・カレンダー151】《はざま》 

自分のチームに心底惚れなよ!

 上(1番)でもない、下(三番手)でもない。
なのに1番を目指すある高校バスケ部。

あるバスケットボール部に入部してくる部員の中には、中学時代に本当は○○高校へとか、△△工業へとか、私学□□高に行きたかった願望を持った者が毎年何人か入部してくる。年々、その数は減っているが、やはり、存在する。それが指導者として悔しい。学力、経済的なものなどなどの理由で、行きたい高校に行けないが、バスケの弱いチームではしたくないと言うレベルの部員が入学してくる学校、それがこの高校バスケットボール部が抱える現状であるかもしれない。

だから、上手く行かなかったときに、「本当は、この学校に来たく(入学)なかった」などと逃げ場をつくる傾向を強く持つのかもしれない。その原因の多くが、この学校より、別に憧れの学校がある。そのことがこのバスケットボール部の持つ特徴の一つであるかもしれない。このことは、監督として非常に悔しい。このチームでやろうと決めたら、「本当は行きたい学校があった」なんて口に出すなよ。

それが男と言うもんじゃないのか。
だから、心底この学校、このバスケットボール部を好きにさせてやるが、指導者が頑張るエネルギーの源としてほしいのである。

 当の部員にも、世間様にも、不本意入学、入部の事実を隠す気もないし、駄目だとも思わない。しかし、この事実は悔しい。この悔しさが、この学校バスケットボール部を強くしたい指導者としての最大のエネルギーになっている。「この学校バスケがしたい」と進んで入学してくる部員の数を増やしていきたい。
 心の隅にある、「僕は○○高校に憧れていた」などと言わせたくない。「機嫌よくバスケを楽しんでいるから、いいじゃない」では、決してトップを目指すことは出来ない。コンプレックスをなくし、プレイヤーとしても、人間としても自信の持てる部員を育てたい。そのことが、真剣にこの高校バスケ部をほれさせるために必要な戦うべき内容である。

 このバスケ部は、ハザマの選手を集めて、トップを目指すチームである。ほんの少しバスケ好き程度のものが、多く入部してくる。入部してみて、初めて知るこの高校バスケットボール部の目指すところである。そんな子が大部分である。だから、トップレベルの集団になりにくい。いわゆる上でもなく、下でもないレベルの意識と技術の集団である。そのハザマとは、技術的にも、学力的にも、上でも下でもない意識の子を集めて、天下取りを目指すバスケットボール部である。

 入部後、3年間かかって、「俺たちにも出来る」意識を持てる様になる。不本意な入学でも、入部でもいい。とりあえず入学し、バスケットボール部に入部したと言う事実があればそれで良い。必ず、バスケ大好き、この学校のバスケ部大好き少年にしてやる。この意気込みをこのバスケ大好き少年にインプットしてやる。だから、クラッチは、このバスケを大好きにさせるために何でもできる。この”こだわり”で支えられているチームである。それがこの学校のバスケットボール部である。

 不本意入部の選手ばかりではない。本当にそのバスケ部に憧れて、入学入部してくる者もいる。この子らに、報いたい。指導者がこの部を強くしたいエネルギーの一つである。3年生の最後の最後に、「俺の行きたかった学校ではなかった」なんて言われたら悔しい。大声で「○○高校バスケットボール部万歳!」と言って卒業させたい。

 あるHPの書き込みに、自分の属している以外の学校のことに興味を示す事柄が、出てくることが多い。それは大切なことである。けど、そんなに他にチームのことが気になるなら、本当にバスケで強くなりたいなら、すべてを捨ててでも、その学校に行くべきである。本当にその学校のバスケットボール部に入部したければ、死に物狂いで勉強してでも、行くべきである。その逆もある。学力的に十分すぎる子でも、親の反対を押し切ってでも、やりたいバスケを入学後も真剣に取り組める環境の学校を選択すべきである。どんな場合でも、入学後に不平不満は言うべき、事柄ではない。自分のいる環境で最大の努力をするのが、さわやかなスポーツマンの精神である。自分が属するチームに心底惚れる。そんな部員を育てる高校のバスケットボール部でありたい。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー150】《挨拶という躾》  

【ある日のコーチング・カレンダー150】《挨拶という躾》 

ある学校の体育準備室前扉に

 体育科入室心得
1 .失礼します。
2 .私は○年○組(○○部)の○○ですが、
   ○○先生に○○の用件で来ました。
3. 失礼しました。
服装の乱れている生徒の入室禁止! 体育科 

なるものが掲示されてある。せめてもの躾(しつけ)として励行させようとの大人の思いである。一度でもこの部屋に入室した生徒は、一度目出来なくとも二度目からは、ぎこちなくともほぼ全員出来るようになる。『出来る、出来ない』の原点は、『させる、させない』である。このことを実行させることで痛感させられる躾教育である。
 入室の挨拶が出来ない生徒には、その場で正す。すると何とかしようとする。「最近の
子は、挨拶もできない」とぼやくよりも、教える大人側にも諦めが支配している場合が多い。たしかに、挨拶、敬語など教えられていない生徒の数の多さに、挫けそうになるが、日本の良き文化を継承させる必要性は、学校教育の重要なポイントに感じる。

 ある朝。入室心得をマスターしている運動部の生徒が元気良く入室してきた。
 「部室の鍵を取りに来ました」
 「ありがとう御座いました」
 「失礼します」
 満点の出来映えである。
 別の先生に鍵を取りに行くように指示されて来たこの生徒が、体育館に入るなり、
 「先生、」ここまではOKである。
次が「これちゃのん(違う)、うっといなあ」である。
 二人に教員の開いた口が、しばらく開き放しであった。
 「その口の聞き方何よ!」
 その子の表情を見ると「何か悪いことでもした」と訴えている。
 躾教育のやり直しである。
 「君(生徒)と僕(教員)は、友達でない。その言葉使いは、社会では通じないよ」
 やはりこの子の表情は変わらない。
 「世の中で十分通じているで」と言わんばかりの表情である。
 「学校の常識、日本の非常識」と訴えても、この子の表情は変わることはない。

ここで負けていては、指導は成り立たない。その事は、3年か指導していて、痛いほど経験している。今、教えなければ、いつ教えるである。
 
それはなぜ、今年の就職戦線で部活の部員が悪戦苦闘している。とくに大人を相手の会話が不慣れなものだから、面接試験で好感度の対応が出来ないのである。それが、”あがり”となり、自分を見失った表現しか出来なかった。その事を試験後に訴えている。この子に対しても、かなり、人前で話させるトレーニングをしていても、心底身に付くまでに至らなかったのである。やっぱり、不合格の通知を受けている。本人の問題もあるが、指導者として悔やまれる出来事である。この子は二度目の試験で合格通知をもらったが、本人は強く反省している。
ささやかではあるが、挨拶の仕方は大切な教育の一つである。

信じるか否かは、あなた次第である。


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【ある日のコーチング・カレンダー149】《でも…。》  

【ある日のコーチング・カレンダー149】《でも…。》 

成長しない言葉のバロメーター。

「でも・・・。」という言葉。
指導者が選手にアドバイスをする。
指導者「そのプレイのここを直したら、スムーズに行くよ」
選手A 「あっハイ…。でも、あの人が上手くパスしてくれないんで…。」
指導者「だったら、パスを送ってくれた子と話したら」
選手A 「でも 俺悪くないもん」
指導者「そうじゃなくて、上手くいくように君にアドバイスしているだけやで」
選手A 「…。」
指導者は叱っている訳じゃないのに、選手A 君の顔は不満だらけである。
その心には「何でオレだけに言うねん、うっといな(うっとしい)」がぬぐい去れない。
最近の高校スポーツ界に結構良くあるケースであるし、チームにはもこの種の選手は、結構生息している。
こんな子に、指導者クラッチは結構冷たい。
「あっそう。別にいいよ。勝手に学び」と二度と教えない。
選手A 「でも…。」
でもを三度繰り返す。この子の人間的、プレイ的成長は、しばらくストップする。
ますます、不満の顔と心は続くが仕方がない。
指導者は待つしかないのである。
「鳴かずんば、鳴くまで待とうホトトギス」で徳川家康ぶる監督クラッチが存在する。
3年間かかっても良い。でもの言葉がなくなるまで待つ。
素直に「ハイ!」の言葉がいやみなしに出てくるまで待つ。
輝いた目、監督から目線をそらさない、そんな日を待つ。
監督の前だけでない色々な人から「選手A君は変わったね」の言葉が届くまで待つ。
監督クラッチの情報網は、かなり広く、道歩く近所のおばさんから、通学時の駅員さんなど多種多様にわたる。
何かの影響を受けて、変化が監督クラッチの耳に届くと
試してみる。
選手A君に最もキレる一言を無理に言う。
「だから、駄目なんだ」
選手A 「すいません」
澄んだ目で言うその一言を待つ。
その日から同級生の仲間入り、後輩の憧れの先輩に変身する。
嗚呼、長かった日々である。
しかし、これで良い。
この日からプレイがいっきに伸びる。不思議である。

特に3年生は、最後のシーズン時。
ここで最後の仕上げをしてほしい。
人間的成長をする仕上げをしてほしい。
自分が本当に「バスケをやっててよかった」と心から言える自分を創造してほしい。
自分のために、チームのために。
後輩たちは、努力する上級生に憧れを持つ。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー148】《スタンドからの声》 

【ある日のコーチング・カレンダー148】《スタンドからの声》

 聞こえた声で起死回生のプレイへ。
「スタンドの声」JWBLプレイオフから。

かなり過去の読売新聞3月14日記事より。
「スタンドにいたおじさんが、『浜口っ。台形(ペイントエリヤ)で(ボールを)もらったら思い切りいけ』ってどなっているのが聞こえたんです」
 JWBLプレイオフの5戦は本当に凄かった。このような試合が続くなら、バスケットボールのファンは去らないし、素人のファンも引きつけるドラマチックな5日間であった。あのような熱き戦いをコージネイトされたちチーム無関係者に心から拍手を送りたい。ましてや選手一人一人に「ナイスゲームを有り難う」とお礼を言いたい。エナジー&シャンソンに勝者敗者はあっても、バスケット界にとっては両チームの選手は救世主です。バスケット界関係者の皆さん、この両者の戦いに水を差すような組織運営をしないでほしい。休部や廃部など悪いことばかり、厚く燃える中・高・大学生が失望することばかりです。先の見えぬ組織にうんざりし始めている矢先にこの素晴らしい『女たちの戦い』を大切にしてほしい。
不調の浜口を勇気つけたスタンドからの声。本当に聞こえたなら真のファンの『心の声』です。それをきっかけに第3ピリオドの立ち上がり3連続フックシュートは圧巻でした。凄いの一言です。「もう頑張る材料は私たちにありません」とシャンソンの選手に宣言させてしまった女王浜口のビックプレイである。

 ここで注目したいのが『心の声』である。本当だと思うが浜口選手に届いた声は、私は実際にはなかった声ではと思う。なぜこのようなことを言うか、過去にこのような経験があるからである。昭和61年度、この年から3Pシュートが導入された年である。その年の近畿ミニ国体の決勝。少年男子戦での後半残り数秒での出来事である。

 後半、残り数秒で90対92と相手のリード。
 もう駄目かと思ったときにスティールに成功。
 キャプテンFが速攻のリーディングへ。
 そのまま、レイアップシュートに、そして、延長と考えたその瞬間。
 F選手は、何と3Pエリヤでストップ、そしてシュート。
 ブザービーターでカンウント。
 93対92で大逆転。
 胴上げされる監督倉田の頭の中では「何故、3Pシュートを打った?」が渦巻いていた。
 しかし、試合は劇的すぎる勝利である。
 この時の相手チームは全国の頂点を目指すチームであった。
 そして、大阪はタレント不足の年度で頑張るしかないチームであった。
 勝てないかも国体出場できずを覚悟して、それをかぶって引き受けた監督でもあった。
 そしてまさかの本戦出場と国体3位の入賞にわいた年であった。

 何故、この話を出すのか。今年のJWBLでの浜口の記事が原因である。この試合で打った3Pシュートに対する疑問を試合終了後のミーティングでキャプテンFは、ベンチから倉田先生が「F、3P!」と叫んだというのである。監督としては延長のことで頭がいっぱいで、その準備に入っていたところである。にも関わらず、幻想の言葉「F、3P!」を信じて打った3Pがものの見事に入っての勝利。本当に不思議な出来事である。
F君は今でもこのことを信じているという。「勝ちたい」「勝たせたい」気持ちが生み出したエピソードである。
 ジャパンエナジー浜口に対する観客席からの『心の声』は、浜口自身の声ではないだろうか。プレイオフ最終戦、観客席の声が届くような状態ではなかったと思う。やらねばと思う気持ちが彼女の心と体を動かせたのと信じたい。本当に伝説めいたことが語り継がれても良いナイスゲームであった。 
 ビバ、バスケットボール。
能力は実現出来た時に開花すること教えられた出来事であった。

信じるか否かあなた次第です。

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【ある日のコーチングカレンダー番外編】 

【ある日のコーチングカレンダー番外編】

今日は朝から、もの凄く、高ぶりを感じる。
この高ぶりは、競技へ向かうアスリートの高揚感であると実感している。
明日のセミナー前に良い意味の高ぶりと自覚している。
ワクワク感と緊張感の同居が良い結果を引き寄せる予感を大切にしている。
今日も新鮮に居れる自分との出会いが今日もある。

この感情は昨日今日に始まったものではない自覚がある。
我が人生の小学校〜中学時代まで、自分の周囲にはもの凄く運動能力の高い同級生がいた。中には、全日本級への道を歩んで行った者も居た。
ただ、「凄いな」と指をくわえて見ていたし、憧れて、羨ましく眺めていた。
ある時、「お前には能力がある」と背中を押してくださった先生が居た。
「えっ、この俺に?」だった。
しかし、その人の一言が今に繋がっている。
その能力を試せる時がやって来た。かなり充実した体育祭での400m走、I君は同級生の中ではスーパーヒーローであり、いつもぶっちぎりで誰も勝てなかった。
だから、この種目への登録も数少なかった。
なぜか、あえて、登録した自分がいた。
レースの前に出来るだけ人目につかないところでアップしていた。
そして、本番、なぜか、レース前と違う自分がスタートラインに立っていた。
凄く冷静で、心拍数もゆっくり打っている。
なぜか、「勝てる!」が浮上していた。
するとスタートすぐにスーパーヒーローである子の息づかいが感じて、レース途中、ロングスパートに出ている自分がいた。そして、一番でテープを切った。
全くしんどさを感じていない。これがゾーン現象なのかとも後々感じることとなる。
それが中学二年生の時、また、三年生の時、この種目にチャレンジした。
ところが、そのスーパーヒーローが登録していなかった。
そのレースはかなりの大差となって、勝ったがあまり面白さを感じなかった。
指導者になってから、競うものがいてこそ、対戦相手があってこそ、面白いと感じる日々を過ごす事となる。
チャレンジャーである自分の原点はその時にあり、背中を押してくださった恩師の姿が指導者の姿勢だとインプットされた瞬間である。
能力なんて、やって見ないと開花しないことだってある。後づけで「凄げぇ!」でも良いじゃないかとその時から思えるようになった。
「やれるかも」を提案できるのが指導者である。指導者もできる可能性を自身が身につける姿勢は必要である。
『やれるかも』の具体化スキルの提案目指して、日々是学ぶである。
信じるか否かは、あなた次第である。
今日も向き合う姿勢を忘れないことである。

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【ある日のコーチング・カレンダー147】《シュミレーションSimulation》 

【ある日のコーチング・カレンダー147】《シュミレーションSimulation》

緊張して、真っ白になって、あがってしまって、公式戦で何が何だかわからないまま間に気が付けば、負けていた。
良くある話であり、何度も経験した。
公式戦当日、過度の期待をかけない。
所謂、平常心で臨ませることを念頭に置いての取り組みスキルを導入する。
「のびのびさせること」聞こえはいいがここにも魔物は潜む。
緊張感ないままにだらりっと入り、力の出せないままに終わってしまう。
特に若い世代では、このコントロールが難しく、チームマネジメントに大きな比重を占める結果を生む。
選手だけではなく、チームの指導者にも同様のことは起きてくることも多々ある。
そこで対応策スキルを実践して、効果をだしたことを部員たちがその後、自分たちの伝統とした。
Simulation001.jpg

試合当日のチームの行動を予行させる意味は・・・・。
シュミレーション Simulation
試合当日の行動をシュミレーションする。
ゲーム内容をシュミレーションすることやイメージトレーニングで精神的あがりを作らないように各チーム色々な工夫をしている。チームが取り組んだのは、試合当日の集合からゲーム開始までをシュミレーションして、

①各自の家から集合場所を考えて5分前集合。
  学校体育館前を集合場所として、1年生は各自の分担されたチームの荷物を持って、予め当日と同じ状態での集合。
②更衣は体育館周辺で済ませる。
③オフシャルチームは予め決めておく。
④ハーフアップは全員で。全てコートマネージャーの指示で行う。
  ハーフ5分前には体育館中央で待機させる。
⑤ハーフアップ終了後、メンバー発表。
⑥体育館外でのアップ。コートマネージャーが立てた計画にキャプテンの判断で強弱をつける。この指示には絶対従う。
チームの意志決定の一本化。従わない者は試合の出るチ ャンスなし。但し事前の申し出でキャプテンが判断する。
判断の材料は、天候特に気温、体調などである。
基本的には息を一度は完全に上げる内容であること。
⑦部旗係は、試合前10分間に必ず張る。
⑧試合前のアップは、ベンチメンバー15名(都道府県で異なる)によりで集中して頑張る。
⑨シューティングのボールは、スターター中心に多く打たせる。
 この配慮が時にはチームないときがある。日頃、レギラーやベンチメンバー関係なく、一人ボール一個でのシューティウ グ あたりまえのチームである。だから、試合当日は平等ではないことを教えなければ、とんでもない者がシュートを打っ ていることがある。
⑩コートの係を決定する。
 水の準備。
 スコアーの準備。
 ユニホームの準備。
 ボールケースの準備。
⑪試合以後の忘れ物の確認。

 なぜ、このようなことをするか。ユニホームはと言うと「誰々に任してあります。」との返事。一見この子の主張が正しいようであるが、レギラー一年がユニホームや部旗の後片づけをしている。かなりのハードなゲームの後に片付けている状態である。
これを指摘するとパニックに陥ることがチームに起きることがある。
だから、予行演習をする必要がある。要するに気配りが出来なく、全体の中の自分を客観的にとらえることが出来ない。これで最後にはパニックって大きなミスにつながる。だから安心材料を創っておく必要がある。しかし、このシュミレーションが絶対に役立つと信じている。
チーム事情、チームの多様化で色々な取り組み方はある。
一つの事例として参考になさってください。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー146】《セルフイメージ》 

【ある日のコーチング・カレンダー146】《セルフイメージ》
 
 学びを活かす日々が必要である。
 机上の空論で終わらせないためにも、現場で実践することが大切である。
 その姿勢は忘れることはない。
 そのために自分の能力を正しくイメージする必要がある。

 学びの一つとして

『セルフイメージ』
 セルフイメージとは、『自分はこのくらいの人間』と思い描く能力である。
 -スポーツドクター辻 秀一氏より。

 高い能力を持っているのに発揮できない人間。
 低い能力なのに、傲慢な人間。
 
どちらが伸びると思いますか。
どちららにしても正しい評価を本人が自覚できていない結果である。
 適正な能力を最高レベルにまでに高めるには『環境』『経験』『人(指導者)』『メンタルタフネス』と言うことを辻 秀一氏から学んだ。まさしくその通りである。

『環境』とは。
 好きなことで優れた能力を持つ人間が最大限の力を発揮する環境を整備すること。

『経験』とは。
 成功したことを伸ばし続けること。良いドリブルしていたのにシュートを外してしまった。シュートミスを叱るのでなく、良いドリブルを誉める手法をコーチングのテクニックとして採用する。すると良いイメージだけが記憶されていく。その内に良いシュートも副産物として生まれてくる。これを『セルフイメージ』という。

『人(指導者)』とは。
 成功する土壌を整備して、正しいテクニックを修得できるエクササイズを提供する。成 功感という『セルフイメージ』プログラムを提供するコーチ力を持つ人が、選手の周辺 に存在することが大切である。

『メンタルタフネス』
どんな環境でも成功するのだという精神的な強さを要求させること。このことが最も大 切なことである。辛い苦しいなどという感情でなく、きついことを楽しむ土壌を与え続 けることが『セルフイメージ』である。

 良いイメージを提供し続けるには、指導者のタフさも要求されるし、勉強もかなり必要である。「スポーツは文化である」ことを強く指導者は、自覚することである。

多くの本、多くのセミナー、多くの人々から学び、突き詰めようと切磋琢磨した日々がある。その多くを実践し、試し、改善し、開発して、オリジナリティを求めた。
その原点は、悔しさであり、なぜ出来ないんだという怒りであり、やれるかもという期待感であり、ささやかな成功感の蓄積である。
そして、今がある。
その『今』は過去に夢見て生み出そうとする希望を込めて、『未来』をイメージしてきたことが指導者としての大きな要因である。

この人からだけの影響ではない。
集合体としての学ぶ姿勢である。
真似ることから始めて、実践することでなし得た経験値は指導者としての財産である。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー145】《コーチとしてのこだわり》 

【ある日のコーチング・カレンダー145】《コーチとしてのこだわり》

いつの時代でも、学生スポーツの面白さがある。
出会って3年、3年で巣立って行く。
だから、3年の時間軸にこだわる。
あることこだわりチームを指導していて、らしさを引き出すための『こだわり』がある。
技術的には『走る』というこだわりであり、
戦法的には『ハイスコアー』をめざし、
戦術的には『マンツーマン』に対するこだわりであり、
何よりも『選手の自覚』を身に付けさせることである。
こだわって勝つ。
勝利至上主義のように映るが、私の指導には人間性を人間的な成長にこだわりを持つ。

技術的に良いものを持っていても、
チームの和に溶け込めない。
時間などにルーズである。
選手である前に、高校では学校の生徒であることを忘れている。
などの改善が進まない部員は、出番はまわって来ない。

指導者倉田としては、少ないルールでクラブのモラルを維持させようとする。
だから、気づかせるための強制はしない。時間もかかる。
ミーティングは、直接的に指摘しない。感じさせる言葉を選ぶ。
これが『こだわり』である。
それには時間がかかる。3年という時間が必要である。
3年生への『こだわり』は非常にキツイ。
人間的な成長なきものには厳しく当たる。早く気づけよと厳しい。
それを観て、後輩たちは成長する。
3年生への『夏へのこだわり』(ウインターカップ予選)を強く意識させる。
みんなが夏まで残るから続けるのではない。
残ってやることは、チームでは当たり前である。
多くのチームは、新チーム体制でスタートしている。
チームには、やり残していることがある。
それを完結させて卒業してもらう。
公式戦まであと1週間である。3年生に鞭が入る。
勝利する喜びを求めているが、勝つことがすべてと誤解している3年生に試練がある。
この夏で人間的な成長のあるものの先には、勝利が見えてくる。
その『こだわり』が指導者としての『こだわり』である。

この『こだわり』への理解者である3人の指導者が部活監督を支えている。
監督が何を要求しているのかを解りやすく分析して伝達してくれるくださる取り巻きがいる。
一人で黙々と指導していた時よりも、ずっと効率よく成果が出てくる。
だから、短期間(3年間でベスト4)で急成長を遂げたチームが存在する。
一部員の成長には3年間の時間軸の必要性への『こだわり』はある。
3年間続けてこそ成長する、習得するものがある。
3年の夏を監督クラッチと戦う3年生に『こだわり』を持つ。
3年間、日々真剣勝負してきたからこそ、伝わる微妙な感覚がある。
それを発揮するまでの時間軸は3年である。
3年前に三年先を意志させて育ててきたことを三年後に活かされなくてどうする。
それが3年生への『こだわり』である。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー144】《コートの中の懲りない面々》 

【ある日のコーチング・カレンダー144】《コートの中の懲りない面々》

隣の庭を見るな!
コートの中の懲りない面々。

いつの時代でもよくある話。
部員不足。
それを工夫してチームにしていくしかない。
ユーティリティプレイヤー(一人で幾つものポジションをこなす)存在を見つけなければならない。
能力あるプレイヤーが多くいるチームではないのでこんな話も浮上する。

いつもながら、どの時代でも同じミスを繰り返す。
何故できないだろうと悩むプレイヤーは存在する。
今のポジッションは、自分に合ってない。
今のポジッションは、自分のやりたいポジションじゃない。
と青い鳥症候群に陥る。

別のポジションで活躍するチームメイトが羨ましい。
自分の意志でコンバートしいてもいい。
「take a risk(冒険しろ!)」である。
チームでは、決して強制しない。
今、与えられているポジッションを変わるはOKである。
適材適所、選手の能力適正としてのアドバイスはする。
例えば、身長は低いがセンターポジションへの適正がある。
戦う姿勢、球ぎわに強いなどから、抜擢する。
すると出番が多くまわってくる。

変更はいつでもOKである。
ところが、別のポジッションに行くと
やはり、前のポジッションが良いと言い出す。
「どうぞ変わりなさい」とアドバイス。
そして、変わる。
すると「やっぱり、変わったのは間違いやった」
と言い出す。これを繰り返す。
あ~ぁ、コートの中の懲りない面々である。
適正を見決める能力ために監督・コーチが存在する。
その選手のために生きる場所、居場所を探してやる。
それがチームでのやりがいを感じる。
そして、チーム愛が生まれる。
監督クラッチの口癖の一つ。
「一生懸命に自分たちのことを考えてくれる大人を信じてみたら」
「信じてみて悪いことはない。少なくともお前を裏切ることはない」
チームに180cmを超えるガードがいた。
160cmでやたら足の速いガードが同期に居た。ところがセンターが居ない。
180cmの選手にクラッチは言った。
「お前をガードで使う気はない」と。
この選手は悩んだあげく、
「僕ガードやめます」と明るく答えた。
そして、必死でセンターポジッションをこなした。
まして、出番の少ない6番目のプレイヤーになった。
そして、大切なゲームでのつなぎに徹したことで
上位に進めば進むほど、出番は回ってきた。
彼の持つ度胸と明るさとセンターポジションでの絶妙のパスを覚えた。
試合で通用するパスを身に付けた。
チームは幾度となく救われた。
見事、スーパーサブを演じてくれた。
卒業して、チームに来たときは、ガードポジションを楽しんでいる。だけど彼には悔いはない。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー143】《信じる力の育成》 

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【ある日のコーチング・カレンダー143】《信じる力の育成》

信じる力の育成

スポーツ関連図書、どれほどあるのか計り知れない。
書店、図書館、インターネットなどなどにも氾濫している。
バスケット関係でも技術書など出版部数は凄いし、内容も充実している。
オフィスKURACHの本棚にも廃棄きれないほど蔵書としてある。

これだけの知識として得る材料が氾濫しているのに、また、学ぶ人の数が多いのに一つのプレイを機能させてゲームマネジメントに活かすことが出来ているチームがいくつ存在するのだろうか。

コーチングの基盤となる『技術論』をしっかり持ち、チームビジョンを明確にしての日常のスキルを開発しているか。そこに大きな問題を含んでいる。
書物や講習会などで与えられた技術を信じて、そのままチームに持ち帰り、コピーされた技術をそのまま使ってはいないだろうか。
凄く新鮮で、トレンドなプレイが持ち込まれた。
即採用の構図があるから、プレイヤーの能力の高低が浮上してくるのである。自分たちの実情にあうように改善工夫の跡が見られないケースとの出会いが多すぎる。
例えば、Pick&Rollがディナイ対策として持ち込まれると猫も杓子も同型のチームを目指しているようにしか見えないのである。横並び一線の技術論が浸透していくのである。
これって、どうなの?がいつも浮上してくる。
昔ながらを貫くと「それは古いですよ」と平気でコートサイドで評論家たちが騒ぎ出す。
本当ですか?
今、新しいと信じている技術は実は一昔のプレイですよと言い返しても水掛け論となるので、「そうなんですか」と言葉を飲み込むこと結構多い。

凄いなってチームは、一つの技術をすべてのメンバーに徹底し、浸透させるコーチ力があってのことであり、チームマネジメントにコーチはブレないものを持っている。それを『信じさせる能力』をコーチングの資質として持ち、『信じる力の育成』能力を持つ指導者の存在が見え隠れする。

学ぶ姿勢を否定することはない。
氾濫する知識で頭でっかちにならないことも、コーチの能力となる現状なのかと憂う。
知識漬で結局、チームがゲームに於いて機能しないようでは意味がなさない。

活かせる場を知り、徹底させて、それプレイがこのスキル、練習にて機能させることを信じる力の育成を忘れてはならない。

信じるか否かは、あなた次第である。

シーズンが始まるまでにチームマネジメントへの計画性を明確にし、チームに浸透させることが大切である。なぜ、このプレイが必要なのか。その為の説明、トレーニングの重要性、プレイを機能させるためのコミュニケーションへの重要性など、理解させる、納得させるコーチ力の質が問われる時代である。その良質な質の部分は表には出ていないのではと感じる。それをゲーム観戦などでモニタリングすることで分析する能力もチームには必要となり、スキル化する力も指導者に必要となる。
そして、成果につながる能力を持つことが問われる時代である。

そういう意味でまだ、まだ開発の余地は残されていると判断している。

信じるか否かは、あなた次第である。


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【ある日のコーチング・カレンダー142】《10÷3は割り切れる》 

【ある日のコーチング・カレンダー142】《10÷3は割り切れる》

《10÷3は割り切れる》 そんなむちゃな理論

10÷3が割り切れるという考え方。
10個のケーキは、3人で分けて食べることは出来ますよね。
けど、数学的には永久に割り切ることが出来ない数式ですよね。
数学的なことで割り切れないことをいつまでもくよくよと悩む1/3を理解させるより、10個のケーキを美味しくいただく方が、子供たちには興味がありますよね。
教室の授業で分数を理解できない生徒が、バスケットコートの中では、「3分の1寄る」ディフェンスの間を練習において理解できるんですよね。
これって、どういうことなのだろうか?

ある本で「3分の1は、割り切れる数字である」ということを信じている人が存在するという項目を見つけた。
3分の1をいつまでも、首をかしげて0.3333333333333333333∞でいつまでも悩むことよりも、
10個のケーキを3人で分けて食べることは出来ることを教える方が、生きていく上では必要じゃないのかなということを教えている本である。グジグジと悩むより、そう信じさせろという考え方の本に出会った。
なぜ、この考え方がクラッチに目に止まったのか?
丁度、ディフェンスのヘルプポジッション練習で「3分の1だけ寄りなさい」ということを教えていたときである。
チーム内に通分や分数値が理解できない部員が何人かいた。分数が理解できない部員に、「3分の1寄りなさい」という表現は、まずいなと感じた。しかし、チームの誰しもが、3分の1寄る距離間を覚えてくれなくては、理解できる距離感を教え込まなくては、チームディフェンスは機能しない。このメニューを練習するときに、この10÷3や3分の1は割り切れる数字であるという”とんでもない論法”が絶対に必要であることに気づいた。
「ここまで寄りなさい。」
「この距離が3分の1寄った距離である」と強引に教えなくてはならないときがある。
物わかりの良い指導者ぶって、物わかりの良い人を演じるより、頑固に10÷3は割り切れるという偏屈者も時には必要なような気がする。それが畷北のディフェンスの間の習得になるからである。その距離がチームを勝利に招く距離感になるからである。その距離感が絶対距離であり、数学的に割りけれなくても、チームでは割り切れる数字である。それが大切なコーチとしての理念である。そんなことを最近、強く感じるのである。

そこでコーチとしての勉強とあいなったのである。
自分が指導していたバスケットボール部の育成プログラムに”道から術へ”を考え、指導者クラッチは変身しようとしていた。
『teaching』(指導方針)&『coaching』(指導法)。これはクラッチの勝手な訳である。バスケットを楽しく取り組み姿勢を教える(道)から、勝つ術(すべ)を取り組む姿勢を追及する。
それがなぜ?10÷3が割り切れる数字なのか?
割り切れなくても良い、割り切れると信じられる体験をさせることがバスケットボール競技において必要な術(すべ)ではないだろうかと指導する立場から強く感じ始めている。

今、選手と割り切れないものを割り切るということで戦っている。
公式戦にむけてのチーム内の戦いである。
公式戦までの戦いは、指導者としての”自分自身“との戦いである。
選手も、コーチも、監督も、戦いの中心は、チーム内である。
”戦う相手は、自分自身”これがチームのテーマである。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー141】《能力の差を埋める》 

【ある日のコーチング・カレンダー141】《能力の差を埋める》

非常に指導者としての能力の高さを感じる人がいる。
「あの人には勝てない」と諦める人がいる。
このままじゃ差なんて詰まるわけがない。

良くある話じゃないですか。

ちょっと古臭い考え方とのご批判を覚悟の上で伝えたいことがある。

自分の能力の無さを憂いている指導者の下に良い選手が集まる訳がない。
にもかかわらず、「うちの選手は何でもできるんですよ。指導者の言うこともよく聞いてくれる」と選手を褒める。
しかし、あのチームには勝てないと壁を自らつくる。
そのような雰囲気を醸し出すから、公式戦が面白くなくなるのである。

能力なければ、能力をつければいいし、能力を補う工夫をすれば、戦いの場は出来る。
リクルートに長ける指導者もいれば、
戦術戦法に長ける指導者もいれば、
強い絆構築に長ける指導者もいれば、
質よりも量で補うことことに長けている指導者もいれば、
分析力に長ける指導者もいれば、
男子指導に長けた、女子指導に長けた指導者もいれば、

色々なチームを観て諦めることのなかった指導者としては、
なぜ、もっと、やらないのだろうとの疑問符が残ることが多々あった。

具体的な数値で表現すると
シーズン始めの練習試合①100対40で負けた。
そこで、そのシーズンは終わりですか。
あのチームは強いからという抽象的な理由だけ、公式戦までを否定することはなかれである。
一か月後、②90対50でも、諦めますか。
更に③80対60ならどうでしょう。
諦めないと表現する人が増えてきます。
100対40は実は80対60なのです。
この数値マジックを信じてみてください。
③までに2か月でチームマネジメントを志してはいかがでしょうか。
実は80対60は④70対70理論を私は持ち続けている。
「あなただから出来るんですよ」はもう要らない。
80-70=10 この10点差に着目してみてください。
1Qから4Qの4つのQでわずか2.5です。
取られている成功点数回数を1.25回抑えれば、70対70に出来る。
ただこれだけのことをマネジメントすれば済ことである。

「余りにも選手能力が違いすぎて、練習をする気にもなれない」と考えるのは当然であるとは、私は思わない。
差を詰める努力を『質』で問うのか、『量』で問うのか、またまた『質量』で問いかけるのか分析してみなければわからないがやる前から諦める対象ではない。

比較論で迫ってみて、どこかに隙間を見つける習慣があれば、100対40が70対70に出来る可能性はある。もしできたらそれがあなたのリスク管理能力として活用できる。
そこで70対69での敗戦なら、きっと指導者としてのあなたは「よくやった」と選手たちを褒めるに違いない。
誉めるに至るまで過程があるから出来ることであり、それが指導者として望まれる資質という能力である。

私は部活というチームマナジメントを任され、最初の3年間一勝もすることが出でなかった。その時、戦い方を変えてみたら、3年目でベスト8まで進出できた。
指導者仲間は驚かれたが私は「それを当たり前だ」と捉えたので、次を目指した。決して能力の高い指導者でも能力の高い選手をリクリートする力もなった。
ただ、『質と量』のバランスを考えて指導したことだけは事実である。
しかし、その中で時期的には『量』を優先し、能力チームにかかって姿勢は持ち続けた。そして、戦術戦略という『質』を問いかけるオリジナリティを創ろうと努力した。

そこまですると現代っ子は逃げ出しますよ。
それって、本当ですか。
勝ちあげっていく選手たちも現代っ子ですよ。
指導者が諦めたら、そこで終わりです。
せめて公式戦終わるまでは、こつこつ 地道に頑張りましょう。

信じるか否かは、あなた次第です。



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【ある日のコーチング・カレンダー140】《ディフェンスのイメージ練習》 

【ある日のコーチング・カレンダー140】《ディフェンスのイメージ練習》

ディフェンス練習の大半はイメージトレーニング。
コーチ倉田としては、日々の練習の大半はオフェンス練習。

ディフェンシブな試合が得意なチームくせして、何故かその取り組みの時間は極端に短い。
それはなぜ?
理想論として、自チームのオフェンスが機能すれば、負けることはないと自負している。
自チームのオフェンスを抑えることが出来れば、相手チームが勝つ。
練習に於いて常にここを抑えれば、このように即座に反応して次を考える。一人で出来なければ、チームとして対応する。協力は最大3人まで、あとの二人は次への対応を考える。
そのような練習をしているので、自然にディフェンス力がつく。ディフェンス練習の多くは、練習試合に於いて練習するといっても過言ではない。
それこそ、信じるか否かは、あなた次第である。
コーチとしての理念の一つである。

では、そのディフェンスのイメージです。

「バスケットボールのメンタルトレーニング」ジェイ・マイクス著( 大修館書店)を活用し、イメージトレーニングとして脳にインプットさせる。そして、練習試合でアウトプット(プレイ)させる。
-その抜粋-
適切なスタンスとバランスでディフェンスしている自分自身を視覚化していることから始めよう。
体重が両足の裏に等しくかかっています。
かかとは床にほとんどついてなく、足の幅は肩よりやや広めになっています。
頭は両足の中点の真上にあります。頭を上げ、膝を曲げ、背中をまっすぐにし、腰を低くします。
両手はどんなパスもそらそうとしています。
間接が全部曲げられ、いつでも動ける体勢になっています。
ボディバランスの良さがディフェンスでの機敏な動きをさせます。
機敏に動く足はすごく軽い感じです。ものすごく機敏にスライドして、動いています。
自分のマークをディフェンスしているときの、軽やかな足のスライドと動きを感じましょう。
今や、ディフェンスでいつもより機敏に動いています。ものすごく機敏です。

軽やかで機敏な足の感覚を感じましょう。
開いて寄せて、開いて寄せて、スライドして進んで。スライドして進んで、開いて寄せて。
ディフェンスで足は軽やかで機敏です。
開いて寄せて、開いて寄せて、スライドして進んで。
さあ、反対方向に機敏にスライドしている自分を感じましょう。
足は反対の方向に対しても軽やかで機敏です。
開いて寄せて、開いて寄せてと足が機敏に動くのを感じましょう。
ディフェンスのスライドがすごくスムーズで、優雅で、機敏です。

次の瞬間に、ディフェンスのスライドをスローモーションで視覚化しましょう。
スムーズに気づき、感じましょう。

ディフェンスを楽しんでいます。ディフェンスは相手を止められるのでおもしろい。
ディフェンスに与えられる課題を楽しんでいます。
身体的に激しく、精神的に抜け目なくディフェンスをしています。
いつも予測しています。相手の動きやプレイが起こる前に、それらに対していつも準備できています。
いつも準備体勢ができていて、予測しています。ディフェンスを楽しんでいます。
あなたは、オフェンス、ディフェンスともに楽しむオールランドプレイヤーです。
ディフェンスで完全に集中しています。
視覚的なソフトセンタリング(ばくぜんと見る)によって、自分のマークマンとコート全体を見ることができます。
抜け目なく、いつも予測しています。
ファウルをせずに、積極的にクリーンにディフェンスしています。
ディフェンスを楽しんでいます。
あなたは、オフェンス、ディフェンスともに楽しむオールランドプレイヤーです。

今すぐ、ものすごく激しいディフェンスしている自分を視覚化しましょう。
チームリーダーで、いつでもディフェンスで声を出しています。
「スクリーンだ!」と言って、チームメイトを助けています。
「スイッチ!」と大声で叫んでいます。チームメイトを励ましています。
あなたはディフェンスのリーダーです。

深呼吸をして、リラックスしましょう。
もう一回深呼吸をして、ディフェンスをしている自分を好きなだけ視覚化し続けましょう。最も機敏にうまくディフェンスの正しい動きをしている自分自身を見てみましょう。

積極的に、抜け目なくディフェンスし、自分のマークマンにボールが渡る前にディフェンスのことを考えている自分を視覚化しましょう。
自分のマークマンにボールが渡らないようにしている自分を視覚化しましょう。
ディフェンスのリーダーとしての自分を視覚化しましょう。

好きなだけ視覚化を続けましょう。
あなたは優秀なディフェンスプレーヤーです。最も機敏に正しい動きをしています。
積極的に、抜け目なく非常に激しくディフェンスしています。
あなたは優秀なディフェンスプレイヤーです。

好きなだけこの快いリラックス状態にいます。
あなたは今や、身体的、精神的にリフレッシュしています。

この項目をわかり易く、教える能力は指導者には必要である。

それだけでディフェンス力アップにつながるのか。
当然、そのスキルはチーム創りの初期に手堅く、しつこく教えることは忘れていないが長く費やされることはない。
イメージされることを表現できるように鍛えるのが指導者としての仕事であり、チーム内での役割である。
信じるか否かは、あなた次第である。



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【ある日のコーチング・カレンダー139】《練習試合の位置づけ》 

【ある日のコーチング・カレンダー139】《練習試合の位置づけ》

《ためし》 
3年生から新チームにバトンタッチのために
練習試合で課題ありの試合にも簡単に負けなくすること。
 
 練習試合の基本的考え方は「負けても良い」である。練習の課題を試す場であるので、今やチームが取り組み最中のシステムの点検である。試しの段階での失敗は良い学習の材料である。しかし、課題を与えても負けなくなった。
負けた内容を自己分析させて考えさせるための練習であるべきである。

練習試合の活用
①下位チームとの対戦結果の分析
②同レベルチームとの対戦結果の分析
③上位チームとの対戦結果の分析
 
 練習試合を計画した日は必ず3ゲームする。その基本的取り組み姿勢がこの3つがシステムチェックである。どのレベルにチェックポイントをおくのか。③→②→①の順序である。だから、練習試合はよく負ける。その試合結果の分析は次週の練習再会日に来週の練習試合までの課題提起とする。その練習メニューを監督・指導者は指導能力として必要である。練習試合での勝ち負けを鵜呑みに出来ない。この結果をチームの力とは分析しない。公式戦でチーム最大の力の発揮がチーム創りの目的であるから、練習試合で色々の試みの材料を持ってゲームをさせたい。
 
 練習試合で試しの材料
・総合的システムの確認。
・ゲームペースの確認。速攻主体のゲームメイク。
・ガードのゲームメイク。ガードは簡単にメンバーチェンジしない。どんなレベルのガードでも少なくとも1Q10分はプレイさせるべきである。
・プレスディフェンスのシステム確認。
・チェンジングデイフェンスのシステム確認。特にディナイ←→Vディフェンスへの変化 は私のチームのメインであり、武器である。
・マッチアップゾーンのシステム確認。
・セットオフェンスのシステム確認。マンツーマンシステム。ゾーンシステム。
・ストーリングやセミストーリングの時間とシステムの確認。
・ファールを予想してのポイントになる選手を外してのゲームメイク。
・例えば残分5分で10点差を設定してのゲームメイク。アリーオフェンスのシステム確 認とプレッシャーをかけた状態でのゲームメイクの経験。
・試合はじめから、相手チームに10点や20点のハンディを与えてのゲームメイク。も ちろん、練習試合相手には内緒でこちらサイドだけの加点方法で実施する。
・新人要請の為の試合。
・2軍戦。相手チーム指導者・監督との話し合いで実施。どんなレベルでも、相手が弱い からとメンバーを落としてのゲームはしらけるし、失礼な行為である。相手指導者・監 督の話し合いの上での実施なら別問題である。
・センター中心のオフェンス展開。
・ナンバープレイだけでのゲームメイク。特に遠征などで連戦疲れでのゲームはペースを 落として実施しないと負傷に繋がる。
・プレスデフェンスに対してのボール運びは基本的にガードのドリブルワークで突破させ る。特に新チーム結成の初期においてはガードの能力育成には必要な試練である。相手 がゾーンプレスであろうが、マンツーマンプレスであろうが少々野蛮な指導であるが、 強いハートのガード育成には欠かせない取り組みである。ガードの能力が見えて来た時 期には、特にボールを運ぶ能力が無いガードの時には、パスやつなぎのシステムを徹底 させる。
・ワンポイントリリーフの試し。
・マネージャーの試合参加。単にスコーアーを付けているのではない。ランニングスコアーボードの得点確認、ファール回数の報告など公式戦でのアクシデ
 ント対策にも成るのでしっかり教育しておく。マネージャーは16番目(大阪府高体連 ルールではベンチプレーヤーは15名)の戦力である。オフシャルミスでの勝敗左右さ れるのは、チームにとって非常にマイナスである。
・メンバーチェンジ請求時に誰とチェンジしろと指示なしで変える。コートアウトさせる メンバーに変わって、「次は俺だ」との自覚を持たせるのは必要な行為である。
・ノータイムアウトゲーム。チームに大切な時期はいつかなど、自分たちでゲームメイク させる。
・監督・指導者としてのタイムアウト請求時期の確認。ミスプレーがどれだけ続けば、ゲームペース修復、可能か不可能かを確認する。

この様なことを想定して、『試し』を行うのが練習試合であり、勝敗は時期的には余り問題視しない時もある。時に新チームへの移行期には、勝敗は度外視したもので、基本となるチームイズムを考えさせることを優先させる。
上級生が見本なる時期にはおおいに活用すべきであり、指導者よりも的確に教えることが出来る内容もある。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー138】《シャトルラン》 

【ある日のコーチング・カレンダー138】《シャトルラン》

スキル創りとスタミナつくりの原点。
シャトルラン。

体力的スタミナ
監督倉田の理論である「シャトルラン形式」での練習メニューが多い。その結果、心肺機能は自然に強化されていく傾向が強い。他のコーチとの談話で「倉田が指導するチームは良く走るスタミナのあるチームですね」とよく言われる。確かに練習時間2時間30分程度にしたら、結構体力的なスタミナのあるチームである。しんどい練習を楽しくやろうが浸透されているのか、もう動けないと言う態度はなかなか示さないのでついハードなメニューを組んでしまう。一生懸命さが評価されるので頑張る姿勢はある。

最も悔しいこと。それはしんどくて負けてしまったこと。技術や戦法で負けるのなら何とかなる。「しんどさで負けるのは恥である」が基本姿勢である。

何かをしなければ次のことに入れないシステムの練習メニューが大半なので知らず知らずに体力が付いていく。練習を考える時にインターバルやレペテーショントレーニング効果を要求しているのが成果となってチームに浸透いる結果である。体力トレと技術練習を分ける必要を余り感じていない。インターハイ常連監督とのバスケット談議で「日々の練習のフットワークの必要性」が話題になった。監督倉田との見解は次のことで一致した。必要性を感じるがフットワークだけのトレーニングの時間は、無駄である。技術と体つくりのトッピングである。

限られた練習時間には同時進行で能率をはかることが公立高校界での指導者の手案である。指導していた高校チームでは体育館が連日使用可能でも、オーバートレーニングにならないように心がけている。オーバーワークはやる気の向上にはつながらない。やる気を持続させる努力がコーチングのテクニックの一つである。日本リーグ(NBL)元監督に「先生の指導するチーム・選手は、ばてることを知らないチームですね」とよく言ってくれる。「どんな練習なさっているんですか?」と質問されるといつも答えることはただ一つ「シャトルラン形式」の練習と答える。

 7~10分間周期の練習メニュー。7~10分-休-7~10分とかその倍数分でインターバルを組む。7~10分間全力の練習はチーム全員順番制でやるが結構きつい。7~10分間全員が全て動いているという感覚でなく。1回実施2回待つ感じで全力投球させる。これが練習メニューの基本的考え方である。イージーミスにはペナルティあり。腕立て10回が定番で判定は自己申告か、チームメイトの指摘で実施する。監督はこれには口出ししない。ミスに対しては容赦なしにチームメイトからの指摘を受ける。この取り組む姿勢が強い体力を生む出す要因ではないかと分析している。

シャトルラン形式に考えて走る、考えてプレイすることを組み込み、パターン化されたドリルとして即、ゲームに役立つ、機能させることを目標にスキル、メニューを創る。
心肺機能強化が重要なポイントの競技であるから、それを組み込んだドリル・メニューは当たり前である。競技スポーツとしての勝敗の分岐点の一つとして重要な考え方である。
しんどくて負けた、スタミナ不足なんてこと聞きたくもない。
練習量があるから強いのではなく、考えてスキルを創るからスタミナや持久力もつくのである。質と量を兼ね合わせたスキル・ドリルの開発こそ指導者・コーチの仕事である。
しんどい練習を嫌がっているようでは、勝利は望めない。そのことは、指導者も選手もよく知っていることである。科学的に分析したものを提供すれば、チームも個々の選手も大きく変われる要素、能力は潜んでいると信じて指導している。

信じるか否かは、あなた次第である。

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【ある日のコーチング・カレンダー137】《コーチング理念構築を考える》 

【ある日のコーチング・カレンダー137】《コーチング理念構築を考える》

揺れ動く日本バスケットボール界だからこそ、理念構築で着地点を模索しなければならないと強く感じる。

《コーチング理念構築を考える》
指導する時の姿勢。解り易いコーチングを求めて。

倉田式「コーチの理念」
成功の礎。
技術を論じるときにまず考えること。
①このチームに何が必要かを考察する。
②そのチームのイメージを巡らせ、練習メニューをリストアップさせてみる。
 そして、一度はプレイさせてみる。
③それは成功しそうか。成功感だけが残るメニューとしてプログラムする。
④それは簡単にプレイできることなのか。簡単ではあるが、「あき」は来ないか。
⑤それの技術は、バスケット的に矛盾はないかどうか。
⑥その技術を練習することが楽しいかどうか。
⑦試合でチームの全てのプレイヤーが使えるものか。試してみたくなる技術かどうか。
⑧それは、力強くプレイできることなのか。
⑨それは、考えること(オプション)が必要なのかどうか。
⑩オプションは3つまでを分解してコーチできるものかどうか。
⑪試合で試せて成功すれば、直ちに次のバージョンプログラムを提供する。
 
 コーチ倉田としては、「苦手の克服をする練習メニューは必要ない」と考える指導者である。成功感を最も大切にする指導者である。
「なぜ、出来ない」と叱る前に、出来る練習を、成功する練習を提供したいタイプの指導者と自己分析している。
「なぜ、取れない」と取れそうもないパスを送り続けて無駄な努力をするよりも、「やれば、取れそうな」、または「やれば、出来る」を指導する方が効果的であると考えるコーチである。
 例えば、パスインターセプトの練習では、必ず取れることをプログラムする。この方法は、意欲を創造させる。一度成功したことは、良いイメージだけを身体が覚えている。成功感を持つプレイヤーは、成功させるように身体を動かす、だから成功する。挫折感の中には進歩はない。成功感こそが「努力の礎」となる。「俺たちだってやれば出来るんだ」と思いを抱かせる指導が大切と考えるのである。この考え方が監督倉田の理念である。
チームマネジメント、組織マネジメント、コーディネーターを育てること急務である。
好き勝手が横行する組織となるのではと危惧する。
ビジョンなき者は去れ!
ビジョンを浸透させる組織力を創ることが急務である。

信じるか否かは、あなた次第である。


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